What we do
私たちは精神科と小児科の訪問看護をメインとして、子育てを中心にご家庭での暮らしをサポートしています。
「訪問看護」と聞くと、一般的にご高齢者の介護のイメージが強いかもしれませんが、医療サポートが必要な方すべてが受けられるサービスです。
■ OHANAの訪問看護
<精神科>
女性の産前から産後の子育てをサポートするのに加え、男性の精神状態のケアも行います。また、特に専門的な知識が必要な、発達障害・精神疾患を抱えるお子様の育児支援も行っています。
親御様のメンタルケア、及びお子様の食事や着替えなどの物理的なサポートを通して、ご家族が休む時間を確保し、不安な気持ちを和らげることが主な目的です。
特に年齢とキャリアを重ねてきた女性が家庭に入ると、孤独感や産後鬱のリスクが高まります。また、最近では高齢出産も増えているため、介護と子育てを同時にこなさなければならず、心身共に負担を抱えた方も多いです。そして、若い世代では子育てに関する情報をSNS等で収集することもメジャーですが、膨大な量の情報に振り回されて、自分で精神を追い込んでしまうケースも少なくありません。
当社には助産師のメンバーも多く在籍しており、専門的な産前・産後サポートが可能です。不安の多い子育てに寄り添い、いつでも気軽に相談できるLINEの相談窓口も設けています。
<小児科>
低出生体重児などの医療的ケア児(退院してからも医療的なケアを必要とするお子様)のサポートを行っています。
一般的に病名がつかない限り受けられるサービスが少なく、まさに低体重のお子様がそれに当たります。低体重は病気ではないものの、お母さんのお腹の中で適切な発達ができなかったことを意味するため、生まれてからも発達に支障が出るケースが多いのです。サポートが必要ならば、私たちのような事業者が担うべきと考え、育児支援をしています。
<終末期医療>
ご病気が進行してしまった方に対して、我が家でご家族と長く過ごせるようなサポートをしています。衣食住の支援に加え、点滴などの投薬も行います。
在宅での看護においては、様々な症例と向き合うことになります。ご病気の症状を見るだけでなく、周りのご家族の状況も観察しケアすることが、ご家庭での暮らしには必要です。そのような多様な状況に対応しながら医療的なサポートができるのは、私たちのような看護師だと考えています。
■ 離乳食オンラインサロンLüLü(ルル)
このサービスも、訪問看護ではカバーしきれない、子育て支援に必要なピースです。
離乳食専門管理栄養士である料理教室『Lafutur』代表 三井眞理子氏との共同事業として、赤ちゃんのお食事をサポートするオンラインサロンを運営しています。
お子様が思うように食べてくれない時、どうして良いかわからず自信を喪失してしまう親御様も多くいらっしゃる中、正しい知識を身につけていただくことを目的としています。
■ OHANAのこれから
子育ては、地域全体で協力して行うものです。核家族化で孤立する家庭も増える中、全ての家庭が必要なサポートを受けられるように、各都道府県に事業所を展開したいと考えています。
その他にも、お子様が体調を崩しても安心してお預けいただける保育園を運営したり、虐待を受けるお子様のサポートをする、SOS 子どもの村(現在福岡のみ)を横浜にもつくったり....理想の未来のためにやりたいこと、やるべきことが沢山あります。
Why we do
訪問看護で子育て支援、家族支援を行うことで、誰もが安心して子供を産み育てられる未来をつくりたい。
これが私たちの思いです。
代表の渡辺は当初、小児科専門の訪問看護を手がけることを計画し、地域のご家庭を訪ねていました。しかし色々なご家庭に触れる中で、“精神疾患・発達障害・貧困といった問題は、行政の手だけではカバーしきれていない” というお話を聞き、「行政が解決できないのであれば、私たちがやればいい」と思い立ちました。
起業した2020年はちょうどコロナ禍であったことも影響し、産後鬱が増加した時期。まずは女性の産後鬱ゼロを目指すことをはじめ、子育て世代の心のケアを行いたいという思いも重なり、現在の事業を始めるに至ります。
高齢化対策は昔から講じられてきた一方で、少子化への対策、つまり子育ての支援は未だ少ないのが現場です。母子サービスの情報は少なく、受け入れ先もほとんどないため、安心して子供を産み育てることができないご家庭も多くあります。
私たちは、訪問看護のサービスをもっと身近にして、必要な支援を受けながら負担少なく子育てができる環境を整えていきたいと考えています。
もともと医療は、生活の支援から発展してきたもの。家庭にとって本当に必要なのは、医療的なケアにとどまらず、“暮らし” そのものを支えるサポートです。
私たちは、未来をつくる子育て世代、そして子供たちの支援をおこなうことで、誰もが安心して子供を産み育て、幸せに暮らせる社会をつくっていきます。
How we do
■ 自立を促すサポート
私たちは、利用者様には訪問看護をずっと使って欲しいとは思っていません。訪問看護の中で不安を最小化し、自信をつけて自立していただくことを目標にしています。LINEでのサポートを行っているのは、利用者様がご自身の悩みを言語化し、私たちからのアドバイスも含め記録に残すことで、次に同じ問題が起きた時にご自身で対応できるようにするため。そして “自分で対処できる” という自信に繋げていただくためです。
■ プライベートは仕事と同じくらい大事に
私たちのサービスを利用される方の人生を豊かにするために、まずは自分自身の人生を大事にして欲しいと考えています。プライベートが充実していないと、仕事でパフォーマンスを発揮できません。ですので、ワークライフバランスを重要視しています。直行直帰が可能なため、子育て中の方でも家族と過ごす時間を大切にすることができます。
また、当社のユニークな福利厚生として、婚活支援制度を取り入れています。看護師の困りごとの一つが、出会いの少なさです。結婚がゴールではないものの、一人で見る世界だけでなく大切な人を通して見る世界が、人としての成長や仕事のスキルアップにつながると考えています。
さらに、エステサービスの福利厚生や、社販.comの利用(https://ohana-care.net/shop/)、2024年1月〜確定拠出年金を開始しました。
■ 私たちのチーム
OHANAには、看護師・助産師・保健師・保育士・管理栄養士・精神保健福祉士が在籍しており、多職種での連携を密に取っています。医療の世界では上下関係や経験年数が重要視されることも多いですが、当社では一人一人が「何をできるか」「どういう思いで仕事をしているか」を大事に、フラットにコミュニケーションをとる組織です!
直行直帰のメンバーも多いですが、事務所に揃うときには皆でご飯を食べたり、カジュアルなカンファレンスを行ったりすることで情報交換を行っています。病院とは違い、在宅での看護はリソースが限られます。そのような中、困難なことに直面したときにも、様々な知見を持ち寄って “どうしたら乗り越えられるか” を前向きに考える姿勢を大事にしています。
■ 働く環境
看護師にとって “働きたい” と思える環境を整えています。一般的に看護師は、夜勤に入ることで収入面が安定する職業です。そのため、子育てで夜勤に入れなくなると収入が減り、看護師の仕事が好きでも諦めなければならないケースが少なくありません。
当社は基本的に土日休みで、夜勤がなくても収入が担保されているため、ご自身の体のサイクルに合わせて仕事ができます。
また、当社では電子カルテやWeb勤怠のみならず、Slackでの情報共有を行ったりなど、様々なツールを用いて効率的に業務を行っています。Webでの管理を積極的に取り入れることで、直行直帰などの働きやすさにも繋がっています!