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【SNS運用の極意①】榊󠄀原清一氏が語る「TikTok」「YouTube」「Instagram」「X」の運用戦略とは?【EMOLVA Story(4)】
プロローグ
現代のマーケティングにおいて、SNSの活用はもはや避けて通れないものとなっている。
日本の広告費割合の推移を見ると、
2021年にはインターネット広告費がマスコミ4媒体を抜いてトップになっている。
しかし、SNSはただ運用すればよいというものではない。
それぞれのプラットフォームには独自の特徴があり、
ターゲット層や投稿内容を適切に設計することで、初めて大きな成果を生み出すことができる。
「どのSNSをどのように活用すれば、最も効果的な結果を得られるのか?」
この問いに明確な答えを持つことが、成功のカギとなる。
今回は、SNSマーケティングの専門家であり、
企業SNSの運用代行・コンサルティングを手掛ける、株式会社EMOLVAの代表取締役である榊󠄀原清一氏に、「TikTok」「YouTube」「Instagram」「X(旧Twitter)」の4つのプラットフォームを活用した戦略について詳しく伺った。
MC
いつもお時間いただきありがとうございます。本日もよろしくお願いします!
榊󠄀原氏
こちらこそよろしくお願いします!
MC
実は最近、自分でもSNSを活用して集客や採用を促進したいと思ったのですが、 どのSNSプラットフォームを利用するのが良いか全然分からなくて… 今回は榊󠄀原さんに、各SNSプラットフォームの違いと利用用途についてお聞きしたいと思いました!
榊󠄀原氏
わかりました。
SNSの運用手法は非常に奥が深いので、
複数回に分けてお話しできればと思います。
今回は初回として、
まずは各SNSプラットフォームの概要について説明します。
SNS運用の極意は
適切なSNSプラットフォーム選定と施策プランニング
榊󠄀原氏
SNSマーケティングにおいて最も重要な事は、
企業課題に応じた適切なプラットフォーム選定と施策プランニングです。
現在の主要なSNSプラットフォームは、大きく2つに分けることができます。
「TikTok」「YouTube」「Instagram」「X」は、新規開拓とブランディング、
LINEとFacebookは、集めた新規顧客のフォローとグリップに使います。
「FBを今も新規顧客に使えるのか?」と聞かれる事があります。
広告を出してターゲティングする事は意味がありますが、拡散機能は現状はないので、
その意味での新規顧客獲得には使えません。
MC
すごく分かりやすいです…!
例えば、私のように、「SNSを用いて集客や採用を促進したい」という場合には、
「TikTok」「YouTube」「Instagram」「X」を用いることが効果的なのでしょうか!?
榊󠄀原氏
そうですね。
しかし、成果を出すには、
各々のSNSプラットフォームのアルゴリズム、トレンド、カルチャーを知る必要があります。
今日は「TikTok」「YouTube」「Instagram」「X」について、
それぞれのSNSプラットフォームの特徴をお伝えします。
(1)TikTok:エンタメ性と属人化が鍵
榊󠄀原氏
TikTokの最大の特徴は、コンテンツのスピード・パワフル・面白さ です。
TikTokはフォロワー数に関係なく動画が評価されるアルゴリズムを持っているため、
1本でも「バズる」動画を作れば一気に拡散されます。
反応が大きければ、人気の投稿がユーザーに優先的に表示されるようになっているので、
再生数が増えれば増えるほど、表示回数も増えるため、結果的に大きな再生数となり話題になります。
MC
具体的には、どんな投稿が効果的でしょうか?
榊󠄀原氏
TikTokを企業が運用する上で最も重要なことは、「エンタメ性」と「属人化」です。
TikTokは基本的に「暇つぶし」のメディアなので、
ユーザーが気軽に楽しめるエンタメ性のあるコンテンツが求められます。
企業アカウントでも、PRよりも「面白い」「ためになる」と思わせるコンテンツを作ることが重要です。
実際に私がTikTokで「アニヲタ榊󠄀原社長」として、
アニメ作品やフィギュアの紹介をするチャンネルを運営するのも、
視聴者の方に、ちょっと面白そうなヲタクの社長として、認知を取ることが狙いです。
(2)Instagram:メディア化でフォロワーを増やす
MC
Instagramは写真・動画投稿がメインですが、企業が運用する際のポイントはありますか?
榊󠄀原氏
Instagramの運用で重要なことは、
ユーザーが必要とし、有益と感じるコンテンツを配信することです。
現在、InstagramがGoogle以上に情報収集用のSNSとして使われていることから、
Instagramは「メディア化」が成功の鍵になります。
MC
「メディア化」とは、具体的にどのような施策でしょうか?
