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成績最下位から、入社4年目で支店長へ。成長を支えた3人の上司たち|【連載】オンテックスの For you ストーリー~あなたは誰のために働く?~

「日本一、誰かのために頑張れる会社」を社是としている当社。今回ご紹介するのは連載企画「オンテックスの For you ストーリー~あなたは誰のために働く?~」。オンテックス社員が「誰かのために頑張ったこと」のみにフォーカスを当てた記事コンテンツとなっています。

今回インタビューをしたのは、遠州支店 支店長の永塘(ながとも)さんです。入社当初、成果が出せず悩んでいたところに、まったく縁のない浜松支店への異動が決定。そこからの大躍進を支えたのが、3名の上司と周囲の方々の言葉でした。

遠州支店 支店長 永塘 拓也

2016年にオンテックスに中途入社。名古屋支店に配属となるも、入社2年目には浜松支店へ異動。新拠点の立ち上げメンバーとして経験を積みながら、入社4年目には支店長に昇格。現在は、浜松地区のブロック長として地区のマネジメントに携わる。

入社2年目から次第に実力を発揮し、4年目には支店長へ

ーーまずは永塘さんの、オンテックスでのキャリアについてお聞かせください。

2016年に営業として中途入社しました。名古屋支店に配属されたのですが、入社2年目に静岡県浜松市へ転勤となりました。新拠点のメンバーとして、6名で浜松支店を立ち上げましたね。今では40名程度にまで組織が拡大し、急成長を遂げています。入社4年目には支店長に昇格し、現在は遠州支店の支店長を務めています。

ーー営業として、最初から順調に成果が出せたのでしょうか?

いいえ。入社1年目は成績が伸びず、順位も下から数えた方が早かったです。入社2年目になってから徐々に実力が備わり、個人成績でも上位で表彰されるようになりました。その後は、すぐに支店長へ昇格。入社4年目からは「支店全体」の業績達成を目指すようになり、なかなかトップに食い込めずに悔しい思いをしてきましたが、なんとか支店業績全国1位を達成し、また新たな目標に向けて頑張っています。

誰かのために頑張ろうと思うことで、飛躍的に成長

ーー永塘さんにとって「この人のために頑張ろう」と思える方はいますか?

やはり、上司の存在が大きいですね。もちろん家族のためや、部下のために頑張ることもありますし「誰かのために頑張る」というオンテックスの社是にも強く共感しています。ただ、今の私の立場があるのは上司の作ってくれた環境のおかげだと思っているんです。

入社1年目は成績が振るいませんでしたが、浜松への異動をきっかけに大きな飛躍を遂げたきっかけになったのが、上司である小林さんでした。

さらに先輩の奥村さんには、とても手厚く面倒を見てもらっていましたね。奥村さんは「上司に恩を返していこう」と考えるタイプで、私も大きな影響を受けました。


※奥村さんの「オンテックスFor you ストーリー」はこちら!(記事挿入)


また、執行役員である南川さんの考え方も、私の背中を押してくれたと思います。

私自身が元々、自分のために頑張るよりも「人のために頑張る」方が力を存分に発揮できるタイプでした。幼稚園から大学までずっとサッカーをやっていたこともあり、チームプレイが得意で、誰かのために行動することが多かったんです。そういう自分の性格を改めて実感でき、成果を出すことができて本当に嬉しく思っています。

ーー3人の上司とは、それぞれどのようなエピソードがあったのでしょうか?上司の小林さんとのお話からお聞かせください。

私が浜松支店に異動した際、上司の小林さんはまだ「浜松支店 支店長」でした。当時は、全国に60店舗近くある支店の中で業績1位を目指しており、一筋縄ではいかない雰囲気が漂っていましたね。

オンテックスは業界No.1の実績があるため、ここで1位を取ることはすなわち、業界内でトップになることと同じです。それぐらい高い目標を達成し「必ず1位を取りたい」と常々言っていたのが、上司の小林さんでした。私もだんだんと「小林さんのために、目標を達成したい」と思うようになり、自然と頑張れるようになりました。結果として、達成に向けて行動することが自分の成長にもつながり、最短で支店長になれたのだと思います。

さらに小林さんを支店長からブロック長、さらにその先のエリア長へと昇格させられるように、全社表彰されるような貢献を意識して仕事に取り組んでいました。

ーー上司の小林さんとのやり取りの中で、印象に残っていることはありますか?

