こんにちは。株式会社FleGrowthの採用担当です。
今回の記事は、株式会社FleGrowthの代表、森島氏に当社の理念やビジョン、事業についての話を聞きました。
・会社の価値観
・FleGrowthのサービス
・今後の取り組み
について書かれていますので、当社の事業に興味がある方や今後の事業展開を知りたい方はぜひ最後までご覧ください。
FleGrowthについて
株式会社FleGrowth は、外国為替証拠金取引システムおよび、暗号資産取引システム等の金融システムのパッケージを開発し、金融系の事業会社様に納品、運用しているシステム会社です。
親会社は東証スタンダード上場のトレイダーズホールディングス。同じ傘下に金融システム「みんなのFX」を提供しているトレイダーズ証券があります。
Mission
『信頼性の高いサービス・ソリューションを創造する』
ー当社のMissoinの重要性について教えてください
扱う対象が金融取引サービスというところもあり、ネットインフラが普及した現代においては365日稼働し続けられることが最も重要です。不具合でも起ころうものなら、トレイダーズ証券のビジネスやサービスの信頼性に大きな影響を与えてしまいす。そのため、品質と安全性、安定性を確保するというのが、当社に求められている部分だと考えています。
Vision
『「今はない何かを創りたい」というお客様、パートナー、そして社員の想いに応えられる会社でありたい』
ーVisionに込められた思いについて教えてもらえますか?
当社としては、仕事への取り組み方について、「それは無理、できない」という言葉はあまり使ってほしくありません。
そうではなくて「どうすれば可能か」を常に考えてほしい。完璧なものでなくてもそれに近いものを実現するために前向きに仕事に取り組んでもらいたいと思っています。
こういった想いがVisionの根底にあります。言い換えると諦めず挑戦してほしいという言葉にもできるのですが、「今はない何かを創りたい」という想いに応えるというのは、チャレンジ精神を持って仕事に向き合ってほしいという内側に向けたメッセージでもあるんです。
Values
『競争力のあるサービスを提供しながら、スピード感を持って安定的かつ革新的なシステム開発にチャレンジし続ける』
ー当社の価値とは何でしょうか?
当社の最大の価値は、スピード感です。トレイダーズ証券が新しいサービスを構想した場合、マーケットシェアの獲得といった部分で他社より早くサービスをリリースすることは需要で、それを実現する開発のスピードが必要とされます。
高い品質を維持しながらもスピードを上げていくことは簡単なことではないのですが、そこにはこだわって取り組まなければなりません。幸いにもトレイダーズ証券は毎月新しいサービスをリリースしているため、そういった筋力はかなり付いていると思います。
▍提供しているサービスについて
ー当社ではどこにどのようなシステムを提供していますか?
外国為替取引事業および証券取引事業を展開するトレイダーズ証券の金融取引サービスのシステム開発および運用を行う一方で、生成AIを活用したシステム開発にも取り組んでいます。
こちらは2023年から取り組んでいる新事業です。生成AIが世の中を賑わせているなか、データプライバシーとセキュリティの問題や機密情報の漏洩といった問題を懸念するあまり、金融業界では生成AIの導入が進んでいません。このように多くの金融会社が二の足を踏むなか、システム開発会社としてどういった領域であれば生成AIを活用できるのかを研究開発しています。
それは為替の動向を予測するAIサービスであったり、こちらはすでに製品化したものですが、複雑な金融の規定やマニュアルを読み込ませて社内の従業員のQAに対応ができるようなサービスであったりと、さまざまです。
いま現時点では、生成AIを取り入れるリスクというのは少なからずあります。しかし、インターネットが出てきた当初は「インターネットなんてビジネスで使えるわけない」という声が多数だったものの、あっという間に業界構造を変えてしまいました。わたしは生成AIにもそれほどのインパクトがあると思っています。
▍金融業界における課題と取り組み
ー金融業界の課題とそれを解決するために行っている取り組みはありますか?
金融業界内部の話であれば、商品の差別化の問題があります。暗号資産(仮想通貨)やFX(外国為替証拠金取引)などの金融商品は、基本どこと取引しても同じです。商品性は変わらないため、他社と差別化がしづらいのです。
一方で金融業界全体を見れば、投資人口が少ないといった問題があります。政府が個人投資を推奨しているものの、お金に対する消極性やリスクを取りたくない国民性といった原因もあり、投資人口が著しく増えているとは言いがたい状況です。こういった投資に二の足を踏む人たちのハードルを下げることが金融業界の課題としてのしかかっています。
この課題を解決するための手段として当社が注目しているのが、事業としても取り組んでいる生成AIです。たとえば投資の知識があまりない人でも為替の動向や仕組みを調べられるAIツールを開発すれば、投資が身近に感じられるものになるのではないでしょうか。もちろん開発だけでなく、情報発信も積極的に行い、投資の一般化に貢献できればと思っています。
▍今後のビジョン
ーこれからどのような事業に取り組んでいくかを教えてください
現時点で仕事の9割がグループ会社のトレイダーズ証券からの発注ですが、収益の多様化やリスク分散といった観点で今後は外販に力を入れていく計画です。
外販事業で取り扱うのは、基本は金融サービスです。ただし、いま当社がトレイダーズ証券に提供しているFXなどの金融デリバティブのサービスだけに限定せず、金融の取引サービス以外の部分にもリーチを伸ばしていければと思っています。
トレイダーズ証券とのやり取りで得た経験や知見などは当社の強みですが、そのアドバンテージを活かせる組織体制がまだ完璧ではありません。これまで開発は海外の子会社に依存している部分が多かったため、それを当社でできるようR&D(Research and Development)という部署を立ち上げ、現在体制づくりを鋭意進めています。
一方でトレイダーズ証券のサービス強化もグループ会社であるわたしたちのミッションです。同社が展開していないサービスを、自社で開発、あるいは他社とのアライアンスにより構築して、それをグループに還元できればと考えています。
▍求職者の方へのメッセージ
ー最後にここまで記事を読んでくれた方にメッセージをお願いします!
当社の特徴は、研究開発に対する制約が少ないところです。研究開発の予算が確保されているため、「これができたらもっと面白くなるな」や「もっと使い勝手が良くなるだろうな」というアイデアと思いがあれば、プロジェクトとして立ち上げられます。
トレイダーズ証券の事業部門とパートナーシップを構築しているのもポイント。金融に関するビジネス的な知見も身に付けられるため、自身の業務領域を広げ市場価値を高められます。また、システムを開発するだけでなく、事業自体の提案をすることも可能です。こういった自由度はほかにはない当社の魅力ではないでしょうか。
金融サービス会社や金融コンサルティングファームが思いつかないような、システム開発側の意見やアイデアは非常に貴重です。事業に向き合いながら、そこに対してエンジニアとして価値を発揮したい、そんな方のご応募をお待ちしています。
ーありがとうございました!