西田光希さん
マレーシアの大学を卒業された西田さん。データアナリスト専門学科で学ばれ、就職は「日本企業で、分析とコンサルティングが両方できる」企業を希望されていたそう。まさにD5cが希望通りの職場であった西田さんの入社から現在のお仕事の様子を伺いました。
まず結論を伝える。出向先のルールで社会人の基礎力向上中
ー現在のお仕事内容を教えてください
技術ソリューション部に所属し、出向先である大手電気機器メーカーの分析ツールを利用されているお客様に向けたオンボーディング業務全般を担当しています。主に個別オンラインでの相談対応や、専用WEBサイト内で分析ツールの利用方法などに関するコンテンツの作成などです。
同部門の先輩2名はそれぞれ担当が10社程度ありますが、私はまだ1社も持っていません。新人研修後の7月から現部署に配属されて今は先輩のサポートが主な業務になっています。
ー配属されて4ヶ月が経ちましたが、大変だったことはありますか?
出向先で設定されている「お客様とのコミュニケーション」におけるルールに慣れるのが大変ですね。そのルールとは、「質問された内容に対して、まずは結論からお伝えすること」。敬語の使い方や丁寧な話し方は社会人の常識として当たり前ですが、結論を先にお伝えするのはさらに難しいことです。
例えば、お客様から「○○な機能はできますか?」という質問に対して、私ならこれまで「その機能なら、このボタンを押してこうしてこうしたらできます」と答えていました。そうではなくて、まずできるかできないかを答える。そこから具体的な説明を始めるには、質問された内容に対して正確な情報と対応策が瞬時に浮かんでいなくてはなりません。先輩方は担当企業があるため、各社の傾向や過去の事例をノウハウとして蓄積されています。私にはまだまだその知識と経験が足りないと思っています。
ーその知識や経験を今後どう伸ばしていきますか?
職務の一つに、専用WEBサイトのコンテンツコラムの執筆があります。書くために過去の事例を調べたり、他社のツールと比較調査することで、自分の勉強にもなっています。先輩方と違って自分はまだ担当企業を持っていないので、これからも先輩方のサポートをさせていただきつつ、自分で学ぶことも続けていきます。
「緊張をコントロールして」2度目の試験で見事合格!
ー最近、試験に合格したと聞きました。
担当企業を持つためには、出向先で設定されているロールプレイのテストに合格しなくてはいけません。出向先の名前でお客様と接するので、正しい知識とコミュニケーションスキルを見られるテストですね。1回目の試験は不合格でしたが、2度目の試験で合格しました。
ー具体的にどのような対策をされましたか?
1度目の試験で不合格だった際に、「緊張をコントロールしてください」とフィードバックをいただきました。緊張の原因は「未知のものに対する不安が緊張に表れている」と考え、まずは、日々の業務の中で自分が学んだことをその日のうちに先輩方へ口頭で説明をする時間をいただきました。その様子を録画して、自分でも振り返りながら声色だけではなく表情も見るようにしました。
また不安を打ち消すために、想定質問に対して回答を何パターンも用意したり、先輩方にご協力いただいてロープレを重ねました。
自分が希望する働き方ができるかどうかをしっかり見極めて。
ー今後の目標を教えてください。
自分が1人で対応できる担当企業を増やしていきたいです。自分が入社時に描いた理想とはかなり近いところまでは実現できていると思います。現在の出向先は課題解決は範疇外になってしまうので、そこはまたこれから数年先、違う出向先に出向いた際に実現したいところです。
ー働く先としてD5cはどのような会社ですか?
社員の意見を尊重してくれる会社だと思います。例えば、社員同士で部活動を立ち上げたとして、その活動費の使い道は部活動に任せられます。忘年会やスポーツイベントに利用してもいいし、勉強会で講師を呼んでもいいわけです。自分たちが働きやすいような環境を作っているのはとても魅力的だと思います。
ー最後に就活生へのアドバイスをお願いします。
海外では学生のうちに興味がある企業や業種には積極的にインターンに参加します。インターンが単位になっているため、企業の数も2、3社、期間も3ヶ月、4か月は当たり前です。その中で企業の働き方を経験すると入社後のギャップが少ないと感じました。
日本で同じことをするのはなかなか難しいと思いますが、その代わり、座談会などで実際に働いている社員と話してみることが大切だと思いますね。その時の内容で、自分が希望する働き方がどういうものか、その会社が合うかどうかを見極めるのもいいかと思いました。