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スーパーゼネコンからの転職。新たなキャリアとして、J.フロント都市開発を選んだ理由 - Member Interview 中島 宏幸(建築ユニット建築推進部)


大丸松坂屋百貨店やパルコなどを擁するJ.フロントリテイリンググループの一員として、グループ全体のデベロッパー事業を担い、多様な都市生活提案と魅力的な街づくりを推進するJ.フロント都市開発。
今回は、建築ユニット建築推進部で活躍する中島さんにインタビューを実施しました。

スーパーゼネコンからこの4月に転職をしたばかりの中島さんは、J.フロント都市開発の魅力として“自由さ”を挙げます。
企業規模や社風の異なる環境から転職をして、今何を感じているのか。
転職ストーリーや現在の仕事に焦点を当てながら、話を伺いました。


Profile

中島 宏幸(建築ユニット建築推進部)

大学卒業後、スーパーゼネコンで施工管理業務に従事。14年に渡り病院や大型商業施設など様々な現場に関わった後、2024年4月にJ.フロント都市開発株式会社に入社。


スーパーゼネコンで歩みはじめた、施工管理としてのキャリア。


▼まずは、これまでのご経歴を教えてください。

大学時代は建築学部で構造について学びました。進路として設計事務所を選択する人も多い中、室内でパソコンと向き合うのではなく、手を動かす仕事がしたいと思い、施工管理として就職しました。新卒でスーパーゼネコンに入社してからずっと、施工管理としてキャリアを歩んでいます。


▼施工管理ひとすじのキャリアなんですね。前職には何が決め手で入社をしたのですか?

大学の先輩が多かったことが、理由としては大きいですね。当時前職では誰もが知るビッグプロジェクトが動いており、そういった大規模プロジェクトに関わることができるということも、入社の決め手です。


▼これまではどのようなプロジェクトに関わってきたのですか?

スーパーゼネコンに在籍していた14年間の中で、病院、宗教施設、倉庫、大型商業施設など様々な建物の現場を経験してきました。数十〜数百億円規模の前職だからこそ関わることができるような、規模の大きい現場も多かったです。

特に印象に残っているのは、2023年にオープンした大規模な商業施設です。解体から竣工まで約4年間をかけたプロジェクトでした。繊細なデザインでありながら意匠の詳細は施工側に委ねられており、工期も短かったので大変でしたね。


30代最後にリスタート。他にはない建物が作れるワクワク感があった。


▼施工管理としてのキャリアを築いてきた中島さんですが、転職を考えるようになったのには、どのような心境の変化があったのでしょうか?

先ほど挙げたプロジェクトがとにかく怒涛の現場だったのですが、それをやり切ったという達成感が大きかったです。次に参加した現場で落ち着いて自分のキャリアを考えた時に、30代最後だったこともあって他の会社も見てみたいと感じ、転職活動をスタートしました。


▼転職活動はどのように行なっていたのですか?

業界としてはデベロッパーに絞って探していましたね。元々ものづくりが好きでしたし、現場で建物をつくっていく工程に関わる中で、仕事に興味を持っていました。

J.フロント都市開発は、転職活動の中で知りました。大丸松坂屋百貨店、パルコ、GINZA SIXといった商業施設に関わっていることを知り、興味を持ったんです。商業施設は普段から自分も足を運ぶことが多いので、前職時代から好きなジャンルでした。また、元々大阪にいたので、大丸松坂屋百貨店やパルコには馴染みも深かったです。


▼最終的には、どういった部分が入社の決め手になりましたか?

自由度の高さと選考のスピード感です。2023年に設立した会社ではありますが、これまでの歴史もあり、安定感を持ち合わせている印象でした。デベロッパー業界は老舗企業も多いので、新規参入は容易ではないと思います。ただ、J.フロントリテイリンググループであるということが、安心材料にもなりました。

そんな環境に、他にはない建物が作れるのではないかというワクワク感を感じたんです。歴史ある百貨店が、商業施設、マンション、ホテルなど、新しく目玉になるような建物を作ろうとしている。大きな可能性を感じましたし、他のデベロッパーにはない魅力だと思いました。

入社までのスケジュールも柔軟に対応してもらえて、タイミングとしてもよかったですね。


専門性+広い視野で、自分のキャリアを広げていく。

▼ここからは現在の仕事について伺わせてください。今はどのような業務を行っているのですか?

