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「“おいしい”と“オモシロい”未来を創る」をミッションに、地域の価値を磨き、広め、届ける株式会社ヒダカラ。
創業以来、岐阜県飛騨市を拠点に、商品開発やふるさと納税の運営代行、企業向けネット通販支援、産地直送通販サイトの運営、深山豆富店の運営などを通じて、地域に眠るタカラモノを発掘し、全国・世界に発信してきました。
今回は、趣味をきっかけに飛騨地域に移住した2人のスタッフに、移住のこと、仕事のこと、暮らしのことなどを深掘りしました。
ヒダカラに関心のある方はもちろん、地方移住が気になっている方にもぜひ読んでいただきたいインタビューです。
目次
ウィンタースポーツを思いっきり楽しむために、飛騨に移住を決めた
“キラキラ”ではなく熱い想いがヒダカラにはある。地域の人の人生に深く関われる仕事がある
「地方移住=大変」ではない。自分の可能性を拡げる楽しい移住は実現できる
仕事では成長を感じつつ、メリハリをつけて趣味も思い切り楽しみたい!
ヒダカラらしさはスピードと熱量。ワクワクしながらやり遂げたい人にはピッタリ!
▶︎ 本ストーリーに登場するスタッフを紹介
まっこ
2024年5月入社。ふるさと納税の企画営業を担当。
愛知県出身。趣味のスノーボードをもっと気軽に楽しめる移住先として飛騨を考え、飛騨で転職先を探していたところヒダカラを知る。「移住とキャリアの両方を手にするのは無理だと思っていたが、ヒダカラの求人に出会った」と最初のカジュアル面談で言っていたのが印象的。
せのちゃん
2023年9月入社。ふるさと納税の企画営業を担当。
京都府出身。三重県で働いていたが、スキー好きが高じてパートナーとともに飛騨へ移住。飛騨での仕事を探していたところヒダカラを知る。
ウィンタースポーツを思いっきり楽しむために、飛騨に移住を決めた
Q)まずは簡単に自己紹介をお願いします。
まっこ:
よろしくお願いします!ヒダカラでは“まっこ”と呼ばれています。
ヒダカラに入社して約8か月が経ちました。私は愛知県の東部に位置する東三河地区のふるさと納税業務を担当しています。
せのちゃん:
入社約1年半です。“せのちゃん”と呼ばれています。
まっこと同じくふるさと納税業務で、私は飛騨市の担当です。担当エリアの事業者さんと新しい企画や寄付を伸ばすための対策などを考えて具体的に展開するといった仕事しています。
Q)ヒダカラに入社した経緯について教えてください。
まっこ:
私はまず、趣味でやっているスノーボードがもっと身近でできる環境に暮らしたいと以前から思っており、転職を考えるタイミングで飛騨市への移住を決めました。
移住を決めた後、飛騨市とお隣の高山市に絞って就職先を探しているなかで、ヒダカラの求人を見つけて。
前職の輸入卸会社の営業経験を活かしつつ、やりがいのある仕事がしたいと思っていたのですが、ヒダカラの求人に出会い、魅力的な仕事だと思いました。
せのちゃん:
私の場合も、経緯はまっこに似ているんです。
私の場合はスキーが趣味で。以前は暮らしていた三重県津市から高山市にある『飛騨ほおのき平スキー場』に通っていたんです。当時から飛騨地域は季節を感じられるところが大好きでした。でも津市からは遠く、通うのが大変で、移住を考えるようになりました。
前職の三重県津市にある食品メーカーではたらくなかで、「地域や地元を大切にする文化がある企業っていいなぁ」と思って。飛騨地域に移住しても、地域活性化や地域をより良くしていく仕事に携わりたいと思っていましたね。
ヒダカラとの出会いは、夫が移住後に働き始めた会社が、ヒダカラ共同代表の康祐さんの同級生が経営している会社だったこと。夫からヒダカラのことを聞き、地域のためになる仕事をしている点に共感し、ぜひ私もやってみたいと思い、エントリーをしました。
“キラキラ”ではなく熱い想いがヒダカラにはある。地域の人の人生に深く関われる仕事がある
Q)お二人とも現在、ヒダカラで「ふるさと納税」を担当されているそうですが、担当されている仕事内容について伺えますか。
まっこ:
せのちゃんも私も担当地域は異なりますが、担っている業務と役割は同じです。
主な役割は、担当自治体のふるさと納税のwebサイトの運営や、返礼品の企画開発、地域の事業者さんたちとのコミュニケーション、フォローアップなどです。
Q)担当されている仕事のやりがいや面白さはどこにありますか。
せのちゃん:
私の場合、眠っている地域のタカラモノを発見して、その良さを自分なりに表現し、発信していくことに面白さを感じています。
そして、それが最終的に、寄附者様に「飛騨市ってこういうものもあったんだ」と、知ってもらうきっかけになることも大きなやりがいになりますね。
まっこ:
実際に私たちが関わることで売上がグッと伸びて、ふるさと納税を生活を支える収入のひとつとしてしっかり考えてもらえるようになると嬉しいですね。
収入源として利益が増えることは事業者さんにとって大切なことであり、ヒダカラの仕事が人の人生に深く関わっていることを実感しています。
