今回は、ロジテックのフラッグシップ拠点・八千代LFCの拠点責任者を務める宮下 祥太(みやした しょうた)さんにインタビューしました!中途入社の宮下さんが現場に持ち込んだのは「勢いと気合と根性」を仕組みに変えるための"数字"でした。拠点をゼロから立ち上げる日々と、そこで起きている変化について聞いてみました。
Q1. まずは自己紹介をお願いします!
ロジテックの宮下祥太です。倉庫推進チームに所属していて、いまは八千代LFCの拠点責任者をしています。中途入社で、それまではずっと倉庫の所長をやってきた人間です。
八千代LFCは、ロジテックの千葉県内に点在していた拠点を1つに集約した、新しい大型拠点です。既存のお客様もこちらにお迎えして、現場を新しく立ち上げていく。その旗振りと、立ち上がったあとの運営・改善・収支まで、ひととおり見ています。
Q2. ロジテックに入ったきっかけは何だったんですか?
じつは僕、もともとキャムコムグループへ「依頼する側」だったんです。
前職でも倉庫の所長をしていて、人材を供給してもらう立場でした。そのつながりから「物流会社を立ち上げるので、来ていただけませんか」とお誘いいただいて。そこから話を聞いていった、という流れですね。
Q3. 物流一筋のなかで、ロジテックはどう見えましたか?
いちばん惹かれたのは、未来に向けた投資にすごく積極的な会社だな、というところでした。
物流業界って、どうしても目の前の業務を回すことが最優先になるんです。お預かりした荷物を、今日中に、確実に。そこを何より大事にしている業界だからこそ、先々に向けた投資までなかなか手が回りにくい現状があるのかなと思っていて。実際、ごく一部の物流企業さんのようにCMを打って「こんなサービスをやっています」と外に打ち出せているのは、本当にひと握りの大企業だけですよね。
でもロジテックは、規模で言えばこれからの会社なのに、ドンと大きな倉庫を借りたり、新しいサービスを立ち上げたり…。いまは自分も中にいるので感覚が麻痺してきましたが、外から見たら驚くような動き方をしているんじゃないかなと思います(笑)
物流会社なのに、いい意味で"物流物流していない"んですよね。3PLという立場もそうですし、「人の役に立つサービス、企業の役に立つサービスって何だろう」を本気で突き詰めています。請け負うだけではなく、自分たちでサービスをつくっていく会社なんです。その姿勢が、単純におもしろいなと思っています。
Q4. いま、どんなお仕事をされているんでしょう?
ざっくり言えば、拠点の運営・管理・改善です。「拠点経営」という言い方をしていて、収支も含めてこの拠点に関することは全部見ています。あわせて倉庫チームとして横断的に、ほかの拠点の業務にも関わっています。
八千代LFCは、ロジテックのフラッグシップ倉庫です。だから「お客様に見せられる倉庫」であることが前提。安全衛生、人材の教育育成、そして企業様を誘致するための営業倉庫。この3つを軸に、いまつくっている最中です。
Q5. ご自身が起こした「変化」があれば教えてください。
私が取り組んでいるのは、収支の見える化です。物流会社って、拠点長くらいしか収支を見ないという会社が多いんですけど、それをあえてオープンにしています。
たとえば、うちは協力会社さんと一緒に仕事を進めていくので、車両ひとつ取っても依頼先が数十社あります。同じ仕事でも、どこに、どういう時間で頼むかで収支が大きく変わるんですよ。とある条件の仕事をA社にに頼んだときの利益は5,000円、B社なら1万円、違う条件ならA社での利益は1万円、B社なら5000円というふうに。それが数字で見えるようになると「じゃあこの仕事はどこに頼もう!」を自分で考えられるようになります。
そしていちばん変わるのが「自分でやるか、人に任せるか」の判断です。みなさん、どうしても自分でやりがちなんですよね。自分でやるのが一番早いですし、人に教えるのはなかなか難しいので。
でも、たとえばいま1人で5時間かけている作業を、派遣の方2名にお願いしたとします。人員コストだけ見れば2倍です。ふつうはそこで「高くなるからやめよう」となるんですが、空いた5時間で自分が別の仕事を取りに行って売上がコスト以上に増えるなら、会社としてはそちらのほうがいいわけですよね。
数字が見えていないと、そもそも判断するための根拠がないので、どこに頼めばいいのか、誰に任せればいいのか、選びようがないんです。加えて、自分でできることの範囲とコストを見比べられなければ、自分でやるべきか、人に任せるべきかも決められません。
だからこそ、役職に関わらず数字を全部見せています。そうすれば、一人ひとりが根拠を持って選べるようになりますし、自分の仕事を人に渡していけば、対応できる人も増えていきます。会社の成長という意味でも、そのほうがいいと考えて、数字の見方や活用方法を広げていっています。
Q6. 数字を見せたとき、メンバーの反応はどうでしたか?
