文責:上野嘉郎
2025年4月より、エネグローバル株式会社の代表取締役社長に就任いたしました。語るべきことは多いのですが、それは改めて機会を設けてインタビュー記事を作成していただこうかと思っています。がんばります。
また、会社ホームページ上の社長メッセージも新しくなりました←ので、もしよければご覧ください。代表挨拶としては稀に見る長文ではないかと思いますが……何度も書き直しているうちに、気づいたらこんな長さになっておりました。。最終的にChat GPTはあまり使わず書き上げました(ちょこっと使いました)。読んでもらえたら幸いです。
せっかくなので、恥ずかしながらボツバージョンのメッセージもこの場所で掲載いたします。
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子どもの頃からSFが好きでした。
と言っても、本格的なハードSFではなく、国民的な青い猫型ロボットが不思議な道具で日常を彩ったり時空や宇宙を冒険したりする、ワクワクする未来の話、そういうやつです。
50年後、100年後の世界はどうなっているんだろう。空飛ぶ車、人間より賢いロボット、メガネに映るホログラフィック、過去と未来を行き来するタイムマシン……そんな空想の多くが、今は現実のものに近づいています。ちょっと前までAIなんて夢のまた夢、と思っていたんですけどね(ちなみにこの文章はAIに作らせてません。AIだったらもっと上手に書いてるでしょうね)
あいにくタイムマシンが商品化されるのはもうちょっと先のようですが、実は、僕たちの仕事はタイムマシン作りに近いです。過去には行けませんが、未来には繋がっています。
エネルギーの開発事業は、常に10年単位で計画されます。そもそも企画してから開発完了するまでに何年間もかかりますし、その後の数十年に渡って運転を続けます。事業用地を借りるとき、当たり前のように20年間30年間の契約をしているけれど、30年経ったらちゃんと契約更新して追加30年借りたりするわけです。その頃、皆さんは何歳くらいでしょうね?
いま僕らが作っている発電所は、数十年先の遙か未来へと繋がっていて、もしかしたら僕ら自身よりもずっと長く働き続ける。エネルギー開発って、けっこうSFっぽい仕事じゃない? と気付いてから、僕はこの仕事がもっと好きになりました。
2050年の日本はどんな世の中になっているのか。2100年の世界はどうなっているのか。2112年には本当に青い猫型ロボットが生まれているのかしら、なんて言うと荒唐無稽な空想のように聞こえますが、僕らの作る発電所の寿命からすると、2100年はそんなに縁遠い話ではありません。
今の子どもたちの、そのまた子どもたちが生きる世界に、僕らの作った発電所が電力を供給していく。その電力で動くロボットたちが世界を飛び回って、人類の新しい暮らしを彩っている。そんな未来を、僕らは堂々と思い描くことができます。
『次世代のためのエネルギーを創る』。エネグローバルは、そんなビジョンを掲げていますが、実際のところ、次世代どころか、次々世代や次々々世代のためのエネルギーになっていく、かもしれない。
今のうちに、遙か未来の人々へ、エヘンと胸を張っておかなきゃいけませんね。
彼らが僕らの仕事に気付いた頃には、僕らはもう居ないかもしれないし。