小林さんはあえて褒めないんですよ。当時は「全然褒めてくれない」と気になり、少し不安になるぐらいでした。ですから「褒められるために頑張ろう」と、どこかで思っていたのかもしれません。

理由を聞いてみると「褒めて伸びるタイプと、そうじゃないタイプがいるから」と言っていて。確かに、私は褒められてそれで満足してしまうので、それ以上は頑張らなかったかもしれないです。私の性格を知った上で接してくれたのだと、今になって理解できました。

本当に落ち込んだ時は近くにいて、いつも相談に乗ってくれていましたし、我が子のように接してくれていました。入社2年目から小林さんは部長になり、浜松支店も「成果が出せる人材が集まっている」と社内でも名の知れた支店へと成長。何もできなかった私を、本当に大きく育ててくれたと思います。

部下のために頑張っていた上司から得た気づき

ーー当時の先輩であった奥村さんとの関係は、どのようなものだったのでしょうか?

先輩の奥村さんは当時、支店長代理として一緒に浜松支店に異動してきました。私が上司の小林さんに指導を受けると、いつも奥村さんがフォローして励ましてくれていましたね。逆に奥村さんの厳しい指摘の意味を、小林さんが噛み砕いて教えてくれることもありました。

初めての単身生活が不安だったこともあり、最初は自分の家に帰るよりも奥村さんの家で過ごす日が多かったかも知れません。商談トークの練習にも付き合っていただき、さらにはご飯もごちそうになっていました。ちょっと厚かましかったからか、冗談まじりに「いやだなぁ」と言いながらも、真摯に向き合ってくれました。(笑)

地元が名古屋である奥村さんは、当時名古屋を出たくないという思いが強かったみたいなのですが、私はそれ以上にその思いが強く異動をするかどうかを本当に悩んでいました。恐らくその事情も考慮してこれほどまでに向き合ってくれていたのだなと今になって思います。じゃないと社会人にもなって、家に泊めてくれたり毎晩一緒にご飯を食べたりしてくれることはないと思うので。感謝してもしきれませんね。

奥村さんは、仕事の時はしっかりしている一方で、優しい人柄も感じられます。本当に部下から信頼されていますし「こういう人のために、恩返ししたい」という思いは、今でもありますね。

ーー3人目の執行役員の南川さんとの関係は、いかがですか?

私にとって「出世の道を開いてくれた存在」が南川さんです。私が支店長に昇格する際も、目指しやすい環境を整えてくれました。当時、南川さんは名古屋のエリア部長で2〜3ヶ月に一度会う程度。それでも南川さんが描いている「部下を出世させたい」というビジョンを有言実行できるよう、社内体制を整えようとしていることが伝わってきましたね。「この人は部下のために頑張っているんだ」と実感しました。

私が早くに昇格できたのも試行錯誤していた様子を汲み取ってもらえたからではないかと、考えています。自分のための昇格ではなく、お世話になった上司に昇格してもらいたいと思って頑張っていたのに、気づいたら私も支店長になっていた…そんな感覚でした。

自己成長はあくまで手段。その先に「誰か」がいることが、大切なのではないか。そこに気づかせてもらえました。

これからも支えてくれる周りの人のために頑張っていきたい

ーー実力主義の会社でありながら「誰かのために頑張る」というカルチャーが根付いているのは、珍しく感じます。なぜ実現できているのだと思いますか?

自分のメリットを中心に考えて行動している社員も、中にはいると思います。しかし、トップの成績を維持してきている社員は、やはり「誰かのために頑張っている人」なのではないでしょうか。

私を例に考えると、やはり上司や仲間、人間関係に恵まれてここまで成長できた実感があるからだと思います。そうした環境下で働けているのは、経営トップが経営方針をきちんと現場に向けて発信できているからでしょう。

ーー永塘さん自身が頑張ろうと思えたのも、周りの人の支えがあったからなのですね。

その通りです。入社時に配属された名古屋支店では、成績も芳しくない状態でした。そんな時に浜松支店への異動を打診され、どのような決断をすればよいのかわかりませんでした。

そんな私に上司の小林さんが手を差し伸べてくれて半ば強引に「行くぞ。ここで諦めるのはもったいない。」と誘ってくれました。同期入社のメンバーも「頑張って行ってこい。」と送り出してくれました。名古屋支店の同期も数名いて、1年目から成果を上げている同期がいたこともあり、すごく悔しい思いもしてきました。でも自分が異動になることを告げると、飲み会を開いてくれ最後は全員泣きながら送り出してくれたことは今となっては良い思い出です。(笑)

また父親も「悩んでいる時間がもったいない。自分がやりたいと思えるなら、悩んでいる暇はないぞ。」と叱咤激励をくれて。たくさんの人に支えられて、確かにそうだと腹をくくりました。覚悟を決めて、私を支えてくれた人のために頑張ってみようと思った日から、少しずつ自分の意識が変わり、今の私を作ってくれているのだと思います。

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