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NTTデータ公共・社会基盤分野にも、キャリアアップにチャレンジしたい方を歓迎するポストがあるのをご存じですか?
NTTデータは、お客様とともに世の中のあるべき姿を構想し、事業変革の実現を支援する共創パートナーとして、これまで数々のシステムを構築してきました。なかでも大規模かつ社会的影響力が大きい公共・社会基盤分野におけるシステム開発は、NTTデータがもっとも得意とする開発領域のひとつです。
いま、公共・社会基盤分野ではアプリケーションエンジニアの採用を加速させており、SIerやパッケージベンダー、自社サービスやシステムの内製化などで開発経験を積んだ方、もしくはユーザー側の立場で開発経験を積んだ方々が続々と参画しています。
しかし採用されるのは必ずしも百戦錬磨のITエキスパートばかりではありません。今回は前職での経験や素養を買われ、新たな領域での歩みを始めたふたりの若手の言葉を通して、公共・社会基盤分野の魅力に迫ります。
<肩書き・氏名>
公共・社会基盤事業推進部
プロジェクト推進統括部
技術戦略担当
主任 倉富菜々
<略歴>
2019年、立命館アジア太平洋大学を卒業後、ベンチャーSIerに入社。SEとして主にECサイトの構築支援に携わる傍ら、広報や採用などの社内業務にも従事。2022年11月、NTTデータに転じ、現在は社会公共基盤分野の各事業部に対して技術支援を行う技術戦略担当として、基幹システムの仕様策定などの業務に従事している。
<肩書き・氏名>
公共・社会基盤事業推進部
デジタルコミュニティ事業部
主任 北村正志
<略歴>
2016年、名古屋大学を卒業後、近畿の地方公共団体に入職。建設課で住宅や道路、河川の管理業務を経て2019年、企画課に異動。庁内ネットワークの運用のほか、チャットツールや電子申請ツールの導入を担当する。2023年4月、NTTデータに転職。現在はアプリケーションエンジニアとして政令市の基幹業務システム保守・運用に従事している。
異分野での経験を踏まえ、公共・社会基盤分野に取り組むふたり
——以前はどのような仕事に就かれていたのですか?
倉富 新卒入社したのは創業間もないSIerでした。当時は受託開発のSEと並行して、広報や人事も担当していたので、エンジニアとしてはちょっと変わったキャリアといえるかもしれません。
北村 NTTデータに入社するまで地方自治体で事務職を務めていました。民間企業への転職はこれがはじめてです。
——現在の仕事を教えてください。どのようなプロジェクトに参加していますか?
北村 私が所属するデジタルコミュニティ事業部は、地方自治体の基幹システムの構築と保守・運用に加え、DXによる行政課題の解決を推進する部署です。直近では、介護保険システムや母子保健システムなど、政令市をお客様とする基幹業務システムの保守・運用に携わっています。
倉富 私のいる「技術戦略担当」は、北村さんが所属するデジタルコミュニティ事業部とは異なり、特定の分野や顧客に限定しない組織で、広く公共・社会基盤分野のプロジェクトに技術やノウハウを提供する立場です。私がこれまで携わってきたプロジェクトを例に挙げると、ウォーターフォール方式でのスクラッチ開発システムや、アジャイル方式を用いたローコード開発システムなど、その時々によってさまざまなプロジェクトに携わる機会があります。
——そうしたプロジェクトのなかでおふたりはどのような役割を担っているのでしょう?
北村 BIツールやタブレットアプリの導入提案、自治体情報システム標準化に向けたFit&Gap分析や見積もり業務などを担当しています。
倉富 私は主にお客様と開発チームの間に立ち仕様調整を行ったり、納品前に仕様要求を満たせているかを確認する成果物のレビュー業務などを担当したりしています。
まさかNTTデータからオファーが届くとは、思いもしなかった
——転職の経緯について聞かせてください。北村さんはなぜ自治体を辞めて転職しようと思ったのですか?
北村 前職の三重県の紀北町役場で偶然やりがいのある仕事と出会い、転職を考えるようになりました。
——といいますと?