榊󠄀原氏
たとえば、美容関連の企業であれば、
単なる商品紹介ではなく「スキンケアのコツ」や「美容成分の解説」などのコンテンツを投稿することで、潜在層の興味を引くことができます。
また、Instagramのアルゴリズムを活用するためには、
「保存数」「コメント数」「視聴時間」が重要な指標になります。
ユーザーが「後で見返したい」と思う投稿を作ることで、自然とリーチが伸びるのです。
(3)YouTube:信頼性の獲得と情報の深掘り
MC
YouTubeは長尺動画のプラットフォームですが、他のSNSと比べてどのような違いがありますか?
榊󠄀原氏
YouTubeの最大の利点は、「信頼性の獲得」と「情報の深掘り」ができる点です。
TikTokやInstagramが短尺コンテンツで興味を引くのに対し、
YouTubeではより詳しく情報を伝えることができます。
MC
企業がYouTubeを運用する際のポイントはなんですか?
榊󠄀原氏
まず大事なのは、視聴者にとって価値のある動画コンテンツを作ることです。
YouTubeは視聴時間がアルゴリズムに影響を与えるため、 ただ単に商品やサービスを紹介するのではなく、
専門性の高いコンテンツを提供し、 視聴者に「このチャンネルは役立つ」と思ってもらうことが重要です。
また、TikTokやInstagramなどの短尺動画プラットフォームと連携させることも効果的です。
たとえば、TikTokで簡単に紹介した内容をYouTubeで詳しく解説することで、 異なる層のユーザーを取り込むことができます。 このあたりのプラットフォーム間の連携については、 改めて詳しくお伝えしようと思います。
(4)X:即効性と拡散力に優れたコミュニケーションツール
MC
Xの活用方法についても教えてください!
榊󠄀原氏
Xは「拡散力」と「リアルタイム性」が強みのプラットフォームです。
X運用の目的を達成するには、フォロワー数の増加だけでなく、
フォロワーをファン化することが重要です。
つまり、「このアカウントをフォローすると有益な情報が得られる」と ユーザーに思わせることが求められます。
(フォロワーの種類は細かく分類できますが、こちらは別の機会に詳しくお話しします。)
MC
投稿の内容はどのように設計するのが良いでしょうか?
榊󠄀原氏
Xを運用する上で最も重要なのは、 企業としてではなく「個人」として情報発信をすることです。 Xはユーザーとのコミュニケーションが取りやすい「対話型のプラットフォーム」であるため、 個人の発信のほうが共感や信頼を得やすくなります。 会社の公式発表や事務的な告知ではなく、 個人としての考えや経験を交えた投稿を心がけることで、 より多くのユーザーと関係を築くことができます。
最後に:SNSを連携させることで最大の効果を生む
MC
今まで、それぞれのSNSの特性をここまで意識的に分別したことはありませんでした…!
もっとそれぞれのSNSの運用方法や、実際の事例についても知りたいです!
榊󠄀原氏
ありがとうございます。
各SNSはそれぞれ特性が異なりますが、
単体で運用するのではなく連携させることで、より大きな効果を生み出せます。
例えば
①TikTokで興味を引き、
②Instagramでさらに深掘りし、
③YouTubeで信頼を獲得し、
④Xで拡散する
といった流れを作ることで、ファンの育成やブランド価値の向上につながります。
今日は全体の概要に関するご説明まででしたが、
次回はSNS同士の連携と、明日からできるTikTokの運用を一部レクチャーしましょうか。
MC
そのお話し凄く気になります!!
次回のインタビューが凄く楽しみです!!!
本日は貴重なお話をありがとうございました!
榊󠄀原氏
こちらこそ、ありがとうございました。
EMOLVA Story(4) Fin-
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代表取締役|榊󠄀原清一(さかきばらせいいち)
「東京理科大学大学院卒業後、サイバーエージェントにてインフラエンジニアとして勤務。
その後、企業のSNSアカウント運用代行や、インフルエンサーを活用したプロモーションを含む、SNSマーケティングの総合戦略立案から実行までを手がける株式会社EMOLVAを創業。
2025年現在、10期目を迎える。自身も50万人以上のフォロワーを持つインフルエンサーとして活動し、これまでに500社以上の企業にSNSマーケティングサービスを提供。
顧客はベンチャー企業から中小企業、大手企業、地方自治体、さらには国まで多岐にわたる。」