2025年5月15日にdotD noteに投稿された記事です。
身近になったChatGPTですが、「どのモデルを使えばいいの?」と悩んだ経験はありませんか?
ChatGPTのモデルは種類が増えていて、それぞれ特徴や得意分野が異なります。
この記事では、現在利用可能なもののうち有料プランも含め
GPT-4.1/GPT-4o/GPT-4.5/o3/o1 Pro
これら5つの主要モデルの違いと選び方を、ざっくりと分かりやすくまとめました。誤りがあればご指摘くださいませ。
目次
- 1. GPTには2つの「系統」がある
- ■ GPT-4系(4.1/4.5)
- ■ Omni系(GPT-4o/o3/o1 Pro)
- 2. モデルごとの特徴
- 3. 使い分けガイド(あなたはどれ?)
- 4. まとめ
1. GPTには2つの「系統」がある
実は、GPTにはGPT-4系とOmni系の大きく2つの系統があります。
■ GPT-4系(4.1/4.5)
- 特徴:
「知識」「論理」「事実性」を追求したAI。複雑な文書の理解、コーディング、精度重視の課題解決に強み。 - 向いている用途:
レポート要約/ビジネス分析/法律・技術文書/プログラミング支援など、正確さや深い分析が必要なシーン。
■ Omni系(GPT-4o/o3/o1 Pro)
- 特徴:
「人間らしい会話」「マルチモーダル」「推論・対話の柔軟性」に優れたAI。会話の自然さ・直感的なやりとりが得意。 - 向いている用途:
日常会話/相談/雑談/画像・音声を交えたやりとり/アイデア出し/カスタマーサポートなど。
2. モデルごとの特徴
それでは系統を意識しながらモデル毎の特徴を見ていきましょう。
モデル毎の特徴
3. 使い分けガイド(あなたはどれ?)
ではどういった場合にどのモデルを使えば良いでしょうか?
絶対というわけではありませんが、使い分ける際のご参考としてご覧ください。
- 精度・専門性・長文・コーディングなど「とにかく仕事や学術の質重視」
→ GPT-4.1 - 日常会話や画像・音声も交えた「万能・手軽さ重視」
→ GPT-4o - 百科事典的な知識の網羅・事実確認を徹底したい
→ GPT-4.5(上級者や特定研究向け) - 抽象的な議論や「AIと一緒に深く考えたい」時
→ o3 - AIの“考える力”や応答の深さをさらに極めたい
→ o1 Pro(上級者や特定研究向け)
4. まとめ
ざっくりまとめるとこのような感じでしょうか。
- GPT-4.1=万能な高精度プロフェッショナル
- GPT-4o=手軽・高速な会話型万能アシスタント
- GPT-4.5=知識や事実の厳密さ特化型
- o3/o1 Pro=推論・思考・議論型AI(o1 Proはその最上位)
迷ったらバランス型のGPT-4o、専門性・精度重視ならGPT-4.1/4.5 、会話や推論重視ならo3/o1 Pro
という選び方で考えれば良いかと!