インサイドセールス(IS)の世界において、過去のデータやお客様の声を管理する「CRM」は欠かせないツールです。しかし、プロベルには、システム以上に正確にお客様の情報を記憶している「人型CRM」が存在します。それが、今回紹介する高橋宏輔さん(35歳)です。
社内メンバーのこだわりや思考を紐解く連載企画「わたしの流儀」の第1回は、ISの高橋さんのキャリアと職人魂について。
入社当時はZoomやGoogle Meetの使い方すら知らなかったにもかかわらず、IT企業のプロベルで今や欠かせない存在になった高橋さん。社内で「人型CRM」と称される彼の仕事への向き合い方に迫ります。
高橋宏輔(たかはし・こうすけ):大学卒業後、地元の印刷会社に入社。セールスとして、受注からお客様との相談、レイアウト制作、生産管理への落とし込みまで幅広く担当。サービス業界やスポーツ業界など様々なクライアントを相手に制作を管掌した。プロベルでは営業として、インサイドセールス業務や、アポインターのマネジメントなどを行う。
目次
流儀 その1:徹底したアナログなアウトプット
流儀 その2:とにかく心配する
流儀 その3:やり方を押し付けない
流儀 その4:顧客の期待を超える
流儀 その1:徹底したアナログなアウトプット
大学の経営学部で簿記を専攻し、新卒で地元の印刷会社へ就職した高橋さん。12年半にわたり紙媒体やノベルティ、ダイレクトメールなどの営業兼プロジェクトマネージャー(PM)として活躍したのち、プロベルに入社しました。
非対面の電話を中心にお客様と向き合う現在のIS業務において、高橋さんはその圧倒的な記憶力を発揮しています。月1000件もの架電を行いながら、過去の問い合わせやリードの内容も細かく覚えている記憶力に、社内メンバーはいつも驚き。「頭の中はどうなっているんだ」という声が聞こえるほどです。
しかし、その“CRM脳”を作り出しているのは、徹底したアナログな努力です。
「お電話口でのお客様の言葉や課題、なぜそこに繋ぐのかという理由まで、無印良品の0.38mmのペンを使って、3000円のノートに細かく書き留めています。それを後でスプレッドシートに打ち直していく。この丁寧なアウトプットを重ねることで、お客様の特性や単価、お話の内容が自然と頭にインプットされるんです」
お客様に絶対に迷惑をかけたくないという心配性と、相手を喜ばせたいというホスピタリティが、この記憶力を生み出しています。(記憶力って、鍛えられるものなのでしょうか...)
流儀 その2:とにかく心配する
前職の印刷会社は、売上高40〜50億円規模の大きな企業でした。そこで高橋さんが捌いていた案件は、1回の印刷で300万〜400万円かかるようなプレッシャーの大きいものばかり。大手企業や団体の制作物・パンフレットなど、1つの誤植も許されない環境でした。
「複雑な特殊加工がいくつも重なると、完成までに2〜3週間かかり、1つのミスで全てがやり直しになります。土日に印刷機がちゃんと動いているか心配で、会社に見に行ってしまうほど心配性な性格ですが、おかげで一度も失敗や誤植をしたことはありません。また、若い頃に先輩に見積もりの遅さを叱られたのが悔しくて猛練習し、何を聞かれても2分後には見積もりを出せるスピード感も身につけました」
1日100件以上のメールに対応し、膨大な数の受注を年間通して捌いていた経験が、今の高橋さんの大きな土台となっています。
流儀 その3:やり方を押し付けない
高橋さんは現在、約10人のアポインターの方々のマネジメントも担当しています。数値やスクリプトを見ながら丁寧に相談に乗る姿が印象的ですが、前職では全く違うタイプだったと言います。
「当時は自分のやり方が一番正しいと思っていて、後輩にもそれを絶対に強制し、萎縮させてしまっていました。でも、私の上司の、私に対するマネジメントを見ているうち、考えを改めることになりました。上司は、私の話をいつも否定せずに聞いてくれて、個性を活かしてくれました。甘やかしではなく、それが結局一番理にかなっていると分かったんです。12年半、ずっと直属で育ててくれた上司のおかげで、今の『否定しない』スタイルがあります」
プロベルでは、アポインターの方から「アポが取れないのでリストやスクリプトを変えてみたい」と言われたら、高橋さんは絶対に否定しません。
「本人は良いと思って頑張っているから、個性を大切にしたい」
一緒にボトルネックがどこにあるかを考え、1日で結果の改善を期待するのではなく、週単位で検証してみる。近視眼的なものの見方でアポインターの方々を縛らないように意識しているそうです。
流儀 その4:顧客の期待を超える
仕事におけるこだわりについて「お客様をどれだけ楽しませるか。どれだけ期待を超えられるか」と語る高橋さんですが、プロベルへの入社も、まさに、代表の竹村さんの「期待を超えた」からでした。
竹村さんとは、前職時代に「お客様と営業」という関係でした。年末の押し迫った時期に起きた、竹村さんが発注書を送り忘れるというトラブルを、高橋さんが休日返上で奔走して解決したことがきっかけで、深い絆が生まれ、後年にプロベル立ち上げの際に入社を誘われたそう。
「私たちが一生懸命作ったアポイントから、お客様のビジネスがどんどん伸びていく。今後も、そうやってお客様の期待を上回り続けたいですね」