現在は建築推進部で、実施案件の進捗・機能・コストの管理、既存物件の改修・保全対応などを行なっています。ミッションは、円滑な進捗管理や品質性能の確保をすることで、ライフサイクルコスト(LCC)を低減させることです。ゼネコンでの現場経験を活かすことを意識しながら、日々キャッチアップしています!


▼所属している建築推進部について教えてください。

建築推進部は9名体制です。空調・衛生・電気を扱う「設備」と、運営がしやすいような動線の検討などプロジェクトの仕上げを行う「建築」に分かれています。

メンバーは、ゼネコンや設計事務所の出身者から百貨店やパルコで現場経験を積んできている方など様々です。全員がベースとなる施工の知識を持っており、その上で異なる専門性を身に着けています。異なる強みを持つメンバーが、お互いに補完し合いながら、強いチームを目指しています。


▼これまでとの違いは、どのようなところで感じますか?

専門知識だけでなく、施工全体に関する広い知識や視野が必要になるというところですね。前職では、専門知識は仕事の中で自然と身につきましたし、それが一番必要とされることでした。ただ今は、全体の知識は自分で動いて取りにいかないと、どんどん置いていかれてしまいます。

今の自分には、スケジュールや品質といった施工に関連する知識の面で、強みがあると思っています。ただ実際にお客様が利用するときのイメージ、環境、設備といった現場感覚は、これから身につけていく必要がありますね。早く習得したいという気持ちが強いので、できるだけ多くの物件に参加させてもらっています。


▼「自由度の高さ」が入社の決め手になったと伺いました。具体的にはどのような部分で感じることがありますか?

そうですね。特に働き方の点で強く感じます。前職では早朝から夜遅くまで現場で働くのが当たり前でしたが、現職は残業が少なく、日によってテレワークができる環境なので、それだけでもとても自由度が高いと感じます。今は9時半頃から始業し、早ければ18時、19時、遅くとも21時前には退勤をします。本来のサラリーマンの業務量を知ったような感覚です。(笑)現場もそうですが、何事も余裕がないと全体を見て考えることができなくなってしまいます。今は、良い意味で自分の時間に余白ができています。仕事が早く終わる分、プライベートでは資格の取得にチャレンジして、時間を無駄にすることがないように心がけています。


▼ちなみに、どんな資格にチャレンジしているのですか?

今は宅建です。会社も資格取得にはかなり協力的で、年間で最大35万円まで補助が受けられます。50万円分の自己研鑽が15万円で受けられるって、とても大きいですよね。資格取得をはじめ、学ぶことを後押ししてくれる制度です。


▼入社から半年が経ち、実際にどんな社風・環境だと感じますか?

1番感じたのは、社長との距離が近いということです。オフィスで社長を見かけることがほとんどない環境で働いていたので、社内を歩いているだけでも距離の近さを感じます。(笑)気を遣わずに話しかけて良い雰囲気がありますし、実際に歩いているところを捕まえて、相談しているメンバーも見かけますね。

一緒に働くメンバーたちは、とても優しく、自分の持つ知識や経験を惜しみなく伝えようとしてくれますし、分からないことは分け隔てなく教えてくれます。建築推進部に限ったことではないですが、社員全般言われたことをそのままやるというよりは、自分の考えや意見をもって行動をする、強い意思のある人が多い印象です。



▼今後、どのようなキャリアを歩んでいきたいですか?

まずは広く学んでいくことが必要ですが、3〜5年後にはプロジェクトを一通り経験し、会社に利益をもたらせるようになりたいと考えています。そして、5年後以降には人材の育成に関わり、J.フロント都市開発ブランドを高めるマネジメントを行う存在になっていきたいです。企画や開発など他分野にも挑戦してみたいですね。


▼最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いいたします。

入社して一番強く思うのは、自由度が高い会社だということです。どんな人でも受け入れる、安心して入社いただけるような土台のある会社だと思います。私自身まだ入社して半年も経っていないですが、こうして自分のストーリーを出していますし。(笑)

新しいキャリアに一歩踏み出そうとしている方、ぜひお待ちしています!




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