こんにちは!
東京個別指導学院、元講師の横山です!
今回は、前回記事に続いて東京個別独自のアルバイト講師が行う『教室運営』についてお伝えします!
前回記事では、『教室運営』とは何か、どういう取り組みを行っているのか、などについてお伝えしているので、読んでいない方はぜひチェックしてみください!
そして、今回は『教室運営』についてより理解を深めていただけるよう、私が講師時代に行った『教室運営』の具体的な取り組み・教務班についてお伝えしていきます!
この記事を最後まで読めば、以上のことが分かります。
東京個別指導学院に興味がある方や塾講師のアルバイトをしてみたいと思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
【講師時代の取り組み】教務班とは?
私が講師時代に働いていた教室には、美観班や配置班、カリキュラム班などの班があり、各班にそれぞれの役割がありました。
私が働いていた教室の詳しい体制については前回記事でお伝えしているので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
また、教室内での活動も班単位で行うことが多く、リーダー講師が決めた『教室運営』の取り組みを班が実践するという形でした。
そういった体制の中で、新たな班である「教務班」を発足させました!
■教務班発足の背景
教務班を発足させることになった背景には、ベテラン講師の先輩方の卒業ということがありました。
経験が浅い講師達は授業やカリキュラム作成で疑問や不安を感じたら、ベテラン講師の先輩方に気軽に相談をしていました。
(私も新人講師の頃は本当にたくさんの先輩に助けていただいていました!)
しかし、ベテランの先輩方が卒業したことで、先輩に相談したい講師は多いのに、相談相手になってくれる先輩が少ないという状況になってしまったのです。また、どの先輩がどの教科に精通しているのかがわからず、新人講師が相談しづらい状況になっていました。
新人講師のサポートを行う新人フォロー班という班はありましたが、業務サポートが主な活動内容だったため、各教科の知識やノウハウを新人講師に共有できる体制は整っていませんでした。
このままでは、新人講師が安心して働けない上に、生徒たちに提供するサービスの質まで低下してしまう恐れがあると考え、教務班を発足することにしました!
■教務班の目的・役割
教務班の目的は、「講師の教務力の向上」でした!
教務力とは、
- 生徒の目標に対して見通しを持って的確な授業を継続的に行えること
- 授業だけでなく宿題や自習内容など総合的に生徒をサポートできること
この教務力を生徒の目標達成を実現するために必要な要素と考え、新人講師はもちろんですが教室に所属する講師全員の教務力を向上させられるように活動することを目的としました。
また、科目のベテラン講師にも参加してもらい、新人講師も「この科目は〇〇さんに聞けば解決できる!」ということがわかる状態になるように工夫もしました。
取り組み①:教科別ノウハウの集約・研修
教務班の取り組みの1つは、国語・数学・英語のノウハウを集約、講師研修の実施でした!
ノウハウの集約では、ベテラン講師が経験値や感覚で行っている指導を言語化し、新人講師達に共有できる状態を目指しました。
私は担当科目が国語だったので、国語のノウハウ集約を班のメンバーと行いました!
ごく一部ではありますが、以下のようなことに取り組みました。
- 本文を正しく読み取れている状態とは?
- 問題を解ける状態とは?
- 現代文・古文の読み方と解き方
- 現代文・古文のカリキュラム作成の考え方
国語は、個人のセンスに左右されると言われることも多い教科ですが、誰もが確実に成績を伸ばせるように、教科そのものを分析し、生徒がどういった状態になれば良いのか、その状態にするために講師はどのような指導をすればよいのか、などを徹底的に考えました。
また、こういった取り組みは国語だけでなく、数学と英語でも行いました。
そして、言語化したノウハウは研修で他の講師達にも共有し、これまで以上に的確な授業やカリキュラム作成ができることを目指しました!
取り組み②:自習管理シートの設置
講師が生徒の自習管理を行いやすくするための環境づくりにも取り組みました。
週1回の授業の場合、1週間=10080分間の中で、授業を行える時間はたった70分間(首都圏・愛知では80分間)であり、授業以外の時間の管理も生徒の目標達成のためには重要であると考えたからです。
これまでも、当然次回授業までの宿題は出していました。
しかし、1日にまとめて宿題をして他の日は勉強しない、宿題が終わったら何をすればいいか分からない、などといった状態の生徒も少なくなく、継続的な学習習慣が身についていない生徒もいました。
そこで、そういった生徒に対して日割りで宿題を出せるように自由管理ツールを作成しました!
たとえば、できたものからチェックマークを入れられるTODOリスト形式のものや、長期的に自習計画を立てられるカレンダー形式のものなど、5種類ほどを作成し、誰でも利用できるようにしました。
このツールを使って講師が日割りで宿題を出すことで、毎日勉強する習慣が身についた生徒がいたり、生徒が自主的に自分の学習計画を考えるようになったりするなど、生徒の自習時間の質を高めることができました!
