株式会社REGALI の求人|シニアソフトウェアエンジニア|HERP Careers|転職のためのスタートアップ図鑑
株式会社REGALI が公開中の シニアソフトウェアエンジニア 求人の情報です。募集概要、必要とされるスキル、給与、働き方について確認しましょう。
https://herp.careers/v1/regali/ZwFQbLE5nZEn
大手企業からスタートアップへ。その転職を決めたのは、緻密な計算ではなく「面白そう」という直感だった。
創業メンバーがサービスの初期構想を練っていた頃にジョインし、REGALI初の社員となった坂本さん。あれから7年——B2C向けサービスからB2B向けサービス「LEEEP」への転換、顧客の急拡大、組織の成長。すべてを最前線で経験してきた坂本さんは今、フロントエンド全体を担うデザインエンジニアとして、さらにPdM的な役割にも挑戦している。
「売れるプロダクトを作っている」という確かな手応え、少数精鋭チームだからこそ実現できるスピード感、そして開発効率を飛躍的に向上させるAI活用への積極的な取り組みなど、REGALIのエンジニアリング文化の真髄について話を聞きました。
株式会社REGALI 開発部 坂本雄彦さん
坂本:実は創業者の稲田と北野とは前職の同期なんです。稲田とは同じ部署で一緒に仕事をしたこともありました。そんな関係性もあって、起業を決めた稲田から声をかけられて、B2C向けサービスの初期構想を練る段階からREGALIに関わっていました。
前職でもB2C向けサービスの開発をしていたので、ある程度の知見はあったんですが、サービスの構想を練っているうちに、なんとなく「これは伸びそうだな」という感覚を持ったんです。そこから、会社や事業への興味が深まっていきました。
転職の一番の決め手は、純粋な知的好奇心でしたね。前職に特に不満があったわけではないんですが、スタートアップの方が単純に「面白そう」だなと。英語で言うとinterestingの方の面白さです。新しいことに挑戦できる、そのワクワク感に惹かれて、転職を決めました。
間借りを経て、マンションの一室からスタート
坂本:今振り返ると、前半の成長は緩やかでしたね。でも、メイン事業がLEEEPになってからは肌感覚としても成長を実感しています。営業チームから「すごく売りやすい」という声をよく聞くようになって、売れるプロダクトを作っているという実感がダイレクトに伝わってきました。
特にここ1、2年は、売上などの成長はもちろん、一緒に働く仲間が増えたことで、チームとしてできることの幅が格段に広がりました。
元々は前職の同期だけで構成されていた会社が、今では様々なバックグラウンドを持つメンバーが集まる組織に。多様な経験や視点を持つ人たちと働けることで、日々新しい刺激を受けています。
坂本:一番大きな仕事は、LEEEPの核となる「タグ機能」の開発です。お客様のサイトに埋め込むことで、エンドユーザーに表示されるコンテンツの体験やUIを設計・実装しています。
タグ機能:サイト内に簡単にコンテンツの表示が可能
それ以外にも、スタッフやインフルエンサーが投稿に使う「ソーシャル機能」のアプリはほぼ全部担当していますし、Appify連携(*1)のようなネイティブアプリ向けのSDKをiOS/Android両方で開発したりもしています。管理画面については、現在リニューアルが進んでいるので私の担当割合は減りましたが、それまではフロントエンド部分を全て担当していました。
*1: Shopifyのためのモバイルアプリ構築サービス
坂本:一番心がけているのは、実際の使用シーンを具体的に想像することです。例えば「ソーシャル機能」のアプリのバーコード読み取り機能を作る時は、店舗で商品をスキャンする場面、バックヤードで在庫確認する場面など、具体的な利用シーンを想定して設計しています。
私は大学でユーザーインターフェースを専門に研究していたこともあり、見た目的な意味のデザインだけでなく、本質的な「設計」としてのデザインを重視しています。この視点があることで、より使いやすいプロダクトづくりに貢献できていると感じています。
坂本:機能の要否や優先順位の意思決定を巻き取ったり、GitHubのIssue作成もやっています。ビジネス的な背景から、「現状この機能ではお客様の〇〇という要望に応えられない。だからこういう仕様で実装する必要がある」といった形で、エンジニアが迷わず開発に着手できるような内容にまとめています。
いわゆるPdMは、エンジニアリングもしないし、デザインもしないし、営業でもない。私が目指すのはそういう中間的な立ち位置のPdMではなく、自らデザインし、開発も行う「プレイングPdM」です。手を動かしながらプロダクト全体を推進していく、そんな役割を担っていきたいと考えています。
坂本:フロントエンドに特化したAI活用というわけではないんですが、先日のAI勉強会で面白い取り組みを共有しました。
具体的には、WebページをAIに自動で操作させて動作確認を行う仕組みです。AIがページを操作してバグを発見したら、そのバグを修正し、再度確認する——このサイクルを自動で回せるようになってきています。
今まで人が手動で行っていたテスト作業を自動化することで、開発効率が大幅に向上しています。例えば、管理画面での設定変更から、その結果をユーザー画面で確認するといった一連の作業も、AIに任せられるようになりました。
坂本:AI勉強会では、エンジニアそれぞれが実際に試したAI活用のノウハウを持ち寄って共有しています。面白いのは、メンバーによってAIの使い方が全然違うことです。
例えば、私はAIに対してラフな指示を与えるタイプなんですが、他のメンバーは専用のプロンプトを作り込んで使っていたり。どちらがいいかはまだ分からないけど、両方試してみて良い方を採用していく——そんな実験的なアプローチを行っています。
「このやり方試してみよう」「このツール使ってみよう」という感じで、みんなで試行錯誤しながら最適な方法を見つけていっています。代表の稲田がエンジニアリングチーム全体でAIを活用していこうという方針を強く打ち出しているので、メンバー全員が積極的に取り組んでいます。
AI勉強会の様子(オフラインver.)
