今回は、ロジテックの倉庫事業部・東習志野倉庫でセンター長を務める見津 美穂(けんつ みほ)さんにインタビューしました!
見津さんの物流のスタートは、派遣スタッフ。そこから現場リーダー、社員、センター長へと歩んできた方です。
「倉庫の仕事=黙々と荷物を運ぶ」というイメージを持っている方にこそ読んでほしい、倉庫の仕事の“幅の広さ”を聞きました。
Q1.まずは自己紹介をお願いします!
東習志野倉庫でセンター長をしています、見津美穂です。2024年11月に中途入社しました。事務スタッフから現場スタッフまで、拠点まるごとを見る役割を任されています。
今日も、朝は出荷の状況を確認して、午後は新しく始まるお客様の案件の打ち合わせ。「一日じゅう倉庫の中で作業している」という感じではないかもしれません。
Q2.入社の経緯が、ちょっと変わっていると聞きました。
そうなんです(笑)。もともと東習志野の倉庫は、ロジテックの倉庫ではありませんでした。私は別の会社の一員としてこの倉庫を運営していたのですが、その物流業務をノウハウごとロジテックに引き継ぐことになって。場所だけでなく、そこで働いていた人も全員まるごとロジテックへ。私も面接を受けて、そのまま同じ倉庫の仕事を続けています。
前の会社ではこの倉庫の立ち上げから関わっていたので、ゼロから2年ほどかけて育ててきた場所をそのまま持ってこられたのは、幸せなことだったと思います。
Q3.倉庫の仕事の面白さを教えてください。
いちばん面白いのは「正解が案件ごとに全部ちがう」ところです。食品なら賞味期限、家電なら大きさ、ベビー用品ならギフト対応——扱うものが変われば、棚の置き方も、数え方も、使うシステムも変わります。同じ倉庫の中にいながら、毎回ちがうパズルを解いているような感覚なんです。
もうひとつは、工夫した結果が、その日のうちに数字で返ってくること。今日注文が入ったものは今日中に出す、この日までにこの作業を終える。何人で、どれくらいの工数で終えられたかが毎日記録に残ります。「昨日より少ない人数で、早く終わった」がはっきり見えるので、スコアを更新していく感覚に近いかもしれません。
Q4.そもそも物流を選んだ理由と、入ってから変わったイメージを教えてください。
私が最初に物流を選んだ理由は、「人とたくさん接しなくても、黙々と作業ができそう」というものでした。派遣スタッフとして働いていた頃は、実際そのイメージにかなり近かったです。目の前の作業に集中していれば一日が終わる。接客が得意ではない方や、自分のペースで進めたい方には、本当に働きやすい環境だと思います。だから「黙々とやりたい」という方にも、ちゃんと向いている仕事なんです。
イメージが変わったのは、そこから現場リーダー、社員、センター長と役割が変わっていってからでした。外から見ていた頃は、荷物を入れて、出して、在庫を管理して……という裏方の仕事。「物流」と聞いても“へぇ”くらいの言葉でした(笑)。でもいまは、出荷したら終わりではなくて、届いたあとのお問い合わせやご返品まで私たちが対応しています。コールセンターのような業務ですね。お客様と話したり、新しい仕組みを考えたり——気づけば、最初に思っていた「黙々」とは正反対の仕事もするようになっていました。
面白いのは、そのどちらもこの倉庫の中にあるということです。黙々と手を動かして品質を極めていく人もいれば、人をまとめるのが得意な人、お客様と一緒に仕組みを考えるのが好きな人もいる。入口は「黙々」で全然よくて、慣れてきたら役割のほうを変えていける。それが物流の、そしてこの倉庫のいいところだと思っています。
Q5.「倉庫でラッピング」もされているとか。
はい。ベビー用品を扱う大手のお客様の案件で、出産祝い用のラッピングとお問い合わせ対応をまとめてお引き受けしました。赤ちゃん用の椅子のような大きなものから洋服・おもちゃまで商材の幅が広く、ラッピングは毎日発生します。
