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異業種からコンサルへ 転職者座談会#3 未経験者の苦労話

20代~30代のコンサル未経験入社メンバーが、各人の経験に基づくリアルな言葉で語る座談会

アットストリームコンサルティングは、コンサル未経験者も積極的に採用しています。
当座談会では、20代~30代のコンサル未経験入社メンバーが、転職のきっかけ、コンサル会社に入ることの不安、入社後の状況など、各人の経験をざっくばらんに話してもらいました。
コンサルに興味がありつつも、未経験で飛び込んで大丈夫?と不安を持たれている方はぜひご覧ください。また、コンサル経験者の方も、メンバーや会社の雰囲気がにじみ出ていますので、ぜひご一読を!
#1 それぞれの転職活動
#2 アットストリームへの入社理由・未経験であることの不安
#3 未経験者の苦労話
#4 コンサルへの転職をお勧めする人/しない人(近日公開)


コンサル未経験で入社して苦労したことは?

瀬尾 私が最初にアサインされたのは大手精密機器メーカーの生産管理体制強化の支援プロジェクトで、6ヶ月間で現状ヒアリングの結果を元に課題整理し、解決の方向性を打ち出していくというプロジェクトでした。前職での生産管理の経験が活かせるという点は有難かったのですが、短期間で顧客業務を理解して、課題と課題の関係性を整理していくというプロセスは初めての経験でしたので、非常に苦労しました。一緒に仕事をしていたマネージャの業務理解とアウトプット作成のスピードについていくのに必死で、気づいたらプロジェクトが終わっていたというのが正直な感想です(笑)

酒井 確かに、前職の知見が活かせることも多いけど、コンサルタントに求められるアウトプットをつくるという点では、前職の経験で何とかなるレベルではなかったですね。パワポ1枚のアウトプットに対し、資料の目的は何かを考えた上で、「相手に伝わるシンプルかつ過不足のない資料」をつくる。それだけと言えばそれだけなのですが、入社後1,2年は納得のいく資料がなかなかつくれなかったです。

大澤 「相手に伝わるアウトプット」って本当に難しいですよね。私はアウトプットだけでなく、「相手に伝わるコミュニケーション」で最初に苦労しました。
前職では共通した前提・知識を持った社内の人たちと仕事をすることが多く、コミュニケーションは非常に楽でした。アットストリームに入社してからは、持っている前提や知識が異なる方々とのコミュニケーションが必要になりましたが、前職の感覚で話していると全然伝わらない。自分の考えの根拠を言語化して、ロジックに沿って構造的に話さないと相手にきちんと伝わらないことが多く苦労しました。

久保 アウトプットにしてもコミュニケーションにしても、“あいまい”や“何となく”は通用しないという点は共通しているのかもしれませんね。

鷲野 コンサルタントになって驚いたのは、お客様の要求やニーズが思いのほか“あいまい”であること。与えられたテーマや課題に沿って考えればよいということはほとんどなくて、そもそも「何を考えるか」から考えないといけないことの方が多いですよね。
未経験者が“コンサルタントになる”には、“自分の頭で納得いくまで考えるという習慣を身に着ける”、“考えたことを伝わるように表現できるようになる”という2つの条件をクリアしないとだめなのかな、と思いました。


未経験者の苦労をどうやって乗り越えた?

久保 私は今でも苦労しているところが多々あって乗り越えたとは言いづらいですが、自分自身の課題と改善するためのポイントはクリアになっています。このあたりがクリアになっているのは、プロジェクトのPhase開始時に自分で目標を立てて上司とすり合わせ、Phase終了時に上司と振り返りをする評価制度のおかげだと思っています。「自分が何を期待されているのか」「自身の課題は何でどうしたら改善できるか」を意識できますし、上司からは日々の仕事の中で具体的なアドバイスももらえているので、いつも有難いなと思っています。

瀬尾 プロジェクトで一緒に仕事をする上司が評価もOJTも行っているので、リアルなフィードバック、アドバイスをもらえますよね。入社後2年間で4つのプロジェクトを経験しましたが、上司やプロジェクトが変わっても、全く同じフィードバックをもらうこともありました。なかなか成長できないなぁという焦りもありますけど、根本的な課題に向き合えている感覚はありますね。

酒井 私の場合は、未経験入社で有難いと思ったのは、基礎スキルトレーニングですね。コンサルタントに求められるファシリテーションスキル、ロジカルシンキング、仮説思考などを演習形式で学べたので、業務にすぐに活かすことができました。前職では研修と言えば息抜きくらいの感覚でしたが、アットストリームでは講師も含め全員が本気で臨む姿勢に驚かされました。
しかも、毎年演習内容が刷新されるので、同じテーマでも毎回新鮮な気持ちで参加できる。年を重ねるごとに、スキルアップしていることを実感できました。
トレーニングで学んだことを身に付けるには、仕事の中で実践あるのみ。私の場合はファシリテーションやコミュニケーションに課題があると感じていたため、まずは何でもいいから話を聴いたら質問をするということを心がけていました。試行錯誤を繰り返し、何とか会議を回せるくらいのファシリテーション力が身についたかなという感じです。

鷲野 仕事を通じて認識した自分の課題を克服するために、社外研修を受けたことがあります。入社後しばらくして、1つのテーマを任されるチャンスが与えられたのですが、その際に顧客を巻き込みながら前に進めるスキルの不足を痛感しました。そこで、社外のMBAプログラムの中でも実践的でディスカッション形式が多い大学院を探して受講しました。社外の人とのディスカッションの場を実践として捉えて、百回以上のファシリテーションを行ったことで、課題の克服に繋がったと感じています。また、MBAプログラムの中の「ビジネスプレゼンテーション」を、自己研鑽支援制度(年間10万円の補助)を使って受講しました。受講後に、「ビジネスプレゼンテーション」をテーマとした社内共有をしたのですが、アウトプットすることで更に身になるということで大変有難かったです。私のケースだけでなく社外研修の内容を社内で共有して頂くこともあり、そういった風土がある点もアットストリームの良いところだと思っています。

酒井 私も自己研鑽支援制度を使い、コンサルとして幅広い知識をアウトプットできるレベルで習得するために、現在中小企業診断士の勉強中です。次に受けたいなと思っている講座としては「色彩検定2級&3級」や「アート&ロジック」などがあります。どちらも物事を全体的に見渡す能力や、パワーポイント等のデザイン力向上につながるかなと思っています。

大澤 苦労をどう乗り越えたかという話に戻すと、私も評価制度、OJT、トレーニング、自己研鑽支援など、乗り越えるためのきっかけや仕組みは充実しているなと思います。成長・変化のプレッシャーが強いとも言えますが、コンサルタントって人が商品なのである意味商品開発だと考えると、当たり前なのかなとも思います。

瀬尾 なるほど!私たちが苦労を乗り越えることで、会社の商品力がアップするんですね。一層やる気が増しました!


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