上司が支えてくれたように、部下の成長をサポートしたい。その思いの裏にある「恩返しの心」|【連載】オンテックスの For you ストーリー~あなたは誰のために働く?~
「日本一、誰かのために頑張れる会社」を社是としている当社。今回ご紹介するのは連載企画「オンテックスの For you ストーリー~あなたは誰のために働く?~」。オンテックス社員が「誰かのために頑張ったこと」のみにフォーカスを当てた記事コンテンツとなっています。
第2回目は、浜松第1支店で支店長を務める奥村さんが登場。入社10年目を迎えた奥村さんは、上司から教わって成長できた経験を、部下に対して再現することで頑張れた経験をお持ちです。その時のエピソードについて、じっくりとお話を伺いました。
浜松第1支店 支店長 / 奥村 翔一
2014年にオンテックス入社。名古屋支店にてリフォーム工事の提案営業・生産管理を経験。4年目を迎えるタイミングで浜松支店に異動。入社5年目で新たに立ち上げた沼津支店 支店長に就任。現在は浜松第1支店 支店長を務めている。
支店内最下位の営業成績から、全国2位の店舗への異動がトリガーとなり急成長へ
ーー奥村さんのこれまでの経歴についてお聞かせください。
私は2014年に新卒入社し、入社11年目を迎えました。出身地の愛知県名古屋市に配属となりましたが、入社4年目のタイミングで直属の上司が支店長になるとともに浜松へ異動。1年後には新たに立ち上げた静岡県沼津市の支店へ、「支店長」として異動しました。その後また浜松に戻り、引き続き支店長を務めています。
ーー入社した頃の営業成績はいかがでしたか?
新入社員だった当初は売上目標が全く達成できず、成果が出せずにいました。オンテックスは徹底的な実力主義の会社です。「実力を発揮してトップを取り、同期と切磋琢磨して頑張りたい」といった高いモチベーションで入社したものの、実際は支店内最下位の成績でした。
入社10ヶ月ほど経ったタイミングでこの後お話する上司のもとで働くこととなり、そこからどんどんと成果が上がるようになりました。この上司との出会いや、その後上司とともに浜松支店へ異動することになるのですが、この経験が私を大きく変えるきっかけとなります。
上司への感謝の気持ちが常に背中を押し続けてくれた
ーー仕事を通して「誰かのために頑張った」と思えるエピソードについて教えてください。
やはり「上司と部下のために頑張った」というところに、一番大きな影響を受けています。
特に私の直属の上司として、一緒に浜松へ異動した支店長には本当にお世話になりました。上司のチームに入ったのは、入社10ヶ月頃。それまではまったく成果が出せなかったのですが、直下で一緒に仕事を始めると、すぐに成績が伸び始めたんです。私にとっては非常に大きな転機になり、本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。
ですから上司が浜松に異動するとなった時に、すぐに「上司の力になって恩返しをしたい」と考えて名古屋から浜松に異動することを決意しました。今までは地元の名古屋から出たくない気持ちでいっぱいでしたが、そんな強い気持ちを押しのけるほどに上司への感謝の気持ちが勝ち、名古屋を出ることを決意しました。
ーー地元の名古屋を離れてもいいと思えるほどに感謝への気持ちが強かったんですね。成果が出て変わり始めたのは、何かきっかけがあったのでしょうか?
新入社員として成果が出ないどん底時代に、上司に出会ったことがきっかけだったのかもしれません。そこで人生が変わったと強く感じています。自分なりに努力していてもなかなか成果に繋がらない時期に上司との出会いによって人生が好転したと思います。
営業ですから、もちろん数ヶ月で成果が出たわけではありません。お客様との商談スキルや受け答えの仕方、商談につながるアポイント数の増やし方などを一つずつこつこつとクリアし、ようやく成長が実感できるようになっていきました。
ーー上司とのやり取りの中で、何が印象に残っていますか?
唯一、上司から指摘を受けた場面ですね。上司との商談同席をお願いした時のことです。
「上司がついてくれている」と思ってしまい、つい簡単に助け舟を求めてしまったんです。「困ってもすぐに助けてくれるだろう」と思ってしまい、自分でなんとかしよう、考え抜こうということを放棄してしまったんです。それに対して、非常に叱られて指導を受けました。
そうやって本気で厳しく伝えてくれる方はなかなかいません。厳しい中にも優しさを感じましたし、何より私の少しの怠惰を見逃さずにしっかりと指摘をしてくれることへの感謝と信頼の気持ちが大きくなったエピソードです。
ーーとても素敵なエピソードですね。普段はお互いにどのようにコミュニケーションを取っているのですか?
上司は非常に生産的で効率的な方でした。ただ、そんな中でも私のためにかなりの時間を使ってくれていました。生産性が高いかと言われるとそうではないロープレにも毎日付き合ってくれていた時もあり、自分のために苦手なことにも重い腰を上げてくれていたのだなと感じました。
そういう姿を間近で見ていたので、私自身も「自分に部下ができたらこういうふうに接したい」と自然に思うようになりました。
自分が受けた恩を、部下の成長にも活かしたい
ーー奥村さんは「部下のためにも頑張れる」とおっしゃっていますね。なぜそう思うようになっていったのでしょうか?
そうですね。やはり上司の影響もあり「自分が指導してもらったように、部下の人生を背負って面倒を見よう」という気持ちが、だんだんと大きくなっていったのだと思います。
私が名古屋から浜松に異動した際に、実は私の部下も同じ支店へ一緒に異動することになったんです。その部下は私以上に転勤に対して良い印象を抱いていませんでした。それでも新天地で頑張ろうとしてくれていたので「この異動を絶対に後悔させたくない」と、強く思いました。ですから、プライベートでもしっかりサポートするようにしていましたね。
初めての一人暮らしだったみたいですが、異動当初はいつも私の家に転がり込んできていました。本当は「一人の時間が好きだから、ゆっくりしたいなぁ」というのが本音でしたが、「やっぱり引越ししたばかりだと不安だろう」と思うと、そばにいてあげたかったんです。
仕事終わりにもよく一緒にご飯を食べながら話を聞いたり、勉強会を開いてサポートしたりしていました。その結果、部下の成績も順調に伸び、見事に昇格。上司が私にしてくれたように、私も部下に向き合い少なからずこの異動を後悔していないような状況が作れていれば何よりだなと感じています。
ーー奥村さんの「責任感の強さ」を感じるお話ですね。ご自身としては部下と接する時に、どのようなことを意識していますか?
私は最初は成績不振が続いていましたが、志半ばで諦めずに頑張ってきました。もし私と同じように行動できれば、成果が出せて、成長も感じられるかもしれません。給与もたくさん稼げて、良い思いを味わえるかもしれないですよね。諦めてしまう前に、そうした思いを届けることを意識しています。
自分のためではなくて、人のためや周りのために頑張るところが私の仕事の原動力になっているのだなとこのインタビューを通して強く感じました。上司や、同じ視点で頑張っている仲間や部下のためになると考えると、いつも以上に頑張れるのではないでしょうか。
※部下である永塘さんの記事を挿入