こんにちは!ハチマルヤの採用担当です。
突然ですが、最近の生成AIの目覚ましい進化に、驚きと一抹の不安を感じているITエンジニアの方も、決して少なくないのではないでしょうか。
「もしかして、自分たちの仕事はAIに奪われてしまうのでは?」
技術の最前線にいるからこそ、その可能性をリアルに感じてしまう。
しかし、そんな時代だからこそ注目したいのがサイバーセキュリティです。
実は今、セキュリティ市場が爆発的に成長し、深刻な人材不足に陥っています。
逆に言うと、セキュリティの知見を身につけておくことは、非常に希少価値の高いスキルを身につけられるということになります。
この記事では、ITエンジニアがサイバーセキュリティの知見を身につけることで得られるキャリアの可能性について、市場データと実例を交えてお話しします。
はじめに
なぜ今、セキュリティなのか?
クラウドファーストの時代が到来し、リモートワークが常識となった今、ITエンジニアを取り巻く環境は劇的に変化しています。AWSやGCPといったクラウドサービスが普及し、マイクロサービスアーキテクチャが主流となる中で、セキュリティの重要性はかつてないほど高まっています。
結論から言えば、セキュリティの知識を身につけることは、これからの時代のITエンジニアのキャリアを大きく広げる方法の一つだと考えています。
爆発的成長を続けるセキュリティ市場
他分野を圧倒する成長率
世界のサイバーセキュリティ市場は、他のIT分野を圧倒する成長率を示しています。Grand View Researchによると、2024年の2,456億ドルから2030年には5,007億ドルへと**年平均成長率12.9%**で拡大すると予測されています。これは、一般的なソフトウェア開発市場の成長率(約7-8%)を大きく上回る数字です。
そして日本市場はさらに高い成長率を示しており、約1兆3,000億円から約2兆7,400億円へと**年平均成長率13.5%で拡大する予測です。特に注目すべきは、クラウドセキュリティ分野が年平均成長率24%**という驚異的な成長を遂げていることです。
なぜこれほど市場が成長しているのか
この爆発的な成長には、大きく3つの理由があります。
▪️AIの普及とセキュリティ課題の増加
生成AIの普及により、新たなセキュリティ課題が生まれ、AI APIの保護やプロンプトインジェクション対策などの需要が急増しています。
▪️ゼロトラストアーキテクチャへの移行
従来の境界セキュリティから「ゼロトラスト」への移行が加速し、この分野だけで16.6%の市場成長が予測されています。
▪️規制強化による投資義務化
GDPR、個人情報保護法などの規制強化により、企業のセキュリティ投資が義務化され、IT予算に占める割合も急上昇しています。
深刻すぎる人材不足がもたらすチャンス
この成長の背景にあるのが、深刻な人材不足です。世界のサイバーセキュリティ人材不足は350万人に達し、現在の550万人の労働力に対して1,020万人の需要があります。
日本においては11万人から20万人の人材不足が発生しており、不足率は82%という異常な水準に達しています。
しかし、この人材不足はITエンジニアの方々にとって、大きなチャンスとも言えるのではないでしょうか?
適切なスキルを身につけることで、高い市場価値と安定した需要を確保することができます。
ハチマルヤは他社と何が違う?
「社員扱い」という独自のポジション
ハチマルヤの最大の特徴は、「その会社の社員相当」としてコンサルティングを行うことです。これは他の多くのセキュリティ会社やSESとは全く異なるアプローチです。
一般的なセキュリティ会社・SESとの違い
実際の働き方の特徴
- 実際にクライアントの社内環境に入って作業
- 社内アカウントを発行してもらい、実質的に社内メンバーとして活動
- 役員レベルの意思決定にも参画する機会がある
- チーム体制による柔軟な対応力
ITエンジニアがセキュリティを学ぶ3つのメリット!
1. 技術的な深みと包括的視点の獲得
セキュリティを学ぶことで、これまで設計・開発してきたシステムの本質的な理解が深まります。
具体例:
- SQLインジェクション対策: 単なる対策手法ではなく、データベースの内部動作とクエリ実行の仕組みを深く理解
- 認証・認可設計: JWT、OAuth、SAMLなどの仕組みを通じて、分散システムの設計原則を習得
- 暗号化技術: 公開鍵暗号、ハッシュ関数、デジタル署名の理解により、データの機密性・完全性・可用性を保証する設計力を獲得
2. クラウド時代に必須のスキル習得
現代のWEBアプリケーションは、AWS、GCP、Azureなどのクラウドプラットフォーム上で動作します。セキュリティを学ぶことで、以下のようなクラウドネイティブなスキルを習得できます:
- Identity and Access Management (IAM): 最小権限の原則に基づいたアクセス制御
- ネットワークセキュリティ: VPC、セキュリティグループ、NACLの適切な設定
- コンプライアンス: GDPR、SOC 2、ISO 27001などの規制要件への対応
3. DevSecOpsとしてのキャリア発展
セキュリティの知識を持つITエンジニアは、DevSecOpsエンジニアとして大きな価値を発揮できます。CI/CDパイプラインにセキュリティテストを組み込み、「Security as Code」を実践することで、開発プロセス全体の品質向上に貢献できます。
ハチマルヤでの成長環境
▪️実際にいただいている評価
クライアントからは
「外部ベンダーというより、もう完全に我々の社員みたいな感覚」
「柔軟にいろんなことが対応してもらって、いつも助かってます」
といった評価をいただいています。これは、私たちのチーム体制による柔軟な対応力が評価されている結果だと考えています。
▪️技術的成長のサポート体制
OJT中心の学習プログラム:
基盤となるITスキルがあれば、セキュリティ知識は入社後にしっかりキャッチアップ可能です。実際のプロジェクトを通じて、以下のようなスキルを習得できます:
- AWS/GCP/Azureでのセキュリティ実装: 実際のクラウド環境でのセキュリティ設定
- コンプライアンス対応: ISMS、Pマーク取得支援を通じた実務経験
- 最新技術の検証: AI、ゼロトラスト、DevSecOpsなどの先進技術
まとめ
この記事では、ITエンジニアの方々がセキュリティを学ぶことで得られるメリットについてお話ししました。
サイバーセキュリティ市場の爆発的成長と深刻な人材不足は、ITエンジニアにとって大きなチャンスです。これまで培ってきたプログラミングスキル、システム設計の知識、クラウドの経験は、セキュリティ分野で大きな価値を発揮します。
ハチマルヤでは、一人ひとりのキャリア発展を実現できる環境と、実践的なプロジェクトを豊富に用意しています。ITエンジニアとしての経験を活かし、セキュリティ分野で新たな挑戦をしたい方、包括的なセキュリティ対策を通じて企業の成長を支えたい方、ぜひ一度お話ししませんか?
お気軽にご応募お待ちしております!