【社長インタビュー】VTuber業界の変化と切り拓く未来 -2024年上半期総括とClaNの新たな展望-
みなさんこんにちは!
ClaN Entertainment 広報の吉田です☺︎
ClaNは9月をもって上半期を終え、10月から下半期がスタートしました。
2024年上半期(4月〜9月)は、事務所移転から始まり、「にゃんたじあ!」や「ぱらすと!」のデビュー、そして海外進出の発表など、ClaNにとって大きな変革の時期でした。
今回は、大井社長へのインタビューを通じて、この期間を振り返りながら、下半期に向けた方針を掘り下げていきます。
ぜひご覧ください!
Q.本日は上半期を振り返りたいと思います!上半期は事務所移転から始まりましたね。
やはり、オフィスが大きくなったことによる「働く環境の変化」は非常に大きかったと感じています。これまでは、全員の顔が見えるサイズ感のオフィスでしたが、組織の拡大によるオフィス移転で約2倍の広さになり、組織としても次のフェーズに進んだことを実感しています。
また移転後、福利厚生が改善されたという声も多く聞かれました。例えば、オフィス内に自販機が設置されたり、無料で提供されるお菓子があったりといった具体例があります。さらに、立地面でもご飯屋さんが充実していたり、キッチンカーが来たりといった副次的な要素も含めて、社員にとってもより働きやすい環境になったと僕自身も感じています。
■ 新オフィスレポートはこちらをご覧ください↓↓
https://www.wantedly.com/companies/company_7437105/post_articles/891057
Q. 新執行役員体制についてはいかがですか?
6月に新しい役員体制を発表しました。
実態に合わせてしっかりと実績のあるメンバーが昇格したので、組織内で大きな変化があったわけではありませんでしたが、組織が大きくなる中で必要な権限移譲を進めることはできたと思っています。
会社設立から約2年半が経ち、事業拡大をしながら多くの経験を積むことで、頼り甲斐のあるメンバーが育ってきていると感じています。
この新しい役員体制になったことは、オフィス移転と同じくらい、組織のフェーズが変わったことを象徴する出来事ではありました。これは、事業拡大とともに組織の拡大も進んだ、今年度の大きな変化の一つだと捉えています。
■ 新執行役員体制のプレスリリースはこちらをご覧ください↓↓
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000100.000100939.html
Q. 今年はサンリオさんとの関係がより強くなった時期でもありましたね。
今期は、「にゃんたじあ!」2期生のデビューを実現した一方で、資本業務提携並びにグローバル進出も同時に発表させていただきました。日本発世界に向けたVTuber事業として、包括的に共同事業を展開することで、より大きな成果を出していきたいと思います。
“ClaN Entertainment”という英語の社名は、VTuber事業を軸とするグローバル進出を想定し、そういった展開も見据えて決めました。ただClaN単独での進出については難しさを実感していた中で、今回の提携は悲願であるグローバル進出を実現する一歩であり、パートナー企業としてのサンリオさんの存在は非常に心強いと感じています。
■ グローバル進出についてはこちらをご覧ください↓↓
https://www.wantedly.com/companies/company_7437105/post_articles/926353
Q. その他に印象的だったことはありますか?
個人的に印象深いのは、“MUSIC VERSE Fes.”(2024年6月9日実施)ですね。ClaN史上最大規模となる「パシフィコ横浜」という大きな会場で、初めての規模でリアルイベントを実施しました。会場で数千人の観客がペンライトを振り、歓声をあげて楽しんでくださっている姿は、私にとって非常に感動的でした。
これまで数多く実施してきた配信コンテンツでも広がりを感じていましたが、対面イベントならではの醍醐味も強く感じた瞬間でした。
■ MUSIC VERSE Fes.のイベントレポートはこちら↓↓
https://note.com/clanntv/n/n943a5752797c?magazine_key=m877242a83395
Q. 本当に盛りだくさんな半年でしたね!特に大変なことはありましたか?
大変なことはたくさんありましたが、組織と事業が拡大する中で、社員に「任せる」という点は強く意識していました。
事業も会社も「人が作るもの」という認識が強いので、従業員の意見や行動を最大限に活かすことで、会社としてスケールアップできると考えています。結果として、様々なバックグラウンドを持つ社員と共に多くの成果を上げることができました。もちろんまだまだ課題はあるので日々改善するべく動いていますが、少しづつ前に進んでいる感覚はあります。
