サイバー・バズでは異業種から転職して活躍しているメンバーも多く在籍しています。
もともとブライダル映像制作会社で働いていた上野 留香さんは、広告代理店でのSNSアカウント運用業務は全くの未経験でした。
そこから日々業務と向き合い、一つひとつ前進してきた結果、現在はマネージャー職に昇格。着実にキャリアアップを重ねています。
ネット広告業界が未経験にも関わらず、なぜ成果を上げることができたのか。
その原動力について上野さんへお聞きしました。
略歴
上野 留香(ウエノ ルカ)
SAC本部コンサルティング局
兵庫県出身。新卒でブライダル映像制作会社へ入社し、営業から映像制作・オウンドメディアの
マーケティングなど幅広い業務に携わる。2020年2月に中途でサイバー・バズへ入社。
SNSのアカウント運用コンサルティング部署のマネージャーとして、クライアントのアカウント設計や
メンバーマネジメントに従事している。2021下半期事業部ベストスタッフ賞受賞。
趣味は舞台鑑賞、アルトサックス。
「女性の“なりたい”を叶える」ために奮闘した前職時代
──新卒でブライダル映像制作会社に就職したのはどうしてだったんですか?
上野:大学3年のときにメディア情報学科へ進学したんですが、ちょうどその頃はYouTubeやFacebookが流行っていて、私も好きだったんですよ。その流れで「映像制作をやってみたい」と思って、この学科へ行こうと決めたんです。
就職活動ではメディア系のテレビ業界や映像制作の会社を受けていました。進路を決めるなかで、自分としては「顔の見えないお客様の映像を作るのは好きじゃない」と思うようになり、「接客を通して顔の見える形での映像制作を手がけたい」という考えに至りました。そして、ブライダル映像制作会社で働くことにしたんです。
──ブライダル映像制作会社ではどのような仕事を経験しました?
上野:私はマーケティング部に配属となりましたが、パンフレットの制作から販促企画、プロフィールムービーの商品企画、自社のオウンドメディア運用などさまざまな業務を経験させてもらいました。もう何でも屋のような状態で、いろんな仕事をやっていましたね。
新郎新婦の門出となる結婚式の裏方として支える仕事にやりがいを感じ、トータルで7年ほどブライダル映像制作会社に勤めました。
また、会社のインスタ運用も担当させていただいたので、もしかしたらその経験が今の仕事の原体験になっているかもしれません。
ネット広告業界のスピード感の早さに初めは戸惑った
──その後、ネット広告業界未経験でサイバー・バズへ入社します。異業種転職をしようと思った経緯を教えてください。
上野:前職でのインスタ運用の経験を活かしつつ、もっと大きなメディアや広告代理店へ転職し、いろんな企業アカウントの運用に携わりたくなったんです。
先々のキャリアを見据えたとき、まずは広告代理店で多種多様な企業アカウントの運用を経験し、そこから事業会社やメディアへ進むのが良いと思ったので、サイバー・バズへ入社することになりました。
──未経験の業界に飛び込んだわけですが、不安に思ったことや苦労したことはありますか。
上野:前職はレガシー産業だったこともあり、昔からの慣習や伝統を大切にする文化が根付いていましたが、ネット広告業界に来てからはものすごく時間の流れが早いのを感じています。
媒体のアップデートや広告手法のトレンドなどの移り変わりが早いので、最初はキャッチアップして追いつくのが大変でしたね。
また、最初入社したときはコロナの影響でリモートワーク中心でしたが、周囲のメンバーは頭の回転が早く、かつ喋るスピードも速い人が多くて(笑)。
畑違いの業種というのもありますが、仕事のスピード感が全然違っていて、なんとか追いつこうと必死に仕事していました。その中で心がけたのは「みんなが出す平均以上のアウトプット」を出すこと。
レスポンスは早く返したり、わからないことはチームメンバーに聞いたり、先輩が作った過去の資料を参考にしたりしながら、自分の付加価値を出せるように意識しました。
「クライアントファースト」を掲げ、信頼関係を築くこと
──中途未経験で入社したとは思えないほどシニア、マネージャーと着実にキャリアを積み重ね、2021年にはベストスタッフ賞の受賞にも輝いています。異業種からの転職にも関わらずに活躍できたのはどのような原動力があったんですか?
