こんにちは!B-by-C株式会社の広報担当です。
今回は、取締役副社長 吉井にインタビューを行いました。
B-by-Cに入社した背景から、入社後に感じたギャップ、数々の挫折をどう乗り越えてきたのかを詳しく語ってもらいました。
「人は健康になろうとして健康にはならない。だから、美容から健康を変えていく」。
この理念に共感できる方へ。 B-by-Cは、理念から逆算して事業を生み出し、失敗を恐れず挑戦し続ける会社です。
「理念を軸に、自分にできることを深く知りたい」「失敗を積み重ねながら前に進む組織で成長したい」「同じ志の仲間と、社会に変化を起こしたい」と考えている方にとって、ヒントの多い内容になっています。ぜひ最後までご覧ください!
▼B-by-Cとは
「100歳でも恋を楽しめる社会や、120歳でも自分の力で誰かの役に立てる社会を実現する」というVISIONの元、IoT AIスマートミラー事業・COREFIT事業・アカデミー事業・Face Atelier事業を運営しています。
私たちの目標は、生涯現役で働く人を増やし、100歳でも恋ができたり、120歳でも働けてしまえるような社会を当たり前にすることです。現代社会は高齢化による多くの問題を抱えており、これらの問題を解決するために私たちは美容とAIの力を活用し、未病にアプローチしていきます。
▍B-by-C株式会社 取締役副社長 吉井 彩実(よしい あやみ)
新卒でB-by-Cに入社。直営店での接客・研修講師・SVを経験し、経営理解の不足から挫折を味わう。デジタル事業部への異動をきっかけに、インフルエンサー支援の仕組み化で成果を安定化させ評価される。現在は、副社長として複数事業の成長と組織づくりを統括し、「美容から健康へ」という理念の実現に取り組んでいる。
▍「美容から健康にアプローチする」という考え方に衝撃を受けた
ーB-by-Cに入社した経緯を教えてください。
挑戦したい分野は明確にあったものの、就活が振り出しに戻ってしまった──そんな時に出会ったのがB-by-Cでした。
そもそもの原点は、高校時代に肌荒れに悩んだことです。大学で理系の学部に進学し授業を受けたとき、「体は原子や分子でできていて、食べたもので自分の体が作られている」「自分の肌荒れの原因も食べ物にある」という当たり前だけど本質的な気づきがありました。
そこから「食で人を健康にしたい」と思い、管理栄養士になって健康食品をつくる道を目指します。しかし企業研究を進める中で、「健康食品なのに添加物が多い」という現実に直面しました。「じゃあ、どこの会社に入れば本当に添加物を使わずに、その人に合った“健康な食”をつくれるんだろう?」と考えるようになりました。
私にとって「健康な食」というのは、ビタミンを取ればいいとか、流行りの栄養素を摂ればいい、という単純な話ではありません。
その人が不足しているものをちゃんと補うこと。
それを実現できる環境を探したとき、最初に「ここならできるかもしれない」と思ったのが、レシピサービスや食に関する事業を展開する大手企業でした。
「人に合った健康な食を届けたい」という思いから、体質や不足栄養に合わせて食事を提案する“パーソナライズ健康食アプリ”を作りたいと人事の方に伝えました。
しかし返ってきたのは、「うちではできない。今の事業の延長でしか提供できない」という言葉。
そしてまた、就活は振り出しに戻りました。
そんな中で出会ったのがB-by-Cです。
最も衝撃的だったのは、「人は健康になろうと思って行動するわけではない」「美容から健康にアプローチするほうが、人を動かす」という考え方でした。
ラーメンが健康に悪くてもやめないし、小麦が体に合わなくても美味しいから食べる。でも「綺麗になる」という目標のためなら、少し生活を変えようと思える。そして、細胞レベルで綺麗になることは、健康になることでもある。
この「美容から健康にアプローチする」という考え方を聞いたとき、自分が探し続けていた“健康をつくるための本質的なアプローチ”はこれだ、と思いました。
美容から入るほうが人を動かす——その考え方に、腹落ちする感覚があったんです。
▍本気で社会を変えようとしている覚悟に魅かれた
ー入社の最終的な決め手は何だったのでしょうか?