Q. 業界における大きな変化は何だと感じられていますか?
他の業界やエンタメとの境界線がなくなっていて、いわば「総合エンタメ化」が進んでいると感じています。
当たり前の話に聞こえるかもしれませんが、例えば、これまでVTuberとリアルなアーティストやタレントとのコラボに対してファンの方々からは否定的な意見も少なくありませんでした。ただ今ではそのようなコラボを求める人が増え、VTuber業界が次のフェーズに入ってきたと実感しています。
アーティストに限らず、ストリーマーとのコラボやリアルイベント、さらにはグローバルでも国境を超えてコンテンツが愛されるようになり、あらゆる境界線がどんどん消えていく中で、VTuberというジャンルがますます拡張している感覚が強いです。
Q. コンテンツにおいて、ファンとの関わり方で特に意識したことはありますか?
ユーザーファーストであることを常に意識しています。ClaNのバリューにも「ユーザー目線」を掲げていますが、アーティスト集団ではないので、ユーザーに楽しんでもらえるものを作り、提供することが私たちの仕事だと考えています。
その上で、「半歩先をいく」ということも心がけています。「人が求めるもの+新しい要素=面白いコンテンツ」だと考えており、ユーザー目線を持ちながら良い意味で期待を裏切り続けることが、エンタメを作る上での難しさであり、醍醐味だと感じています。
■ ClaNのバリューはこちらからご確認ください↓↓
https://clan-entertainment.com/philosophy/
Q. 組織規模が拡大したフェーズでしたが、活躍した社員の印象はいかがですか?
これもコンテンツと少し近いですが「一歩先、一歩上の視点」を持つことが重要だと思います。ClaNはまだ設立してまもなく、成長過程であるからこそ、決められた役割の一歩先を行ける人を求めています。そのため、背伸びしている姿勢を評価する組織であることが、個人と組織の両方の成長につながると考えています。
ClaNの昇格は相対的に早いと思いますが、これは年齢や社歴に関係なく、この一つ先の視点を持っている人を基準としているからです。ポテンシャルがある人には、どんどん経験と責任、成果を積み上げていってほしいと思っています。
そのため、今から一緒に働く人には、どこか野心を持ち、「成し遂げたい!」と思っている人が良いですね。現在のClaNは、イベント、番組、YouTube配信に加え、グローバル事業など、エンタメを様々な角度から作り上げられる環境です。その中で、突き抜けたいという強い思いを持つ人に来てほしいと思っています。
Q. 今後の展望と下期に向けた大きな目標を教えてください。
大きくは2つあります。
1つ目は、現在進行中のプロジェクトを一つ一つ丁寧に進めていくことです。エンタメは外から見えるほど華やかで派手な仕事ではなく、むしろすごく小さな努力や工夫の積み重ねが成果を出すと考えています。だからこそ、長期的な視点や計画・戦略を的確に持った上で、一つ一つの業務を丁寧に進めることが大事だと考えています。
2つ目は、新しいプロジェクトやサービスを仕掛け続けることです。挑戦し続けることが成長や成功に繋がると思っているので、この姿勢は崩さずに行きたいと思っています。現在も国内外問わず、新しいプロジェクトの準備を進めており、大きなコンテンツが世の中に出てくる思いますので、期待してもらえればと思います。
今後に関しては先日、次期中期経営計画を立てました。かなり自分の中では確信を持てる内容になったので、この計画を具体に落とし込みながら実現に向けて全社で進めていきたいと思います。
Q. 最後に、大井さん個人としてこの半年で一番誇りに思う瞬間はなんでしたか?
MUSIC VERSE Fes.やコミケの際に、部署を越えて立場や役職に関係なく、みんなが自然と一つの目標に向かって動く空気を感じました。そういった一体感のある瞬間に触れると、なんとも形容し難い充足感に満たされます。誰に対しても、胸を張って「いい会社だよ」と言える瞬間だと思います。
イベントの際も感じましたが、自分たちが手がけたコンテンツでお客さんが実際に喜んでいる瞬間を見ることは本当に感動します。周りから見たらあまり顔には出ていないと思いますが、、(笑)
大井さん、本日はありがとうございました◎
いかがでしたでしょうか?
ノンストップで走り続けた2024年上半期。ClaNはこれからも、多くのエンターテイメントをお届けするべく、歩みを進めていきます。
私たちと共に、VTuberを “世界へ” 届ける志を持った方々の応募をお待ちしております!
ご一読いただき、ありがとうございました☺︎
インタビュアー:星智子 / ClaN Entertainment 広報
執筆・編集:吉田るな / ClaN Entertainment 広報