上野:入社してから1年ほどで、クライアントへの提案や折衝、課題解決のためのプランニングなど、コンサルタントとして独り立ちすることができました。「クライアントファースト」を掲げ、目の前の業務を必死にこなすのを心がけましたね。クライアントが求める要望の期待以上のアウトプットを出すことで信頼関係を築くことができ、結果的に案件の継続にもつながると思っています。
私自身、一度熱中できるものを見つけたら、ひた走れる凝り性な側面も持っていて。なんというかオタク気質なところもあるんですよ。
SNS運用で言えば問題を見つけることが好きなんですが、例えば媒体のアップデートでSNSのユーザーの反応が変わってくると、従来のロジック通りの広告のパフォーマンス効果が出ない場合もあります。
そんなときに「もっとこうしたら良くなるかも」、「既定路線のロジック以外のアプローチの仕方はないか」など、問題に対する打ち手を考えることに対し、前向きに取り組めるんです。
また、女性商材を扱うクライアントのSNS運用をする際は「女性の“なりたい”を叶える」という前職での気持ちに近い部分もあり、そこがモチベーションになっているかもしれません。
──企業のSNSアカウントを運用する仕事をやってきた中で、何かエピソードや嬉しかったことはありますか?
上野:クライアントから頂いた言葉なんですが、先方の担当者が変わった際に「絶大な信頼を置いている『上野さん』です」とミーティングの席で紹介されたのはとても嬉しかったですね。クライアントファーストを思って、ずっと真剣に取り組んできた甲斐があったと実感しました。
また、クライアントから継続案件が取れ、広告にかける予算(バジェット)を多くいただけた際も素直に嬉しいですし、もっと頑張ろうとやる気が湧いてきます。
凝り性な性格だったのが業界未経験でも活躍できた理由
──業界未経験でもSNSアカウント運用に向いているのはどんな人だと思いますか?
熱中できる人、凝り性な人はすごくマッチすると思います。企業のSNSアカウントを運用するにあたって、SNSにおける投稿の定量・定性面の分析から言語化してクライアントに提案するまで結構時間がかかるんですよ。
クライアントの商品を買って自分で試して「本当にこの訴求の仕方でいいのか」、「もっと違う切り口で商品の魅力を伝えられないか」など想像力を働かせることも大事です。
私の場合、今振り返れば前職の経験が活きているかなと。結婚式は新郎新婦によって個性が出るので、さまざまな演出のスタイルを目にするなかで自然と想像を張り巡らせたりするのが身についたと思っています。
あとは社員の平均年齢が若いので、変に壁とか持ってしまうとしんどいかもしれません。
表向きは明るく楽しく仕事しているように見えますが、実際はクレバーな人が多いので、わからないことは素直に聞くことが大切ですね。
“お姉ちゃん的”なポジションを確立してメンバーと切磋琢磨
──現在はマネージャーとしてチームを率いる存在でもあります。メンバーとの接し方やモチベーションの担保はどうされていますか?
上野:チームメンバーのモチベーションを保つのは、まだまだ難しいなと思っていますね。
ただ、私はプレイングマネージャーで現場も引き続き見ながらマネジメントもしているので、後輩に寄り添ったアドバイスや働きかけをするようにしています。
後輩が自分よりも得意な業界であれば、躊躇なく任せることもしますし、あまり上下関係は意識せずに「責任を持つところはしっかりと持つ」ことを大切にしていますね。メンバーから慕われ、安心感持って接してもらえるよう、“お姉ちゃん的”なポジションを確立できるよう、日々チームみんなで協力しながら業務にあたっています。
──最後に今後の目標と求職者の方へ一言お願いします!
上野:まず自分自身の目標ですが、これからもクライアントファーストの精神は忘れずに、お客様の可能性を広げられるよう、仕事に従事していきたいと思っています。
SNSの企業アカウントを運用していて感じるのが、SNSでしか繋がれない層へブランドの魅力を伝えられること。
SNSを起点に、ブランドの価値や世界観などをいろんな層へ届けていき、今後もクライアントの成長へ貢献できるよう尽力していきます。
また、サイバー・バズに興味を持ってくださる求職者の方に向けては、スピード感のあるネット広告業界で、自分を磨きながら一緒に成長したい人はぜひ応募いただきたいです!
誰もが知るナショナルクライアントから急成長の新興企業まで、さまざまな案件に関われるのが大きな魅力です。
この業界に挑戦したい気持ちがあれば、未経験でも最初の一歩を踏み出せる。
そう思っています。
<文・撮影/古田島大介>
▼「SNSアカウント運用コンサルタント」の求人は以下から
株式会社サイバー・バズ's job postings