Q)実際に働くようになって、ヒダカラについてどのような印象を持たれていますか?入社前とのギャップがあれば教えてください。
まっこ:
入社前に抱いたキラキラの印象との良い意味でのギャップを感じています。
というのも、入社前にヒダカラのホームページや採用ページを見て、ザ・ベンチャーのような、すごくキラキラした企業なんだろうなぁという印象を持っていました。仕事の内容には魅力を感じていたのですが、そのキラキラさについていけるか、自分に合うのか、不安があって…。
でも、カジュアル面談のなかで「写真はキラキラしてるように見えるかもしれないけど、地域や事業者さんの役に立ちたいという熱い想いを秘めて黙々と仕事をしていて、写真ほどはキラキラしていない」といった話を伺い、安心して入社を決められました。
実際にヒダカラで働くと、みんなが熱い想いで集中して業務に携わっていることを実感します。
せのちゃん:
私も同じで、ヒダカラのホームページを見て、「ザ・ベンチャーみたいなキラキラした印象」を持ちましたし、「若い人が多く、若いノリの会社なのかなぁ、そのノリについていけるかな…。」と思っていました(笑)。
でも実際に働いてみると、「若いテンションで行くぞ!」みたいなノリは一切なくて。一人ひとりが努力して丁寧に仕事をしている。それぞれの良いところを100%発揮できるよう、代表がとことん付き合ってくれる。これは最初の印象との大きなギャップでしたね。
「地方移住=大変」ではない。自分の可能性を拡げる楽しい移住は実現できる
Q)お二人が実際に移住してみて驚いたこと、大変だったことがあれば教えてください。
まっこ:
驚いたことは、ご近所さんたちとの距離感が近いことでしょうか。
移住前に暮らしていた名古屋市では、お隣の住人と顔を合わせる機会はありませんでした。それが、飛騨市に移住してきたら、配達の方や隣に住むおばちゃんが、当たり前のように玄関のドアを開けて声をかけてくる(笑)。
でもそれは悪い意味ではなく、周りの方が「移住してきたんやね」と、すごく気にかけてくださって、あたたかく迎え入れてくださる地域だと感じています。それはすごく良かったです。
ハードルが高く聞こえる「移住」という言葉ですが、実際は「ただの遠めの引っ越し」と「転職」だと考えると、そんなに大変ではないです。むしろ、逆に遠方での転職も視野に入れると、自分の可能性がさらに拡がるのかなと思います。
せのちゃん:
私は、移住前に「虫が多いのではないか」と心配していましたが、意外とそうでもなかったことに驚きましたね。地域にもよるので一概には言えませんが、私の暮らす地域だとよく現れるのはカメムシくらいです。
前職で出身の京都からに三重県津市に移住した経験があったので、それ以上大きな驚きはなくて、大変とは感じませんでしたね。飛騨への移住も「日本語が通じて自動車免許があればどこでも生きていけるかな〜」くらいの感覚で(笑)。
逆に、私にとっては都会で働くことの方が、ハードルが高いです。アウトドアや車の運転が好きな私には飛騨地域へ移住したことは、むしろ楽しい変化になっていますね。
Q)移住の際に利用した、支援制度などはありましたか。
せのちゃん:
私は利用していないんです。私が暮らす高山市では移住者支援補助金があります。しかし飛騨市で働いている私はその条件に合わず…。
でも会社のみんなが、当初バス通勤をしていた私をすごく気遣ってくれたのはありがたかったです。
まっこ:
私の場合は、ヒダカラがある飛騨市に移住してきたのですが、飛騨市移住促進補助金を利用しました。飛騨市は移住者への補助が手厚いんです。
たとえば、移住前の「移住検討交通費補助金」や「引越し費用補助金」、移住後の除雪用用具の購入費を一部補助してくれる「雪国デビューパック補助金」など。
さらに、移住者は飛騨の電子地域通貨さるぼぼコインをもらうことができ、利用させてもらっています。
ヒダカラとしては「移住者限定のサポート制度」はありませんが、私自身がありがたかったのは、入社が決まってから実際に出社するまでの期間をわりと長く設けてもらったことですね。
引越しはもちろんですが、入社前に飛騨の空気を感じたり、見てまわったりする時間があったのはありがたかったです。
Q)飛騨地域で暮らし始めて、気づきや変化はありましたか。
まっこ:
この地域に住んでみてわかること、自分自身について発見することが日々ありますね。
たとえば、以前住んでいた名古屋では、近所で何でも揃うような生活をしていました。でも今はコンビニに行くにも家から歩いて15分はかかる環境。
それはネガティブなことはなく「地域の暮らしにフィットするためには、こうすると良いな」などと、自分のなかで新しい発見があり面白いです。
せのちゃん:
たしかに買い物に行くにも車が必要で、欲しいものはすぐ買える都会の生活とは異なりますが、私もポジティブに捉えています。
買い物も計画的にするようになったり、以前よりも生活が落ち着き、ちょっと丁寧に暮らしはじめた気がします。
仕事では成長を感じつつ、メリハリをつけて趣味も思い切り楽しみたい!
