株式会社FleGrowthの採用担当です。
今回の記事では、トレイダーズグループのグループ会社であるFleGrowthのR&D推進部について、その成り立ちや現状、そして今後の展望まで詳しくご紹介します。
世界最高峰の金融取引システムを手がけるFleGrowthが、新たな開発拠点を東京に設立。
これまでオフショアを軸に築いてきた開発力と、国内エンジニアの上流設計・高度な業務理解を融合し、グローバルでも戦える“新しい開発のかたち”を創り出しています。
ゼロから組織を創るスリルと、先進技術を操る醍醐味。これからのR&D推進部を、自分の手で形にしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
R&D推進部のこれまで
FleGrowthでは長年、ベトナム(ハノイ)や中国(大連)のオフショア開発拠点を活用し、高品質なシステム開発体制を築いてきました。
たとえば、100画面を超えるWebアプリ開発プロジェクトでは、海外側の開発力を最大限に活かし、短納期かつ高い生産性でのリリースを実現。
また、日本側が上流に集中することで、プロジェクト全体のスピードと品質を両立しました。
しかし同時に、設計・品質のばらつき、業務理解の壁、レビュー体制の属人化といった課題も浮き彫りになり、これらの経験を経てFleGrowthは、“次のステージ”へと踏み出します。
現在のR&D推進部のフェーズ
事業の成長とBCP(事業継続計画)対応を見据え、FleGrowthは2023年、東京に新たな開発拠点「R&D推進部」を設立しました。
東京拠点の開発チームは、以下の4つの目的で設立されています
⚫︎上流工程・複雑業務への対応力強化
国内のお客様や金融機関の業務要件を即座に理解し、的確に設計へ落とし込む体制が必要だったため。
⚫︎国内顧客からの信頼確保
「日本国内での開発体制の有無」が契約判断に直結する現実を踏まえ、営業戦略としての必須施策に。
⚫︎地政学的リスクの分散
オフショア拠点のみに依存しない体制を構築することで、有事の際にも開発を止めないレジリエンスを実現。
⚫︎ハイブリッド開発体制の確立
上流~中流工程は東京、実装~テストは海外。両者の強みを補完し合う“新しい開発モデル”を目指しています。
現在、R&D推進部は部門長1名、PM1名、エンジニア2名(フロント/バック)、テックリード1名の少数精鋭体制。
要件定義フェーズを終え、画面設計やAPI設計など、基本設計フェーズに突入しています。
FleGrowthのR&D推進部で働く魅力
1|ゼロから創る「組織」と「プロセス」
既存のレールに乗るのではなく、自ら設計図を描き、プロセスを標準化していく。
開発フロー、レビュー体制、CI/CD環境など、すべてを“つくる側”として関われるからこそ、エンジニアとしての総合力が飛躍的に高まります。
2|金融取引システムという超高難易度への挑戦
GPUなどを活用した並列処理の高速化、カーネルバイパスでOSレイヤすら飛び越える低遅延チューニング、世界中の金融機関とつながるFIXプロトコルの実装……。
ミリ秒、マイクロ秒単位での性能チューニングが求められるこの領域で、世界最先端の技術に触れながらスキルを磨けます。
3|グローバルと共創する開発体制
R&D推進部は東京にいながら、ベトナムのエンジニアと日常的に協働する“ハイブリッド開発の中核”。
命名規則やディレクトリ構成、テスト方針などを共通化しながら、二人三脚で設計・実装を進める仕組みを構築しています。
組織ビジョン
FleGrowthのR&D推進部が目指すのは、多国籍・多分野のエンジニアが集う最先端技術の共創組織です。
今後はFinTechを軸にしながらも、エネルギー・スマートインフラ・ロボティクスなど、リアルタイム制御や高信頼性が求められる他業界への展開も視野に入れており、組織として以下のような価値観を大切にしていきたいと考えています。
・手を動かし、仕組みを創るエンジニアであること
・未知の技術や分野を、楽しみながら学べること
。多様な文化や働き方を尊重し、対話できること
東京発、グローバル対応。
FleGrowthのR&D推進部では、エンジニアが主役で、新しい開発のかたちを、自らの手で設計したい方にこそ、R&D推進部は絶好のフィールドです。
自ら考え、自ら設計し、自ら提案する。
未来の開発組織をゼロから創る面白さに興味を持っていただけた方は、ぜひ一度お話ししましょう!