「こいつ、大丈夫なやつなのか」
それが、松本龍拓と初めて会った時の正直な印象だった。
開口一番に向けられた問いが「お前ってどうなりたいの?」だった。どうなりたいって、どういうことだよ。そう思った。変なやつに会ったな、と。
あれから数年。今、僕は株式会社最強の取締役として、代理店推進事業部の責任者を担っている。
断る理由が、なかった
前職はBtoBの営業をしていた。別に面白くなかったわけじゃない。でも、松本から声をかけられた時、迷いはなかった。
ワクワクする方を選びたかった。それだけだった。
あとは正直に言うと、断れなかった。前職で上司と部下として一緒にやってきた中で、松本には他の人とは違う感情があった。してもらってばかりだったから。その恩みたいなものが、背中を押した。
「一緒にやろう」という言葉に、「やるしかねえな」と答えた。
2人で大阪へ
売上もなかった。確証もなかった。それでも大阪に乗り込んで、会社を立ち上げた。
あの頃、2人でよく話していたことがある。1年後に東京に帰ってくる時、リモワのキャリーケースを引いて、後ろに100人を連れて帰る。そのイメージを、毎日話していた。
最初は不安しかなかった。うまくいくのかなんて、正直分からなかった。でも、仲間が少しずつ増えてきた時、初めて思った。これ、行くんじゃないか、と。
一緒に住んでいたから、ぶつかった
立ち上げ期、僕たちは一緒に住んでいた。
常に切羽詰まっていた。