小さな取り組みだったかもしれませんが、こういった取り組みが生徒の勉強に対するモチベーションを高められたり、生徒の成績向上に結び付いていたりするかもしれないと思えることが、本当にやりがいでした!
【Q&A】疑問やお悩み、すべて解消します!
ここからは、講師時代に1年間『教室運営』に携わった私の経験をもとに、『教室運営』に関する疑問やお悩みを解決していきます!
東京個別でアルバイトをしようかと考えている方、就職先として東京個別に魅力を感じている方は、気になる部分だけでもぜひ読んでみてください!
Q.東京個別の講師をしていたら誰でも『教室運営』ができるの?
A.誰でもなれるという訳ではありませんが、努力次第だと思います!
前回記事でもお伝えした通り、『教室運営』に関わるリーダー講師の決め方は教室によって様々です!
たとえば、『教室運営』に携わりたい人の立候補制や教室長や他の講師から推薦などです。
つまり、自分がリーダー講師になりたいと思っていても、誰もが絶対にリーダー講師になれるという訳ではありません。
ただ、教室長や他の講師から、「この人にリーダー講師になってほしい!」「この人になら教室のことを任せられる!」と思ってもらえることができていれば、リーダー講師になれる可能性は高まります!
そのため、日頃の業務をきちんと行うことはもちろん、教室長や周りの講師とも積極的にコミュニケーションをとり、信頼関係を築くなど、塾講師という仕事に誠実に取り組むことが大切です!
Q.『教室運営』の中で高まったスキル・能力は?
A.コミュニケーション能力と論理的思考力が高まったと感じています!
『教室運営』に携わっていると、通常業務以上に色々な講師と深いコミュニケーションをとる必要があります。
たとえば、自分と全く真逆の考えを持った講師から理解を得られるように対話を重ねる必要があったり、教室長と意見を交わすこともあります。
はじめは苦戦することもたくさんありましたが、こういったコミュニケーションの中で、相手の気持ちに寄り添う傾聴力、相手の本音や思いを引き出す質問力、自分の考えをより分かりやすく伝えるための話す力など、様々な面のコミュニケーション能力が高まりました!
また、『教室運営』を通して論理思考力も高まったと感じています!
『教室運営』は、リーダー講師が中心となり教室をより良くするために行っている活動ですが、教室全体を巻き込むことができなければ、生徒に還元することは難しくなってしまいます。
つまり、『教室運営』で打ち出す方針や活動は、教室に所属するできるだけ多くの講師が納得できるように、論理的に考えられていることが大切なのです!
そのため、『教室運営』に関することを考える時は常に論理的であることを意識していたので、自然と論理的思考が高まったのかなと思います。
Q.『教室運営』の経験を活かすことができた場面は?
A.最も活かすことができたのは就職活動中ですね!
私は就職活動中、東京個別での『教室運営』に携わった経験をよく話していました。
『教室運営』の経験を選んだ理由は、企業が求めるコミュニケーション能力や主体性・積極性を最もアピールできるエピソードだと考えていたからです!また、『教室運営』という取り組みを行っている塾は他にあまり聞いたことがなかったので、興味を持ってもらいやすいのではないかという思いもありました。
予想通り多くの企業の面接の中で「『教室運営』というのは具体的にどういったことをしているのですか?」「講師が塾の運営をしているというのはどういうことですか?」などと、たくさん質問してもらうことができました。
また、『教室運営』の話から一講師としての生徒とのエピソードなどにも繋げられたので、自分の強みを効率良くアピールすることもできました!
いかがだったでしょうか?
「アルバイトの講師がこんなことまでしているの!?」と驚いた方も多いと思います。
私も生徒として東京個別に通っていた時は、先生たちがこういった活動をしていることは全く知りませんでした(笑)
しかし、東京個別では社員だけではなく講師とともに『教室運営』が行われています!
もちろん、授業やカリキュラム作成などの通常業務と両立する必要があるため、物凄く大変ではありますが、協力し高め合える仲間ができたり、新たなスキルや能力を身につけられたりする本当に貴重な機会です!
また、Q&Aの中でもお伝えした通り、『教室運営』での経験は就職活動のエピソードとして活かすことができたので、大学生の内に経験しておいて本当に良かったと思っています!
この記事を読んで講師とともにチームとして生徒の目標達成・成果実現のサポートをすることに興味を持ってくださった方や、生徒はもちろん大学生の成長支援に興味を持ってくださった方はぜひお気軽にご応募ください!
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