北村 2019年に建設課から企画課に異動になり、そこではじめて庁内ネットワーク管理といった情報政策業務を担当することになりました。それまでITはどちらかというと苦手分野だと思っていたのですが、どうやら食わず嫌いだったようです。ITについて詳しく知れば知るほど業務に還元できることがわかり、仕事がどんどん面白くなっていきました。自主的にプログラミングを学びはじめ、業務で使用するアプリをつくれるまでになったのですが、自治体の職員は定期的に異動するのが通例です。数年後にはITとは関係のない仕事を担当するかも知れません。それで民間への転職を考えはじめました。
——倉富さんはいかがですか?
倉富 前職はベンチャーでしたから、SEといえどもできることは何でもやるのが当たり前でした。私自身そうした環境を楽しんでいましたし、実際、得るものも多かったです。そんな中で改めてこれまでの働き方を振り返り、これからどのようなキャリアを歩むべきか考え出したのは、尊敬する先輩が相次いで退職されたことがきっかけです。自分のなかで将来性があるIT分野で長く働きたい、SEとしてキャリアを積みたいという気持ちが改めて確認できたので転職を決めました。
——さまざまな選択肢があるなかで、なぜNTTデータだったのでしょう?
北村 人事担当者からWantedly経由でお声掛けいただいたときは正直いって驚きました。「NTTデータってあのNTTデータ?」と思ったほどです。一般に中途採用は即戦力が求められるものですし、そもそもNTTデータに採用されるのは、経験豊富なエンジニアだけだと思っていましたから。
倉富 私も意外に感じたひとりです。私にはSE経験こそありますが、前職では新規開発よりも運用・保守がメインでしたし、たまにお客様と追加要件の仕様についてやり取りする程度の経験しかありません。ですから、転職サイト経由でスカウトメールを受け取ったときは驚きました。
——おふたりとも当初は半信半疑だったんですね(笑)
倉富 はい(笑)。想定外の社名でしたからね。
北村 面接を重ねる間もどこかで「何かの間違いじゃないか」と疑る気持ちがあったほどです(笑)
——実際に話を聞いてみてどうでした?
北村 前職の自治体での業務経験を評価していただいていると聞いて、声を掛けていただいた理由がようやく理解できました。NTTデータなら確実に政令市級の自治体の業務に貢献できます。行政とは関連性の薄い開発職より、前職での経験を活かすほうがきっと技術者としての成長を確かなものにできると考え、NTTデータを選びました。
倉富 話を伺った後も、組織に馴染めるか、期待される成果が残せるか不安だったのですが、冷静に考えてみると、日本有数のSIerで働くチャンスがこの先巡ってくるかわかりません。今後のことを考えると将来自分のキャリアを振り返ったとき「あのとき挑戦してよかった」と思えるような選択をいまこそすべきではないか。そう思い、ご縁をいただいたNTTデータに決めました。
NTTデータには、若手の実力を育み伸ばす環境がある
——入社後の率直な感想を聞かせてください。どんな職場環境ですか?
倉富 技術戦略担当に所属するメンバーは技術のスペシャリストが大半を占めるものの、バックグラウンドは思いのほか多彩でした。ジェネラリストとしてさまざまな業務に強みを持つ方もいますし、新卒や第二新卒で入社したメンバーも多く、年齢層が幅広いのも意外でしたね。公共・社会基盤分野のプロジェクトはとりわけステークホルダーが多く、システムを構成する要素も複雑でしかも大規模。そのため合意形成の過程でさまざまな知見が求められます。だからこそ多様な経験を持つ人が集まっています。
北村 当初は肩に力が入りっぱなしでしたが、周囲の皆さんからも優しく接していただき、困ったことがあっても親切な対応をしてもらえました。経験者採用社員に先輩がひとりついてサポートしてくださるバディ制度にも助けられましたね。お互いに助け合う雰囲気は以前いた地方自治体に通じる部分もあり、新しい環境に慣れるまでそれほど時間はかかりませんでした。
——逆に慣れるまでに苦労したことがあれば教えてください。
北村 SQLを書くといった、はじめて行うような技術的業務は慣れるまでは苦労しました。また、自治体業務経験はあるものの、政令市級の業務規模とのギャップを埋めるのに苦労する部分もありました。でも、職場には技術知識や業務知識が豊富なエキスパートが大勢います。皆さんの暖かなサポートがあったので乗り越えられました。
倉富 NTTデータ独自の大型プロジェクト開発向けフレームワーク「TERASOLUNA(テラソルナ)」に慣れるのに少し時間がかかりましたが、北村さんがいうように周囲には頼れる先輩が大勢いるため、特に苦にはなりませんでした。プロジェクトにアサインされる際はシニアクラスの方とペアを組むこともありますが、メンバーを束ねる立場になることもあります。技術をはじめ、メンバーマネジメントに関しても充実した研修制度が用意されているので、不安を払拭する材料には事欠きません。経験を補うだけの環境が整っています。
——なるほど。ところでおふたりは、どんなときに仕事のやりがいを感じますか?