一つ目は先にも記載した、「美容から健康」という考え方が自分の中で圧倒的に腑に落ちたことです。
もう一つは、本気で社会課題を解決しようとしている点。B-by-Cが掲げる理念や規模感に、強く共感しました。
特に説明会で見せてもらった「十五カ年計画」が印象に残っていて。ユーザー数を世界一にするという明確な目標、そのために緻密に設計されたユーザー体験や、理念から戦略までの一貫性に「この会社は本気だ」と感じましたね。
やろうとしていることのスケールに純粋にワクワクしたんです。「この会社の挑戦を一緒に実現したい」と思ったことが、入社の決め手になりました。
▍理念への熱量は人によって違う。その現実を知った
ー入社後にギャップはありましたか?
正直、理念やカルチャーに対する温度差を感じました。
社長は「”恋する100歳、働ける120歳”を実現させる」という強い想いを持っていて、その熱量に惹かれて私も入社したのですが、社員全員が同じ覚悟を持っているわけではなかったんです。
(ただ、当時の私は実績もないのに“みんな同じ温度感でやるべきだ”と思い込んでいて…今振り返ると、相当尖っていたんだと思います。笑)
理想と現実のギャップを目の当たりにした反面、「じゃあ自分が引っ張るしかない」という気持ちになりましたね。ただ、その思いが強すぎて、意見をぶつけすぎてしまい、結果的に嫌われてしまったこともあります。
その経験から気づいたのが、「実績がないと誰も耳を貸してくれない」ということ。
間違っていたのは相手だけではなく、知識や理解が足りない自分のほうにも原因があった。正しいことを言っていても、裏付けとなる成果がなければ届かない。そこから「まず実績を出そう」と腹をくくりました。
▍成果が出ず、自分の未熟さと向き合った日々
ー入社したころの吉井さんについて教えてください
入社してすぐの頃は、店舗スタッフ向けの研修を担当する講師に抜擢してもらい、カウンセリングの基礎や店舗運営の考え方など、“現場の土台をつくる研修”を任せてもらっていました。
売上も安定して上げられていたので、自分でも手応えを感じていた時期が1年半ほど続きました。
その後、スーパーバイザー(SV)に異動したことで、大きな壁にぶつかりました。
SVは、FCとして運営されている「Face Atelier(フェイスアトリエ)」のオーナーさんと伴走する役割です。
Face Atelierは、美容整形医と開発した「削らない・二度とたるまない、自力成形メソッド」を提供する、マンツーマン実践型の“顔づくり”の学習サービスで、その店舗の経営・売上・育成をオーナーと一緒に成長させていくのがSVの仕事でした。
評価されているSVの方々は成果を出し、そこから広がる裁量や責任も自ら掴みにいっています。
自分も同じように力を発揮したいのに、できない。
当時は10店舗ほど担当していたのですが、とにかくオーナーさんが乗ってくれない。
話していても温度感が合わず、提案しても全く刺さらなかったんです。
今思うと、単純に“経営”がわかっていなかったのだと思います。オーナーさんが何に困り、日々どんなことを考えているのか。それを理解していないから寄り添えず、結果として “自分のやりたいことだけ話す人” になってしまっていたんだと思います。
ただ、そのギャップに落ち込むというよりは、「どうしたら自分もそこに到達できるんだろう?」と考え続けていました。その背景には、B-by-Cにある“自責で考え抜く文化”の影響もありました。
当時の私は、落ち込むよりも「どうしたら成果を出せるのか?」を毎晩ひたすら考えてしまうタイプ。数字を組んだり資料を作ったりして気づけば夜中になり、寝不足で寝坊することもありました。
その頃、チーム全体の営業力を底上げするために、「月間成績の最下位はクビ」というルールを自ら提案して宣言したんです。
しかし、実際に最下位になったのは自分でした。上司から正式に「クビだ」と告げられたとき、未熟さを真正面から突きつけられた感覚がありました。
ただ同時に、「最後にデジタルで成果を出してみろ」というチャンスももらったんです。
あの瞬間が、すべてを変える大きな転機になりました。
▍失敗の「点」が「線」でつながった
ーどうやって挫折を乗り越えたんですか?
