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【集客の第2戦略】ライブコマースをSNSから魅せる

「ライブコマースはどのように集客すればよいのでしょうか。」
よくライブコマースを実施されている企業様から集客に対するこのような質問をいただきます。当たり前のことではありますが、第一の方法は告知です。告知には自社ECで告知する、SNSで告知する、メルマガやLINEで告知するなど様々な方法があります。

さて今回は告知とは少し異なる「サイマル配信からライブコマースに集客する」という第二の手法について解説をしていきたいと思います。

そもそもサイマル配信とは一般的には”複数のチャンネルや放送形式で、同じ時間に同じ番組を放送すること”を指すテレビやラジオで使われる用語です。今回議題とするライブコマースにおけるサイマル配信とは、ライブコマースをTig LIVEなどのSaaSサービスでメインの配信をして、その画面をそのままSNSのライブストリーミング機能にも同時に配信することを指します。

サイマル配信からの誘導テクニック

ライブコマースのサイマル配信によってSNSのフォロワーにも配信を見せることで総視聴者数を増やすことが期待できます。しかし総視聴者数が増えても、SNSのライブ機能には現時点でライブショッピング機能が実装されていません。そこでライブコマースの配信に参加してもらい、ショッピングにも参加してもらう必要があるのです。
つまりライブコマースとしてより重要なポイントは、自社ECや自社アプリで配信している購入機能のついたSaaSの自社ライブコマースに誘導することなのです。サイマル配信はうまく利用すればリアルタイムでメインのSaaSに誘導することができます。
ここではどのようにサイマル配信からメインのSaaSの自社ライブコマースに誘導すればいいのか、テクニックをご紹介します。

さらに誘導を促すための施策をいくつかご紹介しましょう。

  • メインのライブコマースでのみコメントを受け付けていることをサイマル視聴をしている人に向けてお知らせする
  • メインのライブコマースではクイズやアンケートの参加、クーポンなどの案内などがありより楽しい配信となっているとお知らせ
  • 前半はサイマル配信をし、後半はSaaSに飛ばないと視聴できない

このような施策を行うと効果的です。Instagramであればプロフィール欄や、ストーリーの投稿などでメインのライブコマースに飛べることをお知らせしましょう。

どのSNSにサイマル配信すればいいのか

サイマル配信できるSNSはInstagram、TikTok、X、YouTubeなどSaaSがサポートしている範囲は様々です。ではいったいどのSNSにサイマル配信をすればいいのでしょうか。実はその答えは目的や属性によって変わってきます。

例えばInstagramライブにサイマル配信する場合、基本的にはライブ配信と同時にフォロワーへ通知がいくため、視聴者となる対象はフォロワーです。フォロワーのためブランドや商品のことはよく知っている層です。またインサイトを見ればフォロワーの男女比年齢層などもわかります。

TikTokの場合はどうでしょう?TikTokはレコメンド機能が充実しているためフォロワー以外にも表示される確率が高まります。より新規の人にライブを見てもらうことが期待できます。しかし逆を言えばブランドや商品のことを知らない人たちとも言えるので、興味がなければすぐに離脱されてしまいます。

またShopifyによる今年の年末商戦に向けた意識調査では「若年層の購買行動に影響を与えるソーシャルメディア」について、1位は「Instagram」で49%、2位は「TikTok」で42%、3位が「YouTube」で41%でした。35~44歳の消費者でもInstagramでの購買は24%、TikTokでの購買は14%になったとのことです。これらの結果から、InstagramやTikTok、YouTubeは購買行動に影響を与えやすいとされています。

日本含む世界9ヵ国、年末商戦に向け若年層の購買行動に影響を与えるSNSはInstagramが49%、TikTok42%、YouTube41% | EC業界ニュース・まとめ・コラム「eコマースコンバージョンラボ」
グローバルコマースをリードするShopifyの日本法人であるShopify Japan株式会社は、日本を含むオーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、スペイン、英国、米国の9か国で、18,000人の消費者を対象に、2024年のブラックフライデー・サイバーマンデーや年末商戦に関する意識調査を実施した。
https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/98955

また海外ではTikTok Shopという機能が実装されており、TikTok上で商品リンクに誘導するライブコマースができるようになっています。TikTokはレコメンド機能が充実していることから、TikTok Shopを利用するユーザーの82%が「TikTokがきっかけで新しいブランドを知った」と回答しています。また「TikTok上で新しい商品を見たときに、他のSNSや動画プラットフォームに比べて、すぐに購入する」割合は48%も高いという結果も出ているようです。

TikTokで買い物するのが新常識。勢いが止まらない「ソーシャルコマース」の秘密
TikTokをはじめ、世界的に急成長を遂げる「ソーシャルコマース」。SNS上の「ライブコマース」や「おすすめ機能」を駆使した販売戦略は、従来のECサイトでは提供できなかった魅力的な購買体験を消費者に届けている。
https://tabi-labo.com/310724/wtg-tiktok-live-commerce

現在日本ではTikTok Shopは実装されていません。しかし目的に合わせた各種SNSでうまくサイマル配信を活用することは、購買意欲の高い若年層と自社ライブコマースの出会いを期待できます。購買意欲が高い状態で自社のライブコマースに誘導する可能性があるのです。

Tig LIVEではInstagram、TikTok、X、YouTube主要4つのSNSすべてをサポートしています。サイマル配信を活用してライブコマースとSNSマーケティングを融合させ、新しいファンとの顧客体験を形成していく仲間を募集しています。

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