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豊泉家グループでは、「家縁(かえん)」という考え方をもとに、多くの方々をつなげていく取り組みを展開しています。特にNPO運営チームでは、グループ内外に向けてさまざまな「楽しみ」を提供し、一人ひとりが生き生きと過ごせる環境を整えることを使命としています。本記事では、NPO運営チームで活躍する竹林さんへのインタビューを通じて、その具体的な活動内容や今後の展望を探っていきます。
竹林さん / NPO運営チーム
約20年間にわたり、豊中市の出資法人でスポーツの普及・振興に従事。スポーツのコーチからスタートし、施設運営・部門統括などを歴任する。現在は豊泉家グループのNPO運営チームで、“相手に伝え、楽しませる”企画を数多く手がけ、各施設や地域のイベントを通じて多くの人々の“楽しみづくり”を推進している。
NPO運営チームが担う役割と誕生の背景
ーーNPO運営チームはどのような経緯で誕生し、その中でどんなミッションを掲げているのでしょうか?
豊泉家グループにはいくつかの法人があり、高齢者施設や病院、障がい者施設など、多種多様な事業を展開しています。その中で「NPO運営チーム」は、グループに属するNPO法人の中核として、いわゆる“楽しみづくり”を担っています。
活動領域は大きく分けて2つです。1つ目は、グループ施設をご利用いただく方へ向けたアクティビティの企画・運営や地域との連携活動。2つ目が、グループで働く従業員(フェロー)への福利厚生やイベント支援です。
もともと豊泉家の考え方として、「家縁(かえん)」を創っていこう、というキーワードがあります。人の輪を単なる“縁”にとどめず、「家族」のようなあたたかいつながりを築く。これを具体化するための部署として、NPO法人がさらに組織を拡充し、現在の運営チームが誕生したという流れです。
ーー具体的には、どんなメンバーで構成され、日々どのような仕事をしているのでしょうか?
常勤のメンバー数名を中心に、各施設を担当するスタッフやボランティアさんたちと連携して仕事を進めています。例えば高齢者施設の企画担当者は、日々のアクティビティを構築し、施設の介護職員や外部からお招きしたアーティスト・演者の方々を調整する。大きなイベントがあるときには、フェローたちと横断的にチームを編成し、全員で支え合って実現しています。
NPO運営本部としてもそれぞれの声を拾い、同時進行で多数のイベントをコーディネートするので、常に連絡やシフト調整が欠かせないですね。
ここまでご紹介してきたように、NPO運営チームの活動は大きく2つの方向性に分かれます。1つは、施設をご利用いただく方へのイベント企画や災害支援などの“外向き”な活動。もう1つは、豊泉家グループの従業員(フェロー)に向けた福利厚生の充実やサークル支援といった“内向き”の活動です。
外向き活動──利用者への“楽しみ”を形にするアクティビティ企画
ーーまずは外向きの取り組みについて教えてください。利用者の方に提供しているアクティビティにはどんなものがあるのですか?
イメージしやすいのが、各施設ごとに作成している「アクティビティ表」です。いわばカルチャースクールの時間割のような感じで、毎日違うイベントやプログラムが行われています。書道や体操、工作、レクリエーションなど、幅広いジャンルを用意していて、その時々に合わせて利用者の皆様に選んで参加していただく仕組みです。
企画担当者は、それぞれの利用者さんの興味・体力レベルやニーズをリサーチして、どんなアクティビティなら楽しんでもらえるかを考えます。ときには外部企業やアーティストとタッグを組んでVR体験を企画することもあるんですよ。
ーー大きなイベントとしては、どのようなものがあるのでしょう?
年に何度かは、“運動会”や“大規模なお祭り”を開催しています。運動会では施設ごとにチーム分けをして盛り上がりますし、地域のお祭りに出店する場合もあります。
また、震災支援など社会貢献事業にも積極的です。過去には能登半島で大きな地震があった際、グループが所有するキッチンカーを派遣して現地支援を行ったこともあります。こうした取り組みを通じて「家縁」を外へ広げていくのも、NPO運営チームの大切な活動の一つなんです。
ーー利用者から感謝の言葉をもらうと、やりがいを感じそうですね。
そうなんです。素直に「ありがとう」と言ってくださったり、「先生、楽しかったよ」と笑顔を見せてくれたりする瞬間は、本当にやりがいがあります。スタッフも、その小さな喜びの変化に気づいて「もっと楽しんでもらいたい」という意欲につながる。これは、実際にイベントをゼロから形にするからこそ味わえる魅力だと思います。
内向き活動──フェローを支えるHFCの仕事とやりがい
ーー方で、内向きの取り組みとしては「HFC(豊泉家フェロークラブ)」があるそうですね。
はい、HFCでは「グループで働くフェローに対する福利厚生」を主な軸としています。たとえば保養所の運営や、野球観戦・工場見学といったイベントの企画、サークル活動の支援など、多岐にわたります。
基本的な考え方は、フェローにも楽しみを味わってもらうこと。プライベートでリフレッシュできる体験を通じて、「豊泉家で働いていてよかったな」「もっと頑張ろう」と思ってもらえる場を用意しているんです。
ーー実際に、どんなイベントが人気なのでしょう?
比較的大人数が集まるのはBBQイベントやスポーツ観戦ですね。あるいは、カフェ巡りが好きなフェローが仲間を募ってサークルを立ち上げたり、釣り好きメンバーだけでイベントを企画したりするケースもあります。少人数で好きなことをとことん楽しむというスタイルが、HFCではわりと好まれている印象です。
もちろん、フェローそれぞれ希望が違うので、HFC担当者は「本当に求められているものは何か」を常にリサーチしながら企画立案をしているところです。
ーー自身のイベントが成功し、フェローから喜びの声が上がった時、どんな気持ちになるのでしょう?
やはり「やって良かったな」と思いますね。フェロー第一経営といわれるように、働く人が楽しく充実していれば、利用者のサービス向上にも自然とつながります。一緒に働く仲間と盛り上がることで“家縁”が深まり、さらに良いアイデアや取り組みを生み出せる。そんな好循環を作れるのが、NPO運営チームの面白さだと思います。
NPO運営チームが目指す未来と求める仲間像
ーー今後NPO運営チームをどのように発展させていきたいと考えていますか?
今はグループ内外からの要望に応じて、アクティビティや福利厚生を展開している段階ですが、今後はさらに外部との連携を深めていきたいですね。具体的には、行政や企業、地域ボランティア団体との協働で、もっと大きなイベントや支援活動を行う。やがては認定NPO法人としての認知を高め、不特定多数の方々にもメリットを提供できるようなステージを目指しています。
求められたことだけをするのではなく、「こんなことをすれば楽しんでもらえる」「こんな新しい事業もありえる」という視点で積極的に企画・提案する。それこそが“家縁”を広げる次のステップだと思います。
ーー最後に、NPO運営チームで働くうえで、どのようなマインドを持つ人が活躍できるでしょうか?
大切なのは「相手がどう感じるか」に寄り添いながらも、自分自身が楽しむ気持ちを忘れないことだと思います。イベント企画はもちろん、ボランティア調整や施設との連携など業務は多岐にわたりますが、その根底には「楽しんでもらうためにどんな工夫ができるか?」という姿勢があります。
また、求められる仕事をきちんとこなしつつ、そこから一歩踏み込んで新しいアイデアや価値を創造していく柔軟性や挑戦心も必要です。利用者さんやフェローが「この飴ちゃん、おいしいよ!」と無邪気に分かち合う感覚で、楽しさを提供できる人に、ぜひ仲間になってほしいですね。