坂本:当時は4人目のエンジニアが入ってきたばかりという、本当に少人数の体制でした。普通なら育休の取得を躊躇しそうな状況ですが、稲田が「家族を大事にしていこう」という文化を大切にしていたので、育休を取ることを気兼ねなく相談できたんです。
しかも、予定日より11日も早く生まれたんですが、急な出産にも関わらず、その日から育休に入ることができました。普通の会社だとなかなかできない柔軟な対応だと思います。
引き継ぎについては、ちょうど入社した4人目のエンジニアがフロントエンドができる方だったので、タグ機能を中心に重点的に伝えました。ドキュメントやGitHubのIssueにも詳細を残して、「ここまで作ったよ」という状態を明確にする運用にしていたので、復帰後もスムーズに開発を再開できました。
坂本:めちゃくちゃ役立っています。生後数ヶ月の赤ちゃんって、おむつが濡れたとか、ちょっとしたことですぐ泣いてしまうんです。妻が育休を取ってるとはいえ、手が離せない時もある。そんな時、自分でささっと対応できるので、そういうことができるのは本当に大きいです。
あと、REGALIはフレックス制度も導入しているので、働き方の自由度がさらに高い。1日を通してまんべんなく働いたりという柔軟な働き方もできて、子育てのリズムに合わせやすいです。
何より、常に子どもの様子を見られるのが幸せですね。ちらっと見たら息子がめちゃくちゃかわいい瞬間があったり、「今日こんなことができるようになった」というのをその場で見られる。これは幸福度にすごく寄与していると感じます。
子育てについて話す坂本
坂本:今現在で言うと、AI活用への積極的な取り組みが強みだと思います。最近、エンジニアメンバーが外部のAI活用イベントに参加してきたんですが、私たちの取り組みが業界の最前線にあることを実感しました。毎週のAI勉強会での知見共有や、実際の開発への即座の応用など、チーム全体で試行錯誤しながら、かなり先進的な活用ができていると感じています。
あとは、少数精鋭であることも強みですね。同じ開発力を持っていても、人数が少ないことによるメリットは大きい。一人ひとりが幅広い領域をカバーできて、コミュニケーションのオーバーヘッドも最小限。
筋肉質な体制で、無駄のない、スピード感のある開発ができています。
坂本:3つの領域でチャレンジしていきたいと考えています。
まず1つ目は、現在取り組んでいるPdM的な役割の深化です。「何を作るか」「どう作るか」という部分で、これまでの知識を活かしながら、より価値を発揮していきたいです。
2つ目は、将来的な事業展開への挑戦です。AIが急速に進化する中で、「ソフトウェアでできることは、いずれAIに置き換わる」と考えています。だからこそ、ハードウェアやリアルな世界と結びついた事業にも携わっていきたいです。
3つ目は、AIを活用したセールス関連の業務効率化です。PdM的な役割をするにあたって、営業やCSからのインサイトを、意思決定する人間として知る必要がありますが、今は稲田にその情報が集約している状態です。これをいかに他の人でも拾えるようにしていくか、AIを掛け合わせた仕組みづくりにも取り組みたいです。
坂本:REGALIのミッション・ビジョン・バリューに共感してくれる人というのは大前提として、個人的には「面白い人」と一緒に働きたいですね。「面白い」というのは、ユーモアのセンスだけじゃなくて、その人ならではの強みや視点を持っているということ。珍しい経験をしていたり、独自の専門性があったり。
一方で、こういう人とは正直難しいなと思うのは、自分の意見に固執する人、自分の非を認めようとしない人です。議論や対話をしていく中で、「あ、そっちの方がいいね」って素直に方向転換できる柔軟性がある人が一緒に働いていて一番気持ちがいい。より良いものを一緒に作り上げていこう、という想いを共有できる人と働きたいですね。
坂本:REGALIは、かなりスピード感の速い職場だと思います。このスピード感を楽しめる人には、本当に面白い体験ができる環境です。
今はSaaSを中心にやっていますが、将来的にはもっと幅広い挑戦もできるはず。AI活用も積極的に進めているので、最新技術に触れながら成長できる機会もたくさんあります。
また、Discordで常時つながっているカルチャーもあって、リモートでもすごくやりやすい環境が整っています。でも、つながっているからといって縛られることはなく、フレキシブルに働けるのも魅力です。
スピーディーに対話しながら、面白い仕事を一緒に作り上げていきたいという方、ぜひ一緒に働きましょう!