以前は採用面接 私がやっていました
以前、、、数年前は私が採用面接をしていました。当時の当社の拠点は東京、名古屋、札幌だけだったので、それこそあちこち出張行って面接していました。
面接したあの子は”面接で緊張していたけど、とてもまじめに頑張ってくれそう”とか何とか良いところを見つけようとしたり、面接にきた子が緊張して黙っていると、僕の方が一生懸命しゃべっちゃったり。。。
でも、採用するかしないかは当社への入社意欲が高いとか、良い人そうとか感覚で選ぶことが多かった。
ところが中途採用だけではなく新卒採用もすることになり、新卒採用までは手が回らなくて、それで同じ総務の社員に新卒採用だけお願いしました。
新卒採用を他の社員に任せて変わったこと
新卒採用を他の社員に書類選考、面接、そして採用の決定までお願いしたところ、最初は僕と同じように感覚で採用をしていたんです。
でも、その子が採用した新卒が退職してしまった時に、その子がとても落ち込んでいたんです。
何で退職しちゃったんだろう・・・。当社の事を面接の際にきちんと伝えることが出来なかったのかな?もしかしたらフォローが足りなかったのかな。。。本当に落ち込んでいました。。。
そしたら、自分で「面接の際に伝えなければいけないこと」「長く働いてもらえる人の特徴」「自分たちの会社に足りないこと」を自分で小さなノートにメモを取っているんです。しかもノートとシャープペンシル。。さすが直近まで高校生だったもんなぁと思ったことを覚えています。
でも、そのメモをもとに出来たことは・・・
「面接の際に伝えなければいけないこと」をもとに面接の際に会社として良いことも悪いこともきちんと言えるように伝えることリストを作ったり、このようにnoteで発信したり、採用のためのサイトを作ったり(今年2月オープンです)して、会社のことを誤解無く理解してもらえるように工夫しています。
「長く働いてもらえる人の特徴」をもとに、書類選考の基準や新卒・中途社員の採用基準が出来たんです。当社のルールは年齢、性別、学歴を問わないので、本人の意欲や仕事に対する考え方とか、、、
「自分たちの会社に足りないこと」をもとに会社の制度まで出来たんです。
たとえば、入社してすぐに有休が使えないと寂しい想いをしている社員のために「有給休暇前借制度」とか、社員に少しでも何か還元したいということで「株主優待制度」とか、本人の希望で部署の異動が出来るように「社内公募制度」とか・・・。あと新卒の高校生と新卒の大学院生も入社時の初任給が一緒なんです。これも年齢や学歴を問わないという会社方針と違うということで変更になりました。
会社として変わったこと
その子が始めた小さなメモから、応募者への情報の伝え方、採用面接の仕方、会社の制度が少しずつ変わり、そして今では退職率も大きく下がりました。確かに今でも退職者は残念ながら出てきますので、常に反省点が出てきますが、少なくとも私が感覚で採用!とか決めていた時と比べたら、「求職者・社員にとって採用とはどうすべきか」「長く働いてもらうためにどうすべきか」というテーマにきちんと向き合って、本当にいろいろ改善してくれました。
それで、ここ数年は私が採用に関わることが無くなりました。。
最後に・・・
仙台支社は新規立ち上げということもあり、残念ながらきちんと進化出来ていない私が面接を担当しています。。。
ただ、書類選考は当社の社員がきちんとしているので、ご安心ください!!採用を担当している社員、今、当社で頑張ってくれている社員、そしてこれから入社してくれる社員の成長を期待しています。
あっ、最後に虚偽申告がありました。冒頭の写真のイケメン、、私では全然ありません。期待された方がいたらごめんなさい。。。