アーバンエックステクノロジーズの代表、前田です。
弊社では最近、採用活動を通して気づいたことがあります。それは「事業が伝わりづらい」ということです。
弊社の事業は、ぱっと見では分かりづらい業界、ユーザーであるため、採用候補者の方には伝わりにくいようなのです。。しかし、ありがたいことに、直接説明すると好感を持ってくださる方も多いのも事実。
これはただ、事業の説明が足りないということで、今回はとことん事業について説明させていただこうと思います。ビジョン・ミッションについてはあえてカットして別の機会にお届けします。
株式会社アーバンエックステクノロジーズ事業説明
私たちのサービス「RoadManager」は自治体を助ける
私たちの会社では、道路の損傷箇所を検知する「RoadManager」というシステムを開発しています。車のダッシュボード部分に、道路方向にカメラを向けたAndroid端末を乗せ、街を走ります。収集した画像データをRoadManagerを通して分析することで、Webダッシュボード上で街のどこに損傷箇所があるのか、それぞれの路線の評価を実施し、その道路を管理する自治体がどこを補修すれば良いのか判断する手助けをしています。
皆さんが毎日通る「道路」ですが、国道・県道・市道…と管理自治体の管轄も異なるものが入り乱れています。いわゆる幹線道路と言われていて4車線以上あるような道路は国道や都道府県道路のことが多く、そこから枝分かれしている2車線以下の道路が市区町村道路、そんなイメージを持っていただけるとわかりやすいかもしれません。
そのため、我々のお客さまは、「県庁」になることもあれば、「市役所」になることもあります。
県庁の方が把握したいのは県が管理している道路の情報のみです。ですので、RoadManagerで収集したデータをどの管理者が管理しているのかを地理空間情報的な処理を使って自動で振り分けることも当社の技術的な面白さの一つです。
すでに、東京都、神奈川県をはじめとして日本国内22の自治体で導入され、実績が出てきています。
また、「2021年度 Smart JAMP(ASEAN におけるイ ンフラ管理システム導入可能性 )に関する調査検討業務」 に採択されたことで海外展開が始まりました。現在はミャンマー・ベトナム・シンガポール・インドネシアの4カ国で、アーバンエックステクノロジーズのサービスが使われています。
このサービスのニーズの根源は「費用」と「人不足」
道路の損傷を検知する。なぜこのサービスにニーズがあるのか。それは、道路損傷を行う技術の費用感と人不足に関係があります。
この道路の舗装点検をする方法は、現在主に2種類。
・高精度の専用車を導入する、非常に高額な点検車両が主要なコスト
・アナログに目視点検をする、人件費が主要なコスト
全国の道路120万kmの全てを専用車で点検することは費用の面で現実的ではなく、また、目視で点検するには人手が足りない、そんな状況です。
そんな中で、全国120万kmの道路に対して、適切な管理を行なっていくためにはどうするべきなのか。そこで「RoadManager」が活用されているというわけです。
適切な道路管理をしないとどうなるのか?
「道路管理」という話を聞いても、どのくらい緊急度と重要度が高い課題なのか想像し難いと思います。
道路を適切に管理しないとどうなるのか。
実は日本国内で、道路の陥没をはじめとする損傷を原因とした事故は、年間約1,000件も発生しています。自転車や二輪車が陥没につまづき、怪我を負ってしまうケースなどが後を絶たないのです。このような事故が起こってしまった場合、責任はその道路を管理している自治体に対して問われ、訴訟が起きることもあります。
道路損傷は自治体が頭を抱えるトピックの一つだということがお分かりいただけると思います。
この技術を活用いただき、兵庫県尼崎市では、ポットホール(陥没箇所)の補修件数が大幅アップ。3倍の補修を実施いただき、道路の安全性が高まりました。
サービスのスタートは、代表の大学時代の研究成果から
このサービスの土台となったのは、代表前田が大学時代に行っていた研究の実績をもとにしています。その成果をもとに、コロナ禍の2020年に創業しています。創業時からリモートでの就業が当たり前の環境で、取締役の一人は外資IT出身で現在は社会人学生として京都で大学院生をしながら業務に従事しています。。
私たちの目標は都市インフラをアップデートすること
現在のところは「道路」という領域をターゲットに事業を展開していますが、都市インフラには様々な分野があります。将来的には橋梁やトンネルなどの他の領域にも事業を展開していくことも目標にしながら、新規サービスの開発にも取り組んでいます。
道路は、私たちのミッション達成のための第一歩目だとお考えください。
なぜ道路から事業を始めたか、理由がわかるでしょうか。
それは、都市における一番最初のインフラが「道路」だからです。道路ができると人が移動できるようになって、建物が建って、道路の下に上下水道が整備されて、、、そうやって街ができていきます。
UbanXは社名の通り、都市の課題を技術の力でシンプルに鮮やかに解決していくことを目指す会社。だからこそ、まずは最もベーシックなインフラである道路から事業を始めて、都市インフラ全体に事業展開していきます。
このような事業に興味をお持ちいただける方は、私、代表の前田とお話ししてみませんか?下記の窓口からお気軽にお申し込みください。