Q)ヒダカラでのワークライフバランスや趣味と仕事の両立について、はいかがでしょうか。
まっこ:
スノーボードが趣味で飛騨市に移住してきた私にとって、趣味と仕事が両立し、ワークライフバランスは、めちゃくちゃ充実している感じですね。
ヒダカラに入って8ヶ月が過ぎ、いろいろと仕事を任せてもらえるようになりました。今後は少し残業が必要な場面もあるかもしれませんので、自分のなかでしっかりと時間の使い方を考え、バランスを取りながら一生懸命仕事をしていこうと思っているところです。
せのちゃん:
つねに忙しくさせてもらってはいますが、私は趣味のスキーのシーズン中は、ちゃんとスキーを楽しみたいので、仕事と趣味のメリハリをつけて働くことを意識しています。
ヒダカラは、地元の事業者さんから「もっと一緒に仕事したい」と言っていただくことも多く、地域に求められている会社なので、そこにはしっかり仕事で応えつつ、趣味も思いっきり楽しみたいです!
Q)ヒダカラに入社してどんなところで自信の変化や成長を感じますか?
まっこ:
自分のスキルがどんどん上がっていくのを実感しながら働らけていて、うれしく感じています。
たとえば、前職ではエクセルを駆使して仕事をすることはなかったのですが、ヒダカラで仕事をするようになってからは、エクセルを活用して分析や提案ができるようになりました。
せのちゃん:
前職と比べ仕事の幅が広がったことですかね。前職では分業制で仕事の範囲が限られる環境でしたが、ヒダカラでは企画・営業・マーケティングなど、とにかくやることが幅広いんです。
分業制で仕事をしてきた私にとって、自分で分析から提案までトータルで仕事をすることは初めてで、現在は必要な業務すべてを自分でできるよう精進しているところです。まだ道半ばではありますが、日々の仕事が自分の成長につながっていると感じています。
ヒダカラらしさはスピードと熱量。ワクワクしながらやり遂げたい人にはピッタリ!
Q)お二人にとって『ヒダカラらしさ』とは何でしょうか。
まっこ:
「スピード感を持って取り組むこと」ですね。
私のチームでも「やろうと言った次の日には実行されている」ことが本当にたくさんあります。
入社したばかりの頃は驚きましたが、今ではヒダカラのスピード感についていけるようになっている自分に少し可能性を感じているほど。
最近、地元のおじさんから、「ヒダカラは地域の救世主やな」と言われたんですよ(笑)。それもヒダカラらしさかもしれません。
せの:
私は「絶対にこの好機を逃さない!」という熱量もヒダカラらしさだと思いますね。
熱量があるからこそ、思いついてからアクションを起こしカタチにするまでがすごく速いんです。だからこそ、地域の方々がヒダカラを頼ってくださるのだと感じています。
頼られていると思うとプレッシャーにもなりますが、やりがいにもつながっています。
Q)ヒダカラはどんな方に合うと思いますか。
まっこ:
飽き性な方、どんどん新しいものを求めたい方は、ヒダカラに向いているのではないかと思います。
自分自身が飛騨市に移住して驚いていることは、飽き性の私が飽きていないことです。毎日新しい発見があって、それをとても楽しんでいる。ヒダカラが私を飽きさせないんですよね。
日常のなかに発見や気づきがあるので、ヒダカラはワクワクすることが好きな人にも合うはずです。
せのちゃん:
私は人と関わることが好きな方に合うと思っています。
事業者さんをはじめ、関わる全員と「どうすれば魅力が伝わるのか」考え、話し合いながら進めていきます。そのためひとりで黙々と何かを探求する方よりも、みんなで分かち合いながらやりたい人、チームで何かを成し遂げたい人がヒダカラには合っています。
あとは、好奇心が旺盛で、自分からやりたいという行動力があれば、なお、ヒダカラを楽しめるのではないでしょうか。
Q)最後に、これから挑戦していきたいと思っていることがあれば教えてください。
まっこ:
現在関わっている豊橋市の事業者さんだけでなく、自分が暮らす飛騨市に関わる仕事も少しやってみたいと思っています!
せのちゃん:
引き続き飛騨の魅力を発信していきたいです!そして同時に、前職での経験と、ヒダカラで得た経験を掛け算して活かせるようになり、ヒダカラのメンバーを支える業務にも携わっていけるようになれたらいいなと思っています。
―― ありがとうございました!お2人のご活躍を楽しみにしています。