みなさん、はじめまして。
ステラリンクス税理士事務所・代表の北島です。
まず、うちの事務所がなぜできたのか?を私の人生を振り返りながら、起業に懸ける想いと、うちの理念のベースになっているものをご紹介したいと思います。
創業経緯
(1)家庭環境
福岡の田舎町で建築業の自営を営む父のもと、4人兄弟の長男として生まれます。
小さい頃はバブル末期ではありましたが、お金にそこまで困った記憶はありませんでした。
しかし、小学生の時にバブルが弾け、建設関係だった父の仕事は大きな打撃を受けました。
それまでの余裕がある生活から一変、小物一つ買ってもらうことも躊躇するくらいの経済状況となりました。
それ以降、家でお金の話をすることを躊躇するようになっていきます。
「お金が掛かることを親に言えない」空気を読んだ私は、小学校高学年になり、身長が伸び、小学校の上履きのサイズが合わなくなってきてからも「上履きを買ってほしい」が言えずに小さくなった上履きを履き続けたりもしました。
大学受験時に東京の私大(早慶・MARCH)に進学を希望するも、「弟妹がいるので、お前が県外か私立の大学に行ったら弟妹を大学に行かせられなくなる」と言われ、県内の国公立に進学したりもしました。
この選択を後悔はしていませんが、「お金の有無で人生の選択肢が狭まる・広がる」ことを実感しました。
そして、自分が経験したことはもう仕方ないが、自分の大切な人たちや次世代が同じ思いをしないようにしたいと思うようになりました。
(2)中小企業の成長の必要性
お金に困らない社会の実現のためにどうするかを考えた際に、以下の理由で「中小企業の後押しをすることが必要であると考えました。
- 日本の企業の99.7%は中小企業、日本の労働人口の約70%が中小企業の労働者であり、マジョリティーであること
- 中小企業は大企業と比較するとリソースが限られており、経営上のアクションに制約が出やすいこと
- 大企業はCSRや昨今の賃上げなど、政府の指導や世の中の時流に「社会的責任」で従うが、中小企業はたとえ「必要なこと」と思っていてもリソースの制限から対応できない企業が多いこと
(3)中小企業の経営者の伴走者になりたい
「中小企業経営者が経営を相談する相手」で、「ずっと伴走し続ける関係性の人」が誰かを考えた際に、中小企業においては税理士であることを知り、税理士として平素から中小企業の経営の伴走をしつつ、コンサルをすることで経営改善もサポートできる税理士を志すようになりました。
(4)税理士業界に対する驚き
30歳から税理士事務所に転職し、働きながら税理士試験を勉強をスタート。
一般企業経験が長く、管理職経験も長かった自分にとって一人親方のような組織が多く、事業計画もMVVも人事評価もない事務所が多い税理士事務所の現状に驚愕します。
加えて、税理士は中小企業経営者から経営の相談をされた際に「税理士は税務の支援(のみ)をする者だから、経営のことは会社で考えるべきことでうちに相談しないでほしい」「経営のこと相談されても困る」という対応をする税理士が多いことを知り、現状の税理士業界では中小企業の成長発展に寄与できないことに危機感を覚え、「税理士が真に中小企業の経営パートナーになる」ためにまずは自社がそうあることと、長期的に業界全体がそうなれるように変革していく必要性を感じるようになりました。
(5)熱量
上記の経緯から、中小企業経営を後押しし、業績を向上させ、日本を良くしていく税理士業界にしたいと思うも、同じ熱量で、本気で実現したいと思っている税理士が周りにいなかったことから「誰もやらないなら自分がやる」と思い起業しました。
中小企業の経営の伴走者であること
これが私が起業するに至った経緯です。
だから、私は「簿記の資格を活かして仕事がしたい」「手に職付けたい」「自分のペースで安定して仕事がしたい」というモチベーションは欠片もなく、ただただ「中小企業の成長発展」とそれを通じた「日本をより良い国にしていき、子供たちが将来社会に出るときに夢と希望を持って生きられる未来を創りたい」と願って起業しました。
これがうちの理念にある「お客様の事業発展を通じて社会と経済に貢献する」の意味するものであり、うちの事務所で働く人たちが全員目標とするものです。
でも、これって決して簡単なことではありません。
競争環境が激化しているからこそ、業績を伸ばすことは簡単ではなく、通り一遍で「原価率が高いので下げましょう」とか「売上が低いので頑張って売上上げましょう」のような抽象的なアドバイスで業績は伸びたりしません。
だからこそ、私たち一人一人が絶えず自己改革をし、成長マインドを持ち、組織変革をしていき、経営を学び、実践し、それをお客様に波及させていくことが必要です。
そんな自己改革意欲と成長意欲、そしてチャレンジ精神に溢れた人と一緒に働きたいと思っています。