こんにちは。プラス・ピボット代表の山本です。
突然ですが、あなたは今の仕事を「楽しい」と思えていますか?
この質問に、即座に「はい」と答えられる人は、意外と少ないのではないでしょうか。
たとえばスマホゲームをしているとき、私たちは「楽しい!」と感じていると思います。
しかし、それと同じテンションで「仕事が楽しい!」と無邪気に答えられる人はあまりいないと思います。
なぜ、私たちは仕事に対して素直に「楽しい」と言えないのでしょうか。
それは、仕事における「楽しさ」が、ゲームのような単純な快楽とは違った構造をしているからだと思います。
実際、私自身もこの問いにモヤモヤを抱えていた一人でした。
「楽しんでこい!」と言われても、楽しめなかった自分
学生時代、私はサッカー部に所属していて、交代でピッチに入る前、監督やコーチに「楽しんでこい!」とよく声をかけられていました。
社会人になってからも、上司に「商談、緊張するな…」と漏らしたとき、「でも、ちゃんと準備したからあとは楽しむだけだな!」と同じように背中を押されたことがあります。
しかし、正直に言うと、その言葉にまったくピンと来ていませんでした。
「楽しむ?いやいや、楽しめないよ…」と思っていました。
仕事の「楽しさ」は3タイプに分かれる
私はこれまで多くの仲間や社員と接するなかで、
「仕事の楽しさ」は大きく以下の3つのパターンに分類できると考えました。
① 「ハッピー」タイプ
このタイプの人はスマホゲームのような「純粋な楽しさ」を、仕事でも感じるタイプです。
「うわぁ仕事楽しい!今日も仕事できる!明日も楽しみ!」
…こんな人はかなりレアケースだと思います。
② 「不安 × 嬉しさ」タイプ
このタイプの人は仕事で常に「不安」を感じています。
しかし一方で、「嬉しさ」という快感も感じることができます。
この「不安」と「嬉しさ」って、別々の感情だと考えている人が多いのですが、
実はそうではなく、不安と嬉しさは密接に関わっているんです。
どういうことかと言うと──
たとえば、甲子園で優勝して涙を流している高校球児がいます。
彼らは、それまで「負けたらどうしよう」「結果を出さなきゃ」と、
強い不安を乗り越えてきているからこそ、その分、勝利の瞬間に心が震えるような「喜び」や「嬉しさ」が訪れるんです。
嬉しさを感じる前には、必ず「不安」という苦しみを通らなければならないのです。
ビジネスマンの中で、この「不安 × 嬉しさ」の状態にいる人たちは、よく『不安も多くて大変だけど、何だかんだ仕事は楽しいよ!』と言います。
③ 「不満 × 解放」タイプ
このタイプの人は、仕事にずっと不満を抱えながらも、週末や退勤後の“解放感”で自分を保っているタイプです。
「やっと終わった、飲みに行こう!」
「華金最高!」
といった一時的な喜びが、このタイプにとっての「楽しさ」になります。
ですが、これはあくまで仕事そのものの楽しさではありません。
割合的には、この「不満 × 解放」パターンで働いている人が一番多いのではないかと思います。
ただ、このタイプの人は、おそらく『仕事が楽しい』とは言えないはずです。
なぜかというと、一度“解放”によって気持ちよさや達成感、充実感を感じてはいるものの、
それは「仕事を楽しめている」という状態ではないからです。
仕事を「楽しめる人」と「楽しめない人」の違いとは?
この3タイプを分ける決定的な要素は、「不安」と「不満」のどちらを選ぶかという違いです。
人は多くの場合、「不安」を避けたがります。
転職や独立、キャリアの挑戦に対して、
「失敗したらどうしよう」
「新しい環境でうまくいくか分からない」
と未来への不確実性を嫌い、「今の不満」の方がまだマシだと選んでしまう。
だからこそ、飲みの場で会社や上司への愚痴を言う人の多くは、実は「不満を選んでいる人」なんです。
彼らは本当は変わりたいけれど、「不安」を受け入れきれない。
一方で、仕事で成果を出している人、自分のキャリアを切り拓いている人は、ほぼ例外なく「不安」を選び、受け入れてきた人たちです。
不安を感じている状態というのは、それだけ「挑戦」や「可能性」がある状態です。
そしてその先にこそ、「心からの楽しさ」が待っているのです。
不満より、「可能性ある不安」を選べる人と働きたい
私たちプラス・ピボットは、どんなにスキルや経験があっても、「現状の不満を嘆く人」より、「未来の不安に向き合える人」と一緒に働きたいと考えています。
不安を感じるのは、あなたが“今よりもっとよくしたい”という意思を持っているからです。
だからこそ、その不安の先には、自分自身の成長や、心からワクワクできる経験が待っています。
もちろん、挑戦には勇気がいります。
でも、私たちはその挑戦を、仲間とともに乗り越えていけるチームです。
もしあなたが、
「今の環境にモヤモヤしているけれど、一歩を踏み出す勇気がほしい」
「やりがいのある仕事に本気で向き合いたい」
そんな想いを少しでも持っているなら、まずは一度カジュアルにお話ししませんか?
不安を力に変えられる環境が、ここにはあります。