最初は「何を言ってるんだろう」と思われていたんじゃないかな(笑)。それまで数字を開示されてこなかった人にとっては、正直、興味のない話だったと思うんです。
なので、どういう意図で数字を見せているのかを、ちゃんと伝えるようにしました。「この数字をこう考えると、もっと自分の効率化になるよ」と。意図まで含めて共有するようになってから、みんなの動き方が変わってきたように思います。
もともと、社員も、派遣さんやパートさんも含めて、みなさん責任感を持って仕事をしてくれています。ただ、それが違う方向に行くと「何時間残業してでも終わらせればいい」という根性論になりがちで。
責任感としては素晴らしいんですが、働く人の環境を考えたときに、根性で進めるのはやっぱり良くないと思っていて。それよりも「5時間かかっているこの作業を、どう変えれば4時間で終わるのか」を考えてほしいんです。
ロジテックはまだスタートアップの域にある会社で、正直、勢いと気合と根性でやってきた部分も少なからずありました。そこに現実的な物差しを持ち込めてきたのは、僕ならではのところかなと思っています。
Q7. 八千代LFCで、新しく始めていることはありますか?
いろいろありますが、たとえばパトロール制度。責任者である僕らの目だけでなく、拠点外の社員にも入ってもらって見てもらうんです。そのうえでミーティングを開いて、できていること・できていないこと・改善プランを出して、とにかくPDCAを回していきます。
あとはスキルマップもですね。社員一人ひとりのできること・できないことを可視化して、より高いレベルに引き上げていくための取り組みで、これはロジテックとして、今回が初めての取り組みです。
ルールづくりでは、①一般的に言われている取り組み、②お取引先の倉庫で見た「ここまでやるのか」という取り組み、③自分たちのヒヤリハットから生まれたルール。この3つを積み上げて、いちばんいいものをつくろうとしています。
こうして並べてみると、八千代LFCひとつ取っても、新しい挑戦がいくつも同時に走っているんですよね。拠点をゼロから立ち上げる機会なんて、そう何度もあるものではないので、正直、いまがいちばん充実しているかもしれません。
Q8. 最後に、応募を考えている方へメッセージをお願いします!
ロジテックは、新しいことにチャレンジできる会社です。場合によっては、自分でサービスをつくることだってできる場所だと思っています。
ただ、チャレンジって勢いだけでするものではない、とも思っていて。何を選べばどうなるのかが自分で見えていれば、挑戦は「賭け」ではなく、積み上げていけるものだと考えています。八千代LFCでやろうとしているのは、まさにそこなんです。ルールをつくって定着させて、一人ひとりのスキルを可視化して、根拠を持って動ける状態にする。そのうえで、もう一段大きなことに挑んでいきたいと思っています。
八千代は、ロジテックにとって人を育てて送り出していくハブにしたい拠点でもあります。ここで身につけたことは、他の拠点でも、この業界のどこに行っても通用するはずです。
だから、物流の経験があるかどうかは、正直関係ありません。「もっとこうしたらいいんじゃないか」と考えて、実際に動いてみられる方。そういう方となら、いくらでも面白いことができると思います。
かくいう僕も、日々新しいことに挑戦している最中です。一緒に挑んでくれる方と働けるのを、楽しみにしています!