ここで難しかったのは、技術そのものより「人の揃え方」でした。倉庫は、扶養の範囲で働くお母さんや時短の方、週2〜3日シフトの方が集まって回っている現場です。上手な人を2〜3人育てても、その人たちが休みの日には出荷が止まってしまう。だから「一部の人が上手」ではなく「全員がひととおりできる」状態を目指しました。結果的に、いまは誰が出勤しても、同じようにキャラメル包装もリボン結びもできます。
包装って、開ける側では絶対に気づかない“順番”があるんですよ。そこを揃えるところから始めました。倉庫でラッピングまでやるところは、たぶんそんなに多くないと思います。
Q6.新規案件の立ち上げも、かなりの数をこなしてきたそうですね。
はい、もう数え切れないほど立ち上げてきました。うちの倉庫は、大きなお客様1社だけを扱う倉庫とは違って、小さなお客様までたくさんお受けしています。「他ではやらない内容までやる」のが強みなので、とにかく件数が多いんです。
それだけの数を経て感じるのが、この仕事はコンサルティングに近いところがあるということ。というのも、物流倉庫に委託するのが初めて、というお客様がとても多いんです。何を準備すればいいか、どこでつまずきやすいかをご存じない。だから最初の打ち合わせから、一緒に設計していきます。
そのとき大事にしているのは、できることだけでなく、デメリットも先にお伝えすること。「この方法だと、こういう場面で困りますよ」と最初に言っておかないと、後々のトラブルになりますから。
もうひとつの武器が、長年ペアを組んでいるシステム担当の存在です。在庫管理や出荷データのやりとりの仕組みは何種類もあって、賞味期限で管理したい、JANコードで管理したい、とご要望はさまざま。現場を知っている私と、システムを知っている相方のようなスタッフ。この2人が合わさると、営業が持ってきた案件にプラスαのご提案もできます。「そこまで考えてくれるんですね」と言っていただけた瞬間は、やっぱりうれしいですね。
最初は戸惑うことばかりで「こうすればよかった」の連続でした。でもいまは、案件が決まった時点で「まず何から準備すればいいか」が見えるようになりました。この積み重ねが、いちばんの成長かもしれません。
Q7.これから、どんなことを変えていきたいですか?
まず楽しみなのが、新しくできた八千代の拠点です。これから化粧品や医薬部外品も扱っていきたいと聞いていて、そうなると倉庫の世界が一段広がります。医薬部外品は、本当に神経を使う商材なんです。私も以前、香水を扱ったことがあるのですが、法律が絡むのでラベル1枚にも許可が必要ですし、印字が間違っていたら全品回収になってしまう。それくらいの緊張感がある仕事も、倉庫にはあるんですよ。
そのうえで取り組みたいのが、ふたつ。ひとつは人材の確保です。倉庫は、どれだけ広くても人が集まらないと回りません。ロジテックはグループの横のつながりがあるので、そこをもっと活かしていきたいと思っています。
もうひとつは、「誰が来ても同じ仕事ができる」状態をつくること。梱包ひとつ取っても、やる人によって仕上がりが変わります。だから現場でマニュアルをつくって、更新し続けたい。1回つくって終わりではなく、ルールが変わったら書き換える。スキマバイトの方が入った日でも、すぐ同じ品質で動ける仕組みづくりも引き続き頑張っていきます。
Q8.最後に、応募を考えている方へメッセージを!
物流は、言葉は知っていても中身が見えにくい仕事だと思います。でも中に入ってみると、新しく入った方でも、自分が中心になって仕事を作り上げていける世界です。
「入ったばかりだから発言できない」ということも、まったくありません。いい提案なら、すぐ採用です。私自身、派遣スタッフから始めて、いまは新しいサービスを立ち上げる側にいます。誰かの指示どおりに動くより、自分で考えて動くほうが面白い——そう思える方なら、きっと楽しめると思います。お待ちしています!