今回ご紹介するのは、《スケジュールボード》📋
左に 「前日やること」、右に 「今日の予定」 を並べ、タスクをマグネットで管理できるシンプルなツールです。
🌱 どうして“見える化”が大切?
以下のような 発達特性に伴う“苦手” がある場合、行動の手順や時間の流れが 頭の中だけ では整理しづらいことが多いからです。
✅ ASD(自閉スペクトラム症)でつまずきやすいこと
・空気を読む・非言語的なコミュニケーション
・距離感や会話タイミングの調整
・予定変更・予期しない出来事への対応
・感覚過敏/鈍感(音・光・匂い など)
・曖昧な指示や抽象表現の理解
✅ ADHD(注意欠如・多動症)でつまずきやすいこと
・時間管理(遅刻・締め切り忘れ)
・物の整理整頓・忘れ物
・興味のないことへの集中維持
・衝動的な発言・行動
・段取り/優先順位づけ
・複数タスクの同時進行
✅ 学習障害(LD)でつまずきやすいこと
・読む:文字を読むのが極端に遅い/間違える
・書く:漢字が覚えられない/文字が正確に書けない
・計算:簡単な計算でも混乱する/数の概念が分かりづらい
✅ 共通してよくある困りごと
・普通にできて当たり前”と責められる経験
・ストレス耐性が低く、パニックやフリーズを起こしやすい
・雑務やマルチタスクをこなすことへの負担感
💡 ボードの仕組みとポイント
・色分け(黄色=前日/青=当日)
時系列を目で追えるため、予定変更にも気づきやすい。
・タスクをマグネットに書く
終わったら裏返す・外すなど“完了アクション”が達成感に直結。
これらの工夫によって、
ASD:変更点が一目でわかり、不安が軽減。
ADHD:時間の流れを具体的に把握しやすく、忘れ物を防止。
LD:文字量を最小限にし、色や形で情報を取得。
🧩 「苦手」は「できない」ではありません
ツールと環境調整で負担を減らせば、子どもたちは本来の力を十分に発揮できます。
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