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今回のインタビューは原点に立ち返り、Doooxがどのようにして生まれ、どのような情熱とビジョンを胸に今日の姿を築き上げてきたのかに迫ります。起業への原体験、社名に込められた願い、そして創業メンバーとの出会いから紐解くDoooxの黎明期。この記事を通して、Doooxの根幹を成す理念と、その歩みの軌跡を感じ取っていただければ幸いです。
■起業へと駆り立てた前職での原体験と問題意識
Doooxの創業には、私が最初に入社した広告代理店での経験も今振り返ると深く関わっているかもしれません。その会社で多くの学びを得て、今でも感謝仕切れないくらいですが、一方で、自分が心から社会に役立つと思えるものだけを、世の中に広げていけるようなビジネスはないのか、という考えも生まれてきました。(自分が信じきれていないもののプロモーション依頼も当然来るため)「本当に世の中に役立つと自分自身が信じ切れるものを広めることには自信を持てますが、『これって本当に意味があるのかな?』と思っているものにも、それは暗黙知として多くの優秀な人たちがエネルギーを費やしている状況に違和感を覚えました。
もっと直接的に、目の前の人に役立つ仕事がしたい、そうでなければ世の中は変わらないのではないか、世の中にインパクトは残せないのではないか、と考えるようになりました。
この問題意識を抱え、次に転職した会社では、最初の1年半は個人のクライアントに対して直接的な価値提供を行う仕事に没頭しました。時には1日に17件ものアポイントをこなし、1週間で70人以上の個人と向き合うこともあった中で、個人の課題解決に貢献できることへの喜びを感じる一方で、自身が向き合える人々の数も自分自身の時間にも限りがあることも痛感しました。
■葛藤する中で出会った特命社長室の原点、走り始めた第一歩のDo
『自分の時間だけでは、世の中にもっと大きなインパクトを与えることはできない』
そう感じる中でより多くの人に影響を与えられる、会社の経営者という立場に注目しました。そうして、事業承継という分野でオーナー企業経営者と関わらせていただく機会をいただきました。しかし、その方々のほとんどが、アイデアマンであったり、熱量はあっても、自分自身の構想を前に進められずにモヤモヤしていることがわかってきました。そこで、私はこのアイデアや熱量を、もっと社会に直接的に還元することができれば、日本はもっと活性化するのではないかと思い、様々な可能性を模索していました。
そんなとき、日本で一番の時価総額を誇るような経営者のエピソードとして、直属の30人程の部署を設置して、そのメンバーに最優先事項として自身のアイデアや構想を実現させているという話を聞いた時に「この機能(トップの想いを形にする力)を、私がつながっている他の多くの社長にも持ってもらえたら、その人たちのアイデアや熱量が世の中に還元され、もっと世の中が活性化するのではないか!」という確信が生まれたんです。
この閃きこそが、起業へと駆り立てた原動力となりました。その日のうちに前職の社長に電話で退職の意を伝え、新たな挑戦が始まったのです。
■Doooxという社名に込めた想いと由来
2021年6月3日、Doooxは登記されました。社名を決めるまでには多くの試行錯誤がありましたが、なかなか決まらなかったんです。そんな中である日、まるで天啓のように「Dooox」という文字が頭の中に舞い降りたんです。「Dooox!これだ!」と思い、その瞬間、すぐに法人の即時開設サービスを使って、名前を登録しました。
「Dooox」という名前には、「Do(行動)」を「♾️(掛け合わせる、無限に広げる)」という意味が込められています。良いアイデアや熱意があっても、行動しなければ何も生まれません。行動の数を増やし、それが連鎖することで、世の中をより良い方向に導く。この根源的な想いが社名には込められています。
■誰も行かぬ道を開拓する地道なDoの日々
Doooxの創業に踏み出した時、その道のりは決して平坦ではありませんでした。ビジネスモデルについて周囲に相談すると、「社会的に意味はあるかもしれないが、本当にマネタイズできるのか?」「組織として拡大できるの?」といった懐疑的な意見が多数を占めました。しかし、「需要があるのに誰もやっていない。これは大きなチャンスだ!」と確信していました。
創業当初は一人で活動を開始しました。まず行ったのは、自身のビジネスモデルが「本当に需要があり、マネタイズ可能で、かつ仕組みとして展開できるか」という3つの点を徹底的に検証することでした。この「試して、確認する」期間を通じて、Doooxのモデルは磨かれていきました。
そして、次第にDoooxの想いと行動に共感した仲間たちが、集い始めました。前職の先輩の紹介で合流したメンバーや、私の想いに共感し、出会ってわずか1時間でジョインを決意してくれた現在のメンバーなど、Doooxの創業期は、まさに情熱が人から人へと伝播していく過程でした。
▼設立初期のオフィスの様子
設立当初のビジョンと目標
設立当初のビジョンと目標は、現在のそれと根本的には変わっていません。表現方法は少しずつ変化していますが、根底にあるのは、「頭の中で温めているだけではもったいない、優れたアイデアや熱意を持つ人々が、それを具体的な行動に移し、社会に貢献できるような世界を創る」という想いです!
Doooxは、そうした人々を支援・共創し、彼らの持つ潜在能力を最大限に引き出すことで、社会全体の活性化を目指しています。設立当初から「0から1を生み出す」ことの重要性を追求し、現在ではAIなどの最先端技術も活用しながら、その実現に向けた歩みを加速させています。
Doooxの黎明は、一人の起業家の深い問題意識と、それを形にするための揺るぎない情熱、そして共感し、共に歩む仲間たちの存在によって築かれました。Doooxは、これからもこの原点を胸に、社会に新たな価値を提供し続けていきます!
■編集後記
Do(行動)を♾️(無限に広げる)」という社名に込められた想いの通り、Doooxの歩みはまさに「Do」の連続です。情熱に共感する仲間たちを巻き込みながら、着実にビジョンを形にしていく久保寺の実行力は私たちDooox社員の目標でもあります。
「優れたアイデアや熱意を持つ人々が、それを具体的な行動に移し、社会に貢献できるような世界を創る」というDoooxのブレない軸は、AIなどの最新技術も活用しながら、今後さらに社会に大きな「Do」の連鎖を生み出していくことでしょう!Doooxのこれからの挑戦にぜひご期待ください。