✅チームの偏りを直す採用ではなく、偏ったまま届く範囲を、広げるための採用をしたい
ものづくり企業を応援するweb制作会社・fūun(フウウン)の現メンバーは、かなり人間的に偏っています。(スキルも互いにあまり被らないか、被っても価値観が異なるので、捉え方も違います)
目次
✅チームの偏りを直す採用ではなく、偏ったまま届く範囲を、広げるための採用をしたい
😋偏っているから、フックが生まれた、差別化できた
🧐でも、フックをつくるだけでは、仕事は続かない
😲必要なのは、外向的なタフネスさ
😌偏りをなくす人ではなく、異なる強みで外へつなぐ人
🌏 fūunについてもっと知る
エンジニア、Webディレクター、アートディレクターと、それぞれの専門は異なりますが、いわゆる「営業が得意な人」が集まってできた会社ではありません。むしろ、全員が違う方向へ偏っている、内向型のチームです。
😋偏っているから、フックが生まれた、差別化できた
偏りは、会社組織として見ると扱いにくいものかもしれません。でも、その偏りがあったからこそ、fūunの発信や仕事には、少し変わったフックが生まれました。
メンバーの個人的な関心から始まった記事をきっかけに、会社を知ってくれる人がいたり、noteに取り上げてもらったり、「なんとなく、この会社が好きです」と言ってくれる人が現れたり。
また、建築業界のように、外部の人間が仕事や価値観を理解するまでに時間のかかる業界にも、『ものづくり』に対する考え方や取り組みに少しずつ信頼していただき、案件がつながるようになりました。
建築事務所は、WebやSNSだけでなく、採用、イベント、ホワイトペーパー、業界向けコンテンツまで、その会社や業界について調べながら支援の範囲を広げています。SNS支援の開始後、約1日でアルバイト採用につながった例や、採用計画から1か月で正社員採用につながった例も生まれました。
最初から建築業界に特化したweb制作会社だったわけではありません。
ただ、分からないからこそ、自分たちの内向型特有の妄想力や、共感力、そして、とにかく彼らに無駄なコストをかけさせず、正しい戦略で、本来一番作り手として大切にしたいものを守る、彼らが大切にしようとしているなにか、を言語化し、施策として提案する。
その入り込み方が、結果として、『仕事を任せてもらえる』というまず最初の信頼として繋がったのだと思います。
🧐でも、フックをつくるだけでは、仕事は続かない
一方で、発信やクリエイティブによって関心を持ってもらうことと、その先で関係をつくり続けることは、別の仕事です。
- 記事を読んでもらう。
- SNSを見てもらう。
- 誰かに紹介してもらう。
- 一度、話を聞いてもらう。
- 相手の話を聞く。
もちろん、提案やディレクションの経験がないわけではありません。むしろ、顧客の事業へ深く入り込み、曖昧な相談から考えるところは、fūunが大切にしてきた仕事です。
ただ、案件は、最初に正しい提案をすれば、そのまま予定どおりに進むものではありません。
- 話し合ううちに、顧客の考えが変わる。
- 社内で新しい意見が出る。
- 予算やスケジュールが変わる。
- 依頼されたものと、本当に必要なものの間にずれが見つかる。
- 制作途中のものを見て、初めて言葉になる要望もある。
そして、ときには、顧客が望んでいるものと、私たちが必要だと考えるものが一致しないこともあります。
依頼どおりにつくった方が、話は早いかもしれない。
相手の希望をすべて受け入れた方が、その場は穏やかに進むかもしれない。
それでも、運用できない施策や、目的につながらない制作物、会社の実態から離れた表現をそのまま提案することは、長い目で見ればクライアントのためになりません。
だから私たちは、
- 「それは今、本当に必要でしょうか」
- 「つくる前に、こちらを整理した方がよいのではないでしょうか」
- 「その方法では、続けることが難しいかもしれません」
と、ある意味では言いにくいことも伝えてきました。私たちが考える優しさは、相手の希望をすべて肯定することではありません。
- 限られた予算や時間を、必要のないものに使わせないこと。
- 実行できない施策を増やさないこと。
- その会社が大切にしてきたものを、マーケティングの都合だけで削らないこと。
そのためには、ときに意見を交わし、互いの考えをぶつけながら、目的に戻って考え直す必要があります。
ただ反対するのではなく、なぜ難しいのかを説明し、代わりの方法を考え、顧客と制作チームの双方が納得できる着地点を探す。
そうした対話を投げ出さずに続けることも、fūunのディレクションの一部です。
そして私たちは、この人とのやり取りを長く引き受け、関係を前へ動かし続けることそのものにも、一つの専門性があると考えるようになりました。
😲必要なのは、外向的なタフネスさ
そこには、私たちには足りていない、少し「陽キャ」的なタフマインドが必要なのだと思っています。必要なのは、相手の要望を何でも受け入れる強さでも、強い言葉で場を動かす力でもなく、対話のなかで必要以上に傷ついたり、抱え込んだりせず、何度でも仕事を前へ戻せるタフさです。
私たちもこれまで、その役割を担ってきました。ただ、まだ会社の体制も人員も完備されていない中で、ものを深く考え、つくることに集中するメンバーが、クライアントとの細かな調整や判断の交通整理まで兼任し続けると、どうしても制作に使うべき力まで削られてしまいます。
最も恐れているのはこのケース。
- 制作側が疲弊すれば、提案やクリエイティブの質が下がる。
- 確認や判断が遅れれば、顧客も不安になる。
- 言いにくいことを先送りすれば、最後には双方が困る。
だから、誰かを楽にするためだけではなく、クライアントにも制作チームにも、健やかな状態でプロジェクトへ向き合うために、対話と進行を継続して担う人が必要だと考えています。
顧客の要望をそのまま受け取れば、必要のないものまでつくることになるかもしれない。
反対に、制作側の判断だけで進めれば、顧客が大切にしていたものを取りこぼすかもしれない。
制作チームだけが間を埋め続ければ、やがて制作側が摩耗します。
そして制作側が疲弊すれば、結果的に困るのはクライアントです。もっといいクリエイティブができたはずなのに。これを避けるための採用です。
だから私たちは、制作と顧客の間にただ立つ「調整役」ではなく、双方の話を受け止め、目的と優先順位を整理し、提案から実行までをつなぐ人が必要だと考えるようになりました。
😌偏りをなくす人ではなく、異なる強みで外へつなぐ人
今回の採用は、内向的なメンバーを明るく変えるためのものではありません。私たちの偏りをなくして、平均的で器用な会社になりたいわけでもありません。
- 一つの業界や会社について、リスペクトを持って深く考えること。
- 言葉を大切にし、伝えるべきことを選択すること。
- 何をつくるかより先に、なぜつくるのかを考えること。
その偏りは、これからもfūunの強みとして残したいと思っています。
だから探しているのは、偏りを修正する人ではなく、偏ったまま届く範囲を広げてくれる人です。
- 人と自然に関係をつくり、相手の話を聞き、相談を提案に変える。
- 顧客と制作チームの間に立ち、どちらかへ負担を押しつけるのではなく、目的に向かって仕事を前へ進める。
- 私たちが深く潜って見つけたものを、必要としている人へつなぐ。
そして、新しく出会った人の話を、またチームの中へ持ち帰ってくれる。
そんな人が加わることで、今ある偏りを失わずに、fūunが関われる会社や仕事を、もう少し広げていけるのではないかと考えています。
🌏 fūunについてもっと知る
🫧会社・仕事紹介 | ものづくり企業を応援する、Web制作会社って?
https://note.com/fuun_inc/n/nd28fd56c3a61
🫧代表・創業ストーリー | 代表として、先頭に立って舵を取る覚悟を、やっと持てた
https://note.com/fuun_inc/n/nade13de37d3c
🫧ものづくりへの思い | 私たちが、ものづくり企業を応援したい理由
https://note.com/fuun_inc/n/n70820d7b8945
🫧 案件の進め方 | fūunでは、プロジェクトをどう進めている?
https://note.com/fuun_inc/n/n20887aeb0f54
https://note.com/fuun_inc/n/nb6aa18cc307a
私たちがWebや発信を整えることで、クライアントがものづくりと経営に、もう一度きちんと向き合える。その時間まで含めてつくることが、fūunの仕事だと考えています。
少しでもfūunの仕事やチームに興味をお持ちいただけた方は、ぜひ「話を聞きに行きたい」からご連絡ください。
これまでどんな顧客と向き合い、どのように提案や案件進行に関わってきたのか。これから、どんな仕事やチームに関わりたいのか。
まずはお互いに話すところから始められたらうれしいです。