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『星降る夜に』を見て考えた産婦人科医について

こんにちは、ヘルスベイシスの採用担当の小林です。

近年、高齢出産や無痛分娩ということで産婦人科の医療技術が注目を集めていますが、
本記事では、産婦人科医についてご紹介していきます。

『星降る夜に』とは

星降る夜にとは、2023年1月17日からテレビ朝日で放送されている連続ドラマです。のどかな海街にある「マロニエ産婦人科医院」が舞台になっています。主演は吉高由里子で、マロニエ産婦人科医院で働く産婦人科医を演じます。緊急要請で対応した妊婦が亡くなり、訴えられた過去があります。この事件が主人公の心に爪痕を残しており、物語の主軸にもなっています。

産婦人科医ってどんな仕事?

産婦人科医は、妊娠出産、婦人科疾患、内視鏡手術、不妊治療、女性のヘルスケアなどを主に扱う医師です。医師は外科医、内科医、整形外科医などのカテゴリーに分けられますが、産婦人科医もそのうちの一つです。

なぜ産婦人科で働きたいのか?

産婦人科で働きたい理由は人によって異なります。妊娠出産といった命が誕生する場に携わりたい方もいれば、外科医のように人命に関わるような事態が少ないので精神的負担が少ないといった理由の方もいるでしょう。

本当の理由はネガティブな場合もありますが、たとえば志望動機などアピールする必要がある場では、命の誕生の瞬間に立ち合いたい、女性ならではの問題に寄り添って解決したい、といったポジティブな理由を伝えることが多いはずです。

産婦人科医 何人?

産婦人科医の人数は地域によって異なります。あるデータでは、全国に11,590人、女性10万人あたり17.75人となっています。医師全体の数としては男性の方が多いですが、産婦人科医は女性医師の占める割合が高いという特徴があります。

産婦人科の女医の割合は?

ある統計では、産婦人科における女医の割合は68.1%となっています。これはもっとも多い数字です。皮膚科65.6%、眼科50.4%よりも多い数字になります。逆にもっとも女医の割合が少ないのは、整形外科医の8.0%です。

産婦人科の医者になるには?

産婦人科医になるには、医師免許を取得する必要があります。医師免許を取得するためには、大学の医学部で6年間学び、実習を経て、大学の卒業試験と国家試験に合格する必要があります。

その後大学病院や大病院で最低2年経験を積み、産婦人科に就職すれば産婦人科の医者になります。

助産師と産婦人科医の違いは?

産婦人科医は医師免許を持っているので医療行為を行えますが、助産師は医師免許がないので医療行為を行えません。産婦人科での医療行為とは、帝王切開、無痛分娩などの行為のことです。助産師は医療行為以外の部分で妊婦のサポートを行います。医師よりも近い距離感で妊婦とコミュニケーションを取る場合も多いです。

産婦人科医 なぜ少ない?

産婦人科医が少ない理由は複数あります。代表的なものとしては、以下が挙げられます。

・訴訟のリスクが高い
・労働環境が厳しい
・比較的賃金が低め
・医療技術の高度化
・晩婚化によるリスクの増加

産婦人科医は訴えられるリスクが高いです。出産には常に危険がつきもので、日々出産に立ち会っていると防ぎようのない死産や、母体が障害を負ってしまうこともあります。

病気や怪我であれば訴訟が起きることも少ないのですが、出産は期待値が高くうまくいくのが当たり前と考えられている傾向があり、何かあると産婦人科医が訴えられてしまうのです。

次に、産婦人科は労働環境が厳しい傾向があります。人手不足のため、働いている人の負担が増えるからです。しかし、賃金は低めという傾向があります。労働環境の厳しさに対して賃金が見合っていないということで、産婦人科を離れてしまう医師もいます。

医療技術が高度化していることも、産婦人科医が離れていく一因です。医療技術が高度化したことによって産婦人科医の仕事が難しくなり、またミスにつながる可能性もあります。

晩婚化も医療リスクにつながります。高齢出産は母体にも生まれてくる子供にも負担が大きく、出産時にトラブルが発生するかもしれません。そして、トラブルが発生すると産婦人科医は訴えられる可能性があります。

このように、産婦人科医が減っていく理由は複数挙げられます。

産婦人科医のデメリットは?

産婦人科医のデメリットは、上でご紹介した産婦人科医が少ない理由と同じです。上でご紹介したようなデメリットがあるからこそ、産婦人科医が離れていきます。訴訟リスクが高い、労働条件が過酷、賃金が低め、といったことです。

最後に

社会に必要不可欠な産婦人科医ですが、その数は不足しています。
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