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【調理師インタビュー】「入社のきっかけは近所の評判が良かったから。」安定性、将来性、やりがい。利用者と共に充実した人生を送れる、豊泉家グループの調理師について
総人口に占める65歳以上の人口は2022年に29.1%となり、これからますます高齢化が進む予定です。高齢化の結果、飲食業への集客が難しくなると危惧する声も。
しかし別の角度から見ると、高齢化はシニアマーケットの拡大を示しています。当然、飲食に関するシニアニーズも確実に増えていきます。
医療・介護関連事業を運営し、大阪・兵庫を中心に複数施設を展開する豊泉家(ほうせんか)グループ。そこで働く料理長に転職のきっかけや現在の仕事内容などを聞いてみました。
羽田野綾香 / 料理長
ショッピングモールなどに出店しているパスタチェーン店の調理担当から豊泉家グループに転職。現在は豊泉家桃山台の料理長として、調理業務全般と約50名のスタッフのマネジメントを主に担当。入社12年目。
先が見えない働き方に限界を感じ、安定性や将来性がある仕事を求めるように
飲食業で働く人が抱える問題として、長時間労働や休日が少ないなどが挙げられます。羽田野さんも前職では同じ不安を感じていたようです。
ーー転職のきっかけとなった前職での働き方や感じていた不安についてお聞きかせください。
前職は、パスタ屋さんで調理担当をしていました。業務内容は、午前中に料理の仕込みをし、開店後注文が入ったら料理。それをラストオーダーまで繰り返します。ホールには出ず、パスタを中心に揚げ物やオムライスなども作りました。
ショッピングモール内にあるお店だったので、かなり忙しかったです。とくに休日や長期連休などが最も忙しく、休みは月6回くらいでした。朝9時に入って、夜23時まで14時間働くのもざらでしたね。
ーーかなりの激務でしたね!将来についての不安などはありましたか?
店長が私以上に激務でした。ほとんど休みもなく…。
一生懸命働いた先の将来図が店長のような働き方だと考えると、明るい未来は描けませんでした。
飲食業で働く人あるあるですが、休みが不安定なので子どもの行事などにも参加できず、成長を見守ることもできません。もっと安定性や将来性がある仕事がないかと思っていました。
きっかけは近所で評判が良かったから!採用面談で理想のキャリアを描けると確信
前職では、明るい将来が描けないことから転職活動を始めた羽田野さん。豊泉家グループに就職を決めたきっかけなどを深掘りしていきます。
ーー羽田野さんが豊泉家グループに応募した理由を教えてください
転職活動中に、実家の近所に豊泉家グループの介護施設があることに気づきました。緑色の送迎車を目にすることが多く、親近感があったんです。
母に聞いたら「親切な介護士さんが多いよ」とのこと。良い印象を持って面接に臨みました。
ーー入社の決め手のようなものがあれば教えてください
もともと調理師としての仕事を探していました。しかし前職のような働き方ではなく、安定性と将来性を重視して、幼稚園と介護施設のふたつを検討していました。特にシニア業界は市場価値も高く、景気にも左右されにくく、安定しているじゃないですか。
実際、高齢者人口は増加の一途をたどっており、総務省統計局の出した高齢者人口と割合の推移を見ても、2040年まで高齢者人口が増え続けることがすでにわかっています。
画像引用:総務庁統計局|高齢者の人口
ーー羽田野さんは将来性まで考えて、豊泉家グループを転職先に選んだわけですね!
最終的に豊泉家グループに決めたのは、私がおばあちゃん子だったのが決め手です。介護食に関する知識はゼロでしたが、豊泉家グループで知識を深めれば、いずれ自分の祖父母の役に立てるかもという思いがあったのです。
また前職では、調理場にこもりっぱなしでお客様の反応を直接聞くことはありませんでした。しかし豊泉家グループでは、ご利用者の方と日頃から関わる機会が多く、「ありがとう」の声を直接聞けたり、いただいた要望をそのまま料理に反映させられるとのこと。ここならやりがいをもって働くことができると確信しました。
また6時から20時の間の8時間のシフト制で、残業はほぼなし。現在、料理長という立場となって勤務時間や曜日も自分で調整できるところも魅力的でした。
ーー転職の際、何が気になりましたか?
人間関係について気になったので質問しました。前職時代、慌ただしかったお店をなんとか回せていたのは、スタッフみんなの人間関係が良く、チームワークが高かったから。職場の人間関係が悪いと、仕事が楽しくないばかりか、良いものをお届けできません。
当時の面接官に職員同士の人間関係について質問したら、すごい勢いで「ほんまにいいです!」と返ってきました(笑)。
法人の方針も職員にいきわたって、透明性が高い雰囲気も良かったです。
介護業界の常識をくつがえす豊泉家グループの働き方にビックリ!
