予言していたわけではないですが、、、
約1か月続いたFIFAワールドカップも今朝の決勝戦で終了いたしました。この期間寝不足になった方も多いのではないでしょうか?
決勝戦は、スペイン対アルゼンチン。先ほど終わりました。結果は、まだ観ていない人に配慮してここでは申しません。
先週のコラムで予告したとおり、今回のタイトルは「目指せアディオス兄さん」。今朝の決勝戦に進んだ両国とも公用語はスペイン語。奇しくも「アディオス対決」となりました。
私たちを色々と楽しませてくれたワールドカップとも「アディオース」とさようならの挨拶をしなければなりませんね。
先週のコラムでは、挨拶の大切さについて書きました。
マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが2024年に行った挨拶に関する調査によると、挨拶をすることは、「人間関係」「自分の気持ち」のいずれも、約7割が「良い影響がある」と回答しています。ほとんどの人が挨拶することに対してポジティブにとらえているのです。
挨拶の効果は誰しもが認めるところですが、挨拶があまり行われていない職場があるのも事実です。今回は、このあたりを深堀したいと思います。
挨拶ができない理由とは?
AIに「職場で挨拶ができない理由」を聞いてみたところ、以下のような回答がありました。
1. 挨拶の重要性を理解していない
挨拶しなくても別に困らないと考えている。
2. 挨拶の習慣が身についていない
幼少期から挨拶の習慣がなかった。
3. コミュニケーション能力の不足
人との関わりが苦手。
4. 過去の経験による影響
人間関係への不信感がある。
5. 職場環境への不満や心理的距離
上司や同僚との関係が希薄、あるいは悪化している。
こうして並べてみると、なるほどなと思える内容です。
逆に言うと、挨拶をしないことで、こういう人なのだなという印象を持たれてしまうので、気を付けなければなりませんね。
ただ、実際には1〜5に当てはまらなくても、挨拶に躊躇する場面はあるのではないでしょうか。
私自身の経験から、いくつか典型的なケースを挙げてみます。
① 知らない人への挨拶に躊躇する
これはよくあることです他の会社も入っている建物に当社のオフィスがあります。私も全社員の顔を覚えきれているわけではないので、エレベータホールで会ったときに「この人は社員かな?」と挨拶をためらうことがあります。
エレベータに乗って、行き先階のボタンを見ながら、今気づいたかのように「おー、おはよう」と言ったりすることもあります。
ただ、同じ建物に働いているのでこれも何かの縁です。たとえ他社の方であっても、思い切って挨拶してみてはいかがでしょう。きっと挨拶を返してくれると思いますし、何か新しい関係ができるかもしれません。私も他の会社の方から挨拶をされると嬉しく思います。
② 偉い人への挨拶に躊躇する
偉い人に対して「自分のことを知らないはずだし、挨拶していいのだろうか」と思うこと、ありますよね。私にもあります。
でも、「いいんです!」(川平慈英調)。
偉い人も、挨拶されて「この人知らないのに挨拶されるなんて」とは思いませんよ。むしろ、挨拶がないと「何で挨拶しないのだろう」と思うのでは。
③ 返事がないと挨拶しづらくなる
挨拶には、相手の反応を期待する側面があります。人には承認欲求があるので、返事がないと、「受け入れられていない」と感じてしまうこともあります。
一度そうした経験をすると、次から挨拶を控えるようになってしまう。これは自然な流れです。
その負のスパイラルが積み重なって職場がそうした雰囲気になっているとしたら、少しずつでも変えていきたいところです。
自分から続ける、場で提起する――小さな行動の積み重ねが、ポジティブな空気へと変えていきます。
④ 二回目以降の挨拶に躊躇する
朝は挨拶するものの、その後何度も会うと挨拶しづらい――これもよくあるケースです。
そんなときは、軽い会釈だけでも十分です。無理に言葉にしなくても、「気にかけている」というメッセージは伝わります。
「アディオス兄さん」を目指して
ここまで挨拶の話をしてきましたが、私の中には「挨拶のお手本」と言える存在がいます。
それが、“アディオス兄さん”です。
私が入社したばかりの頃、朝出社すると、会社の正門でひときわ大きな声で挨拶をする警備員さんがいました。
カラスの鳴き声のように構内中に響き渡っていました。それがなぜか「アディオース」と聞こえるのです。きっと「おはようございまーす」を大きな声で早口で言うことで「あよだざーす」となって最終的には「あでぃおーす」になったのでしょう。皆さんも「おはようございます」を響くような大声で早口で行ってみてください。「あでぃおーす」になりませんか。
その「アディオース」という元気な挨拶をもらった私は「朝来たばかりなのにアディオスかよ」と心の中で突っ込みつつも、その元気な声に背中を押されて、「今日も頑張ろう」と思えたものです。
私の同僚の間では、敬意を込めてその方をこう呼んでいました。
――「アディオス兄さん」。
挨拶ひとつで、人の気持ちはこれだけ変わる。
そのことを体感させてくれた存在でした。
|連日の暑さで、先週より少しお痩せになったアディオス兄さん
「笑顔」と「挨拶」。
この2つを意識するだけで、周囲との関係や職場の雰囲気は確実に変わっていきます。
特別なことは必要ありません。
まずは一言、そして少しの笑顔から。
目指せ、アディオス兄さん。
――今日、最初の一声から始めてみませんか。
それでは、皆さん。来週までアディオース。
※本記事に掲載している画像の一部は、生成AIを用いて作成したものです。
※次号は7月27日(月)リリース予定です。