デジタル事業部への異動が、大きな転機でした。
とはいえ、異動後もしばらく成果はゼロ。インフルエンサーのリストを毎月200〜300件つくってDMして、毎日何件も面談して、商品を送って投稿してもらっても結果につながらない日々が続きました。
状況が変わったのは、チームの中から大きな成果を出す人が現れた瞬間です。その人の動きを見て、自分がどこを間違えていたのかが一気に見えてきました。ターゲットの見方、刺さる投稿の流れ、営業の組み立て方など、点だったものが線でつながった感覚です。
そこからは、発掘基準や投稿フォーマットを整理して勝ちパターンを標準化。「この人は売れる」というインフルエンサーさんも直感で分かるようにもなり、成果が安定して出るようになりました。失敗を積み重ねてきた結果が、挫折を抜けるきっかけになったと思います。
▍副社長に求められたのは、成果の大きさではなく“人としての在り方”だった
ーその後、執行役員に任命された際のエピソードを教えてください。
デジタル事業部で実績を積み上げていって、毎月達成・MVP連続みたいな状態が続いた結果、COOに抜擢いただきました。
ただ、そこからが本当に大変でした。これまで上司だった人たちをまとめる立場になり、最初は全くついてきてもらえない。「受け入れられてないな」という感覚もあって、自分でも実力が追いついていないのが分かっていました。
その中で気づいたのが、「次のフェーズは“実績”ではなく“人格”なんだ」ということ。今までは成果で引っ張ってきたけれど、役員になると、それだけでは誰もついてこない。
会社のためにどう動くか、メンバー一人ひとりとどう向き合うか、信頼を積み重ねられているかが全てになる。
その積み重ねによって、「この人は本気で見てくれている」と感じてくれる人が少しずつ増えていきました。
▍理念を軸に自立的に動ける人が多い組織
ー今のB-by-Cの強みは何だと思いますか?
一言で言うと、「理念に対して自立的」なところだと思います。
みんな変わり身が早くて、「自分はこの仕事しかできません」ではなく、理念のために必要な動きを選べる人が多いんですよね。
逆に、専門性だけが突出しているタイプの人だと、少し難しい場面もあると思います。
もちろん、エンジニアなど専門スキルが活きる領域で活躍している人もいるのですが、「この領域しかやりません」という働き方だと営業などでは通用しにくい環境です。
社会もどんどん変わっていくので、狭い分野だけでキャリアを積んできた方よりも、理念に基づいて柔軟に役割を変えられる人が強みを発揮しやすい会社だと思いますね。
▍挑戦と失敗が許されるから、成長スピードが加速する
ー新卒で入社からここまで成長できたのは、なぜだと思いますか?
一番の理由は、本当にたくさん失敗させてもらえたことだと思います。なぜ失敗が許されるのかというと、会社自体が「恋する100歳、働ける120歳を実現させる」という大きな目標に挑んでいるからです。その過程で、会社自身も日々挑戦し、そして失敗もしています。
だからこそ、私も遠慮せず挑戦できたし、その分だけ大きく成長できたと思っています。
そしてもう一つは、高い目標に向かって、年齢に関係なく挑戦し続けている仲間がいること。おじさんも若手も関係なく、本気でチャレンジしている人たちが周りにいる環境は、すごく大きかったです。
ーどのような方が活躍できると思いますか?
B-by-Cで活躍しているメンバーに共通しているのは、整った環境で「与えられた仕事をこなす」よりも、何もない状態から課題を見つけて仕組みを作ることができる人です。
自分で課題に気づいて、自分で対策を考えて、自分で形にする。そういう「0→1」にワクワクできる人が、B-by-Cでは一番力を発揮できると思います。
ー吉井さん、ありがとうございました!