安定性を求めて豊泉家グループに転職した羽田野さん。転職後は今までの働き方とのギャップはなかったのでしょうか。
ーー転職直後の業務内容や前職とのギャップは?
最初は、施設で提供する給食などの仕込みや盛り付けを担当しました。大量調理が基本なので、ギャップを感じる方もいらっしゃるかもしれません。私自身は、もともと大量に仕込むのは慣れていたので、とくに難しさは感じませんでした。
盛り付けに慣れてきたら調理も担当するようになりました。そこで難しかったのは、飲食店では常識だったことや気を付けるポイントが、介護の現場ではまったく違った点です。
まず、ご利用者の嚥下能力に合わせて、軟らかく煮たり小さくカットしたりします。適切な大きさや柔らかさがつかめず、こんなに小さくていいの?なんて悩んだりしました。
ーーそのギャップをどのように乗り越えたのでしょうか?
当時の上司に細かく相談しました。アドバイスもたくさんいただき、それを参考に少しずつ改善していきました。とにかく人間関係がいいので、分からないことを相談しやすい雰囲気もあり不安はありませんでした。初心者でも働きやすい環境だと思います。
また、やっぱりご利用者と直接コミュニケーションが取れるところが非常にありがたいですね。ご利用者の声を日々の仕事に反映させ、より満足いただけるように心がけています。なかには「美味しかったよ」とお手紙をいただいたことも!入社前に確信した通り、大きなやりがいを持って働くことができています。
ーー現在のお仕事内容について教えてください
今は、料理長をつとめています。社内行事やイベントの準備・当日の調理、さらに全体のマネジメント役など幅広く担当しています。
前職はメニューが決まっていて毎日同じものを作っていましたが、今は季節を意識した家庭料理をお年寄りが食べやすいように調理しています。塩分など管理されている部分もあるので、管理栄養士さんと相談しながら、より美味しくご利用者が喜んでくれる料理を考えるのもやりがいです。
さらに豊泉家グループでは、ご利用者が本人らしくいられる場所や娯楽を提供しており、料理がメインになるイベントも多く開かれます。例えば一番人気の料理イベントは、お寿司の実演でした。目の前で寿司ネタを切るところから始め、注文いただいたものをその場で握ったりします。 車いすのご利用者に向け、少し低い位置で調理するのもポイントです。
ーーとても楽しそうですね!ほかにも豊泉家グループならではの特徴などありますか?
働きやすさは、大きな特徴だと思います。去年から就業規則が変わって、週4日の1日あたり8時間勤務からでも正社員として働けるようになりました。介護や育児で家族のために時間を割きたい人でも、今の生活に合わせた働き方が選べます。
あとはコロナ陽性になったときに、豊泉家グループから自宅療養セットを家族全員分いただける制度があり、職員を大切にしてくれてるなと実感しました。
管理職への道もあり!ワークライフバランスを実現できる豊泉家グループ
現在すでに料理長として責任ある仕事を任されている羽田野さん。最後に転職してよかったと感じたことや今後の夢や展望についてお聞きしました。
ーー豊泉家グループに転職して良かったことを教えてください
仕事時間が安定していて残業がないことで、自分のための時間を取れるようになりました。仕事とプライベートのバランスをとれるようになったのは嬉しいですね。
仕事のやりがいという点でも、コミュニケーションをご入居者と直接取れるのが気に入っています。「美味しかった」と食事のすぐあとに言っていただけるので、やりがいにつながっています。
自分の工夫がすぐに活かせて、その成果をすぐに実感できるのも嬉しい点です。
ーー豊泉家グループに転職して充実した日々を送る羽田野さんですが、今後の夢や展望を教えてください
今は料理長ですが、より上のポジションになりグループ全体に貢献できるようになりたいです。最終的には、複数施設の連携や橋渡しができるポジションを目指しています。
ーー素敵な目標ですね!最後に、こんな人に応募してきてほしいというのがあればお願いします
豊泉家グループでは自分に合った働き方ができます。ご利用者との距離も近いので、自分が作った料理の反応もすぐにいただけ、モチベーションにもつながります!特に、調理師として安定的に働きたい方や料理を通じて喜びを届けたい方には向いていると思います。介護食を知らない方でも大丈夫。もちろん未経験者も大歓迎!
人間関係の良い職場なので、不安なことは何でも聞いてください。ぜひ私たちと一緒に働きましょう!