こんにちは。
採用担当 兼 ディレクターの「由」と申します。
ブレーンセンターは、上場企業のクライアント様を中心に、企業コミュニケーション支援を行っている企画制作会社です。Web・印刷物・映像と対応メディアの幅広さを強みとしています。
特にWebメディアでは、コーポレートサイトの構築を中心に、投資家向けのサイトや採用サイトなどの制作を多数手掛けています。
今回は、当社で長年Webディレクターとして活躍するメンバーに集まってもらい、「ブレーンセンターのWeb事業」について話をしてもらいましたのでご紹介します!
話を聞いた人
N.Y.さん 2004年中途入社。東京本部マルチメディア部所属。手に職をつけるためにコーティングを学び Web業界へ。現在は主にテクニカルディレクターとして活躍中。
S.S.さん 2005 年中途入社。大阪本部マルチメディア部所属。Web、映像、印刷物とマルチメディアの企画やディレクションを担う。「Webは常に新しい視点が必要なところが面白い。」
インタビュアー
K.A.さん 2019年新卒入社。大阪本部所属。印刷物にはない表現や機能の多様さに苦戦しながら、3年前からWebの営業・企画・進行に挑戦中。
「やります」の一言から始まった
――当社のWeb事業が始まった経緯を教えてください。
N.Y.さん ブレーンセンター初のWebサイト制作は1996年だったと聞いてる。当時印刷物を支援させていただいていたクライアントの繊維商社だったんだって。お客様から「Webサイトってやつをつくってみたい」という相談をもらって、とりあえず「わかりました」と持ち帰ったのが始まりらしい。
S.S.さん 当たり前だけど、初めはWebの知見がなくて。それで調べたらW3C※1というガイドラインがあるらしいぞ、と。何十ページもあるW3Cを和訳してみんなで読み合わせしたとか。
N.Y.さん もう一つ初期の例を挙げると、当時としてはとても規模の大きなECサイト制作の案件があって、すーんごく苦労したって。
仕様書が500ページもあって、当時の担当者は会社に泊まり込んでテストしながら「これは人を増やさなきゃだめだ」と思ってWebチームを立ち上げたのが当社のWeb事業の始まりなんだとか。
※World Wide Web Consortiumの略称。Web技術の標準化を行う非営利団体で、HTMLやCSSなどの標準仕様を想定。
世の中にすでにあるものはつくれる
――どうやってWebのことを勉強したんですか?
N.Y.さん ブレーンセンターに入社する前に専門学校に通って基本的なことは身に着けた。でもそのあとも仕事する中でずっと新しい知識を勉強し続けてます。
初仕事はプレゼン用のコーディングで、複数のブラウザで正しく表示されるよう何度も修正して、プレゼンにも同行してました。横に座って同行者から「これできるよね?」と聞かれたことに「できます」と答える役割、やったことないのに(笑)。
ただ、見たことのあるものはつくれると思っていたから、裏では調べまくってつくるんだけど、お客様の前では「そんなの朝飯前です」って顔をしてました。
社内に対してもそう。当時は個人商店で分業が標準じゃなかったから、私、何でもできますよって仕事を取りに行った。本を買ったりコーダーさんのソースを分析したり。当時は仕事中の半分くらい勉強の時間だったな。
社内留学をきっかけに大阪のWeb事業を強化
――S.S.さんは映像のディレクションもされてますが、どんな経緯でWebもやることになったんですか?
S.S.さん もとはメーカーの技術者で、僕も専門学校で勉強してから2005年に入社した。で、映像をやりたいんだけど案件数がそんなにないから、来るもの拒まずやるなかにWebもあったわけ。
N.Y.さん S.S.さんは前に、半年くらい東京本部に社内留学に来てたよね。
S.S.さん 行った行った! 大阪本部でWeb案件が増え始めて強化しようって頃。誰か東京本部でノウハウを学んでこようという話になって、で、僕が。
N.Y.さん 家族もいるのによく来たよね。私とは隣の席だったよね!
S.S.さん 横から仕事ぶりを見てて、見積りやデザインに対してすごいきびしく指摘してる! って思ってました(笑)。
N.Y.さん 技術的につくりにくいぞと思ったら速攻で意見するから。入社当時から「これはボタンに見えない!」とかデザイナーにバシバシ言っていたな。
S.S.さん そういうのも勉強になった。だから大阪に戻って、Web案件の体制や進行フローをいろいろ改善したんだよね。
あとは、大阪本部のWeb案件を増やす役割もあったから、基本的なことで言うとWeb案件リストをつくったり。
N.Y.さん そうだった。リストづくりとか案件管理については大阪のほうが意欲的でしたね。昔からそういうとこきっちりしてたなーと思います。
新しい発想のWebサイトをつくりたい
――最後に今後の課題や挑戦したいことを教えてください。
N.Y.さん チームで案件を進めるようになって、自分の役割範囲にとどまりがちなんだけど、横のつながりも必要。デザインとコーディング両方に関わるアクセシビリティはその最たるものだと思う。制約は多いけど、高いアクセシビリティの基準を満たしたかっこいいサイトもあるし、ブレーンセンターにもできるはず。そういうサイトをつくりたいな。
S.S.さん アクセシビリティはプレゼン要件にもよく挙がるようになったしね。それと、もう一段階上に行くためにもっと品質も追求したい。
N.Y.さん 大規模サイトをつくるのにも慣れてきて引出しも増えたぶん、新しい発想が生まれにくくなったと思うんだよね。もっと良いものを提案してつくろうという意識で、お客様の期待を良い意味で裏切っていきたいな。