倉富 任せられた仕事をやりきれたときですね。自分ひとりで出来ることは限られていますが、それでも支援先の事業部の皆さんやお客様から直接ポジティブな声をかけていただくことがあるんです。そんなときに頑張りが報われた気がしますし次へ繋げるための気力が湧いてきます。
北村 私も同じです。経験が浅くても、素養や意欲を汲んで仕事を任せてくれるので、勉強のきっかけになりますし、任せてもらった以上、最後までやりきろうという責任感も生まれます。若手のやる気と実力を育む環境があると感じています。
ともに働きたいのは、関係者への感謝を忘れずチームワークを得意とする人
——今後の目標を教えてください。これからどんなビジネスパーソンを目指しますか?
北村 いまはまだ、目の前のタスクをこなしていくレベルですが、これからたくさん経験を積んで、いずれはプロジェクトリーダーになりたいですね。私のバディを務めてくださっている先輩のように、多くの案件を抱えながら各方面に目を配れるプロジェクトリーダーになるのが目標です。
倉富 幅広いプロジェクトに携われる技術戦略担当の立場を活かして、対応できる業務の幅を増やすのが当面の目標です。NTTデータには、技術的知見が豊富でかつプロジェクト推進力に長けた方が大勢いるので、皆さんをロールモデルに自分なりのビジネスパーソン像を追求していければと思っています。
——ご自身の経験、もしくは周囲で活躍されている方を踏まえ、NTTデータの公共・社会基盤分野にはどのようなタイプの方が合うと感じますか?
倉富 プロジェクトにかかわるすべての人に感謝できる人でしょうか。とくに公共・社会基盤分野のプロジェクトはどれも規模が大きく、関係者の数も少なくありません。プロジェクトはお客様をはじめビジネスパートナーの協力があってはじめて成り立つものですから、円滑なプロジェクト運営には、皆さんの努力に敬意と感謝の念を持つことが必要です。こうした気持ちを共有できる人と働けたらうれしく思います。
北村 私はチームワークを発揮して働くのが好きな人、得意な人は活躍できると思います。倉富さんがいうように、私たちが携わるプロジェクトは規模が大きいだけに、ひとりでできることは限られています。関係者を巻き込みつつお互いに生産性を高め合えるような働き方ができる方、もしくはそんな働き方が性に合っていると思われる方と一緒に働きたいですし、そういう志向を持つ方が活躍できる場だと思います。
——最後の質問です。以前のおふたりと同じように「NTTデータへの転職」を選択肢として考えていない方にメッセージをお願いします。
北村 私自身、半信半疑で面接に足を運んでいたくらいですから、数年前までNTTデータに転職するなんて考えてもみないことでした。でも実際には私のようにITプロジェクト経験がなくても業務への取り組み方や調整力等を評価され採用される方も少なくありません。行政や自治体、エネルギー、ヘルスケアなど、多様な業界での業務経験を活かして、ITの世界でキャリアを築きたいという方にもチャンスが開かれているからです。興味のある方はぜひ応募してみてほしいですね。
倉富 北村さんのいう通り技術戦略担当にもさまざまな経験を積んだ方が数多く在籍しています。すでに数多くの経験を積まれた方にはもちろん、私たちのようにチャレンジ意欲に期待されて採用される若手も大勢います。それはつまり、NTTデータにはそれだけ多様な人材が活躍できるプロジェクトがあるということです。たとえ今の業界がITではないとしても、築いてきたキャリアを活かせる環境がここには必ずあるので、次のキャリアの選択肢としてNTTデータを入れていただけたら嬉しいです。