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目次
イメージと違ったからこそ、「ついて行けるようになりたい」と思えた
未経験から向き合うことで、自分の苦手と得意を知り、楽しくなっていく
初参加の『地域商社サミット』で受賞!
伝えたい想いや魅力をデザインに託す喜び
数字が苦手だったのに、今は数字と向き合うことがやりがいに
まったく知らない仕事に飛び込むのは、誰にとっても不安なもの。戸惑いや悩みを乗り越えて、「楽しさ」や「やりがい」を見つけるまでには時間がかかるかもしれません。
でも、乗り越えた先に、新しい景色がある。そう教えてれたのは、ヒダカラに入社して丸1年を迎えた「こまちゃん」です。
地元へのUターンをきっかけに転職を決意し、偶然出会ったヒダカラ。まったくの未経験から飛び込んだこの1年を振り返り、どんな経験を重ね、どんな想いを抱いているか。現在の「こまちゃん」に伺いました。
こまちゃん
2024年5月入社。ふるさと納税事業部にて企画・営業を担当。
飛騨市出身。高校卒業後、地元の寿司チェーンに就職。その後羽島市に引っ越し、レンタカーの運営会社へ転職。数年後、地元で暮らしたい想いを持ち、Uターン。ヒダカラへ転職。
イメージと違ったからこそ、「ついて行けるようになりたい」と思えた
―― 現在、ヒダカラで担当している仕事を教えてください。
ふるさと納税事業部にて、自治体への寄附拡大を目指して企画・営業担当をしています。入社してちょうど1年が経ちました。
―― 飛騨ご出身ですが、ヒダカラ入社前は岐阜県羽島市で働いていたんですよね。
生まれも育ちも、最初の就職も飛騨でしたが、地元を離れて1人で暮らしたいと思うようになり、羽島市に引っ越して転職をしました。
でも、羽島で数年過ごしているうちに、地元に帰りたい想いがまた出てきたんです。飛騨市古川町の周辺で転職先を探していたときにヒダカラを見つけました。
――なぜヒダカラに興味を持ったのでしょうか?
ヒダカラはふるさと納税をはじめ、さまざまなプロジェクトやデザインを通じてクリエイティブな仕事をされていると感じました。「この会社なら自分も面白いことができるかもしれない」と思ったんです。
新卒で入社したのは寿司チェーン店。その後、羽島ではレンタカーサービスを提供する会社で働いていました。ヒダカラの募集内容はこれまでの経験とはまったく違うものでしたが、どこかで「普通の仕事をしても面白くない」「ワクワクすることをやってみたい」という気持ちがあったので、ヒダカラに興味を持ちましたね。
――実際に入社したときには、思い描いていたヒダカラとのギャップはありましたか?
ありました!求人を見たときに、「ドラマに出てきそうなキレイでおしゃれなオフィスで、スタッフが笑いながら楽しそうにしているイメージ」を持っていて。ワイワイと仕事をしているのかと思ったら、実際はまったく違ったんです(笑)。
会社に行ってみると、皆さんパソコンに向かってカタカタ、カタカタ…と無言で仕事をされていて、「うわー!めちゃくちゃ真面目な会社だ!」と感じて。それは悪いイメージではなく、スタッフが仕事熱心で、熱意をもって仕事に向き合っていると強く感じました。
自分もそこについて行けるように頑張ろう!と思いました。
未経験から向き合うことで、自分の苦手と得意を知り、楽しくなっていく
花農家さんへの訪問・取材
―― 企画も営業も未経験だったとのことですが、入社後苦労したことはありますか?
これまで「数字」を扱う仕事をしたことがなく、分析や打合せ資料の作成など、”数字と向き合う”ことがベースの仕事に慣れるのが大変でした。
でも先輩たちに確認してもらったり、フィードバックしてもらう中で、だんだんと流れやポイントがつかめるようになりました。
―― 事業者訪問も最初はとても緊張されていましたね。
最初のころは本当にドキドキしていましたが、今は学ぶことが多くとても楽しいです。
入社当時、「事業者さんの想いや商品のこだわりを聞き出したい!」と、たくさん質問をするようにしていました。すると、事業者さんも自然とたくさん話してくださるようになったんです。事業者さんも自分の商品のことは、想いがあるからこそ、たくさん話してくれるんですよね。
話をするうちに聞きたいことが次々と浮かんできて、自然と質問が増えていきました。質問をたくさんするため、事前に事業者さんや商品のことを調べて、「こんなことを聞きたいな」というイメージを持ってから訪問するようにしています。
――仕事をするうえで、どんなことを大切にしていますか?
