「いいプロダクトをつくるには、技術だけでは足りない。」
そう語るのは、FAKEでモバイルエンジニアとして活躍するKaishiさん。
16歳でプログラミングを始め、高校時代にはアプリ開発コンテストで優勝。大学では学生起業を経験し、CTOとしてプロダクト開発をリードしてきました。
一見すると順風満帆なキャリアですが、その過程では大きな壁にも直面します。
「開発はできる。でも、本当にユーザーに価値を届けるプロダクトを、どうつくればいいのかが分からなかった。」
その答えを探すために、新卒で飛び込んだのがリクルートでした。
新規事業のPMとして約3年半、ビジネス、マーケティング、ユーザー理解──エンジニア時代には見えていなかった視点を徹底的に学びます。そして現在、その経験を携えてFAKEへ。デザインとエンジニアリングが密接に連携する環境で、再びものづくりの最前線に立っています。
エンジニア、起業家、PM。一見すると遠回りにも思えるキャリアですが、その根底には一つの軸がありました。
「より良いプロダクトを通じて、人に価値を届けたい。」
今回は、Kaishiさんが歩んできたキャリアと、その先に見据えるものづくりについて伺いました。
「みんなと同じ」はもったいない。16歳で始まった、ものづくり
Kaishiさんがプログラミングを始めたのは16歳の頃でした。
「せっかく挑戦するなら、みんながやらないことをやってみたい。」
そんな想いから選んだのがプログラミングです。当時は映画『ソーシャル・ネットワーク』やスティーブ・ジョブズの存在にも影響を受け、「自分も何かを生み出す側になりたい」という憧れを抱いていたと言います。
独学で学び始めたプログラミングは、高校生向けアプリ開発コンテストでの優勝へとつながり、その後は自ら開発したアプリをApp Storeで公開するなど、学生時代から実践的な開発経験を積み重ねていきました。
当時は、「流行るものを作りたい」「自分が作ったサービスを誰かが使ってくれたら嬉しい」。そんな純粋な思いが、ものづくりの原点でした。
学生起業で気づいた、「技術だけでは届かない価値」
大学では学生起業に挑戦し、CTOとしてプロダクト開発を担当しました。技術はある。仲間もいる。それでも、事業は思うようには伸びませんでした。
「開発はできても、『何をつくるべきか』が分からなかったんです。」
さらに、プロダクトは完成して終わりではありません。ユーザーへ届け、使い続けてもらい、事業として育てていく。その視点が、自分には決定的に不足していたと振り返ります。
この経験を通じて、Kaishiさんは一つの確信を得ます。
「優れた技術だけでは、優れたプロダクトにはならない。」
ユーザーを理解し、市場を理解し、事業として成長させる視点があってこそ、本当に価値あるものづくりにつながると実感しました。
その学びを得るために選んだのが、リクルートでした。
プロダクトを「届ける」ために、視点を広げた3年間
新卒で入社したリクルートでは、新規事業開発組織に所属し、PMとしてサービスの企画・改善を担当しました。
エンジニア時代に考えていたのは、「どうつくるか」を考える時間がほとんどでした。一方、PMとして向き合ったのは、「何を作るべきか」「なぜ作るのか」「どうすればユーザーに価値を届けられるのか」という問いでした。
技術だけでなく、ビジネス、マーケティング、ユーザー理解。プロダクトを成功へ導くために必要な視点を、一つひとつ実践の中で身につけていきます。
もう一度、自分の手でものづくりをしたい
PMとして「何をつくるべきか」を考え続ける日々は、Kaishiさんにとって大きな学びとなりました。
一方で、その経験を重ねるほど、「何をつくるか」を考えるだけでなく、その視点を持ったまま、もう一度自分の手でプロダクトを形にしたいという想いも強くなっていったと言います。
そんな中で出会ったのがFAKEでした。
技術、デザイン、ビジネス。それぞれが分業するのではなく、一体となってプロダクトをつくり上げる文化。そして、エンジニアであっても仕様を実装するだけではなく、「本当に解決すべき課題は何か」という上流から議論できる環境があります。
PMとして培ったプロダクト思考を、今度はエンジニアとして実践したい。その想いとFAKEの環境が重なり、次のキャリアとしてFAKEへの業務委託での参画を選びました。
「より良い体験」を実現するために。技術だけで終わらないエンジニアリング
現在Kaishiさんは、FAKEでモバイルエンジニアとして、大手企業向けアプリのリニューアルプロジェクトに携わっています。
担当しているのは、単なる実装業務だけではありません。
「この仕様は、なぜ必要なのか。」「もっとユーザーにとって分かりやすい体験にできないか。」
そんな視点から、デザイナーやPMと日々コミュニケーションを取りながらプロダクト開発を進めています。
「エンジニアは、決められた仕様を実装するだけだと思われることもあります。でも実際は、技術的な制約を共有したり、『こうした方がよりシンプルに実現できます』と提案したりする場面も多いですね。」
PMとして培った視点があるからこそ、「なぜこの機能が必要なのか」という背景まで理解しながら議論できることが、現在の強みになっています。
技術だけではなく、デザインやユーザー体験まで含めて考える。そんなプロダクト開発ができることに、大きなやりがいを感じていると言います。
AI時代だからこそ、「価値を届ける力」が問われる
生成AIの進化によって、開発のあり方は大きく変わり始めています。
「以前に比べると、自分でコードを書く時間は確実に減りました。」
AIがコードを生成することが当たり前になりつつある今、求められるのは「書く力」だけではありません。そのコードが本当に適切なのかを判断し、ユーザーにとって価値あるプロダクトとして成立させる力が、これまで以上に重要になっています。
だからこそ、「何をつくるべきか」を考えるPMとしての経験も、「どう実現するか」を考えるエンジニアとしての経験も、どちらも現在の開発には欠かせない要素だとKaishiさんは話します。
AI時代だからこそ、技術だけでなく、課題やユーザー価値まで考えられるエンジニアの価値は、さらに高まっていくと考えています。
ユーザーのために、もう一歩踏み込める人へ。
最後に、「これから挑戦したいこと」を伺いました。
「クライアントの先にいるユーザーまで喜んでもらえるプロダクトをつくりたい。」
インタビューの最後に印象的だったのは、この言葉でした。
エンジニアとして開発することも、PMとして企画を考えることも、そのすべてはユーザーへ価値を届けるための手段。その考え方は、16歳でプログラミングを始めた頃から変わらず、Kaishiさんのキャリアを支えてきました。
Kaishiさんが目指しているのは、クライアントの課題に向き合い、その先にいるユーザーまで見据えながら、技術・デザイン・ビジネスを横断して最適な解決策を考え、形にしていく存在です。
FAKEには、エンジニアでありながらPMやデザイナー、さらにはクライアントとも議論を重ね、「何をつくるべきか」という上流からプロダクトに携われる環境があります。
もし、技術を磨くだけではなく、その先にある課題解決やユーザー価値まで踏み込みながらプロダクト開発に挑戦したいと考えているなら、FAKEはきっと面白い環境です。
少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひ一度お話ししましょう。ご応募をお待ちしています。