こんにちは! B-by-Cの採用担当です。
本記事では、新卒から当社に務める役員の廣瀬にインタビューを行い、B-by-C株式会社が掲げる企業理念や展開する事業、そして目指す未来についてまとめました。
AI製品の研究開発やコアコンピタンスの確立、海外への挑戦など、これを読めば当社についてがわかる内容となっていますので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
”恋する100才、働ける120才”を当たり前に-企業理念に込めた想い
ーB-by-Cの企業理念について、込められた想いや意味を教えてください
B-by-Cは、美容的なアプローチによって健康維持や未病美容をはじめとした健康維持や未病(発病には至らないものの健康な状態から離れつつある状態)解決に向けた新しいライフスタイルを提案したいと考えています。それは人々の行動に変化を与え、健康寿命の延伸をもたらすソリューションの提供です。
現在の美容・健康の業界は口コミで広まっていくのが主流となっています。そこをAIによるビックデータや専門的な知識を持って、「変わるビジネス」にしていくのが当社の役目だと考えており、これが解決できたら人は100歳でも恋ができたり、120歳でも働けることが当たり前の世の中を作ることができると思っています。
ー具体的にどのようにやっていくのでしょうか?
最近の研究では、寿命に対する遺伝の影響は少なく、9割がライフスタイルに起因すると言われています。
しかし人は「メタボになるから痩せなさい」と言われてもなかなか生活習慣を変えられません。でももし、好きな人と久しぶりに会う日が決まっていれば、その日に向けてダイエットを始めたりしてしまう。このように、美容には人の行動を変える不思議な力があります。そのため当社では、美容からのアプローチによって理念を実現しようと考えました。
着目したのは日常に当たり前のように存在する”鏡”です。
実は世の中の病気のうち、原因が完全に特定できるものはごく一部しかないと言われています。であれば病気の手前の状態である未病状態は特定がさらに難しくなります。
B-by-Cはここに注目しました。
世の中の鏡にAIやインターネットを搭載し、そこで毎日の顔のデータを蓄積することができれば、「未病バンク」のようなものを作ることができると考えたわけです。顔にはあらゆる健康状態が表れていますからね。
このスマートミラーが世界中の顔データを解析し、個々のユーザーに適切なアドバイスを送ることができれば、一気に人々の行動習慣を変えられると考えました。
なぜ鏡なのか? 鏡が日常的に使われる道具であることが理由の1つです。
人は情報を得る道具として、テレビやスマホなどのスクリーンに映し出されるものを利用しています。そして、その情報により人は思考し、モチベーションが変化していきます。もし世の中の鏡をスマートミラーにすることができれば、日常の鏡を見る習慣の中で悩みが解決したり、きれいになれたり、これまでの「スクリーン」以上の革新が起こると考えています。
延べ60万人、『顔を変える』を追求し続けた17年間
ー創業期のエピソードを教えてください
創業当初の事業は、美容室、エステ、歯科など店舗の中で行う顔に関する悩みを解決するフェイシャル・ジムでした。同事業はフランチャイズで全国展開し、250店舗まで規模を広げました。
特徴は約9割というリピート率の高さです。リピート率は顧客満足度と相関関係にありますから、顔の変化を効果として実感してもらえればお客様の満足度はアップし、お店に足を運んでもらえるようになります。真面目に、お客様のお悩み解決をするためのメソッドを開発し続けた歴史です。
そこで当社が取った戦略は、美容業界があまり目を付けていない専門家との協業です。大学病院の研究医師や、薬学博士、理学療法士、鍼灸・整体士、歯科医師、臨床医師などと契約して、それぞれの領域で活かせる要素を組み合わせるメディカル・コラボを試み、独自のテクノロジーを確立したんです。
そして確立した方法で悩みを解決する。できなければまた開発、を繰り返しました。このやり方が、お客様の満足度を高め、同時にコアコンピタンスの確立を手伝ってくれました。
コロナの拡大と同時に事業を大ピボット
ーその後、事業転換を経て今のB-by-Cがあると思うのですが、そのあたりについても教えてください
きっかけとなったのは、これまでの当たり前を180度変えたコロナによる市場の変化です。フェイシャル・ジムは店舗型のサービスですが、コロナがはじまるとお客様はお店に来られなくなります。そのためコロナ到来と同時に経営判断が下り、「顔を変える」というコアコンピタンスは変えず、デジタルへの業態転換を図りました。
コロナのニュースが流れ始めた頃、代表の佐藤は、将来的に美容医療の市場が伸びていくことを予想していました。しかもその通りにマーケットが遷移しているので驚きです。
美容医療市場の伸びは凄まじいものがあります。我々も全く否定派ではありませんが、伸びているといっても必ず「不」が生まれていると考えました。
ピンチをチャンスだと捉えるのが当社の特徴です。「我々のテクノロジーで美容医療以上が実現できたらいいのでは」と発想したんです。
仮にエステや化粧品を「ファーストビューティ」とした時、セカンドビューティは美容医療・美容整形でしょう。それならば私たちは、切ったり、削ったり、打ったりなどのアプローチはせず、それでいてこれまでの美容よりも圧倒的に結果を出す「サードビューティ」を確立させようと考えました。
お顔のトラブルというのは、想像以上のお悩みであることが多いです。であるならば美容の仕事が提供する価値は、「結果」でなければなりません。
そうでなければ、我々美容業は、お客様から何に対してお金を頂いているのでしょうか。
厳しい言い方をすると、業界の一部は「虚業化」していると思います。
それに対して我々は、「顔が変わる衝撃」を世界を変え、虚業から実業で稼ぐ業界にしていくことを目指しています。
ーB-by-Cの展開する事業についても教えてください
現在主力となっているのは、大手通販モールの年間美顔器ランキングで1位を獲得するほどの評判を得ているビューティーセルフケアプロダクトCOREFIT事業です。顔のコリをほぐすペン型美顔器『フェイスポインター』や、美しくかつ信頼性の高いヘッドフォン型美顔器『フェイスプレイヤー』など、デザイン性が高く、職人の技が生きた洗練されたフォルムと医療顧問による理論に基づいて開発されたプロダクトを多く揃えています。
そして今後は、COREFIT事業の成功を基盤に、「IoTスマートミラーによる顔のビッグデータAI解析」を実現するフェーズへと変遷。それが「ViEW=TECH(ビューテック)®」のAIスマートミラー事業です。同事業は、AIスマートミラーによって得られたビッグデータを活用し、美容分野のみならず、様々な業界の製品やサービスと連携を図り、スマートミラーのプラットフォームの創出を目指しています。
B-by-Cが目指す未来
ービジョンについて教えてください
現在進行中でもありますが、グローバル市場への展開があります。ヨーロッパの顔ヨガの著名な先生とコラボしたり、エステ学校と提携したりしてグローバル進出を図っており、大きな取り組みとしては、2024年11月にパリで開催した、「Face Matrix Conference」があります。この大会では切る、削る、打つ以外のあらゆる手法を使って顔の変化を競います。参加者は、COREFITに関連する技術者だけでなく、整体師やエステティシャン、骨格矯正やコルギなど、業種も出身国も様々で、前回の大会では総勢300人がエントリーしました。審査はViEW=TECHのAIスマートミラーで行い、施術前と後でどのように顔が変わったのかを数値化して優勝者を決めました。
そして長期的なビジョンはViEW=TECHのプラットフォーム化です。
美容業界は、まだまだ口コミで物が売れていく世界です。つまり「噂」なのですが、実はこれは古代エジプトの時代から5000年変わってないと言われています。そんな業界を変えていくために、数値で評価して、成果を共有するプラットフォームをつくりたいと考えています。
数値は明確な実績として出ますから信頼性は高いですし、その数値を利用すれば最適な商品やサービスを提案することが可能です。さらに他業種とデータを共有し合うことで、より多角的なソリューションが提供できるようにもなります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。B-by-Cは21世紀最大の社会課題と言われる「未病」の解決を目指している会社です。美容の本質的なあり方を考え、顧客に対して提供していきたいと思う仲間を募集しています。
少しでも興味を持っていただけましたらぜひ一度お話ししましょう!