対事業者さんへの提案では、たとえマイナスな内容であっても、それだけを伝えることはせず、改善案を必ずセットでお伝えするようにしています。
たとえば、あまり売れていない商品があっても、売れていないという事実だけ伝えるのではなく、「売れるためにこんな施策をしましょう」といったプラスの提案を持って行く。そうするとさらに話が広がったり、「じゃぁこういう商品ならどうですか?」とご相談いただけることもあります。
初参加の『地域商社サミット』で受賞!
地域商社会サミットの集合写真
―― 入社2か月目に参加した『地域商社サミット』で賞を取りましたよね。
はい、毎年、全国の地域商社が一堂に会す『地域商社サミット』があります。昨年行われたサミットでは、地域商社対抗の『商品ブラッシュアップ会』という企画に挑戦し、事業者賞をいただきました!
ひとつの商品の売り方の提案をするという企画です。
当時は入社2か月目。「自分にできるのかな…」という不安はありましたが、同時期入社の3人でチームを組み、手探りながらもアイディアを出し合って企画を練っていきました。
3人とも経験が浅く、分からないことも多かったので、社歴の長いスタッフにもアドバイスをいただきながら企画を作り上げてきました。
サミットでのプレゼンの様子
――当日のプレゼンはどうでしたか?
当日は、僕1人が代表となりプレゼンしました。人前で話すことも得意ではないので、正直、かなり緊張しましたね。前日も家で何度も台本を見て練習していたほど。
当日はカンペを持って臨むつもりだったのですが、他のチームは誰もカンペを持ってなかったんです…!「これは、僕も見ながらやるわけにいかない!」とカンペを捨てました(笑)。
会場には弊社の代表やスタッフをはじめ、全国の地域商社の方や事業者さんなど、約100人ほどいたと思います。でも、お題となった商品をつくっている事業者さんの顔だけを見て、その方に語りかけるような気持ちでプレゼンをしました。
受賞後のこまちゃん(写真右)
―― 結果、事業者賞を受賞したんですね。
事業者さんに想いが届いたのかなと思うと、本当に嬉しかったです。ふるさと納税も営業も未経験だった自分が、入社してすぐ、全国の地域商社の皆さんの前でプレゼンをして、賞をいただけた。この経験は自信につながりました。
今もプレゼンは緊張しますが、「あの地域商社サミットでできたんだから、大丈夫!」と、苦手意識がグッと減りました。大袈裟ではなく、本当に人生で一番嬉しかったことのひとつです。
伝えたい想いや魅力をデザインに託す喜び
アイスを美味しそうに撮影するために、準備するこまちゃん
―― たくさんの商品を担当されていますが、これまで印象に残っている商品はありますか。
初めて訪問し担当したお菓子屋さんの商品です。お店に伺ったとき、事業者さんのこだわりや作り方への想いをじっくり聞いて、その話をもとに商品バナーのディレクションをしました。
デザイナーさんが仕上げてくれたバナーを見たとき「自分が伝えたかったことがこんな素敵な形になって仕上がってくのか!」と、感動を味わいました。
自分の言葉がバナーとなって返ってくるのは初めての経験で、すごくうれしかったのを覚えています。
―― ほかにも、ディレクションがうまくいった商品はありますか?
プリン屋さんの商品です。観光客に愛されるかわいいプリンの魅力をどうバナーで表現するか、すごく考えました。「チェキ風にしたい」というイメージをデザイナーさんにしたところ、理想以上の可愛いバナーが出来上がって…。感動でしたね。
自分のイメージを言語化して、伝える大切さと楽しさを実感しました。
数字が苦手だったのに、今は数字と向き合うことがやりがいに
―― 今、ヒダカラの仕事でどんなことにやりがいを感じていますか?
自分がディレクションした商品の寄附が増えていることですね。
入社当初は、自分がページのブラッシュアップを担当した商品の寄附がなかなか増えず、事業者さんに申し訳ないと思うこともありました。でも、そういった商品も、分析や改善を重ねる中で、少しずつ寄附が増えていって。
ある事業者さんも、以前は寄附が入らないことを非常に気にされていたんです。でもページをブラッシュアップして、数字が伸びたら、とても喜んでくださっていました。
自分の仕事の結果が数字で見えてくること、それを喜んでくれる事業者さんがいることは、嬉しいですし、仕事の原動力にもなっています。
―― 今後の目標を教えてください。
まずは、目標にしている寄附金額を達成することです。
さらに、ふるさと納税で関わる事業者さんとの関係値を深めていき、ふるさと納税の枠を超えて、さまざまな相談してもらえるような存在になりたいです。
―― ありがとうございました!
☗☗☗
インタビューを通じ、こまちゃんが入社からのこの1年で、濃密な時間を過ごしていることがよく分かりました。
未経験からの入社で戸惑ったこともきっと多かったはず。でもさまざまな経験から学び、吸収してきたからこそ、今のこまちゃんがあるのだと思います。
これから、ヒダカラでのこまちゃんの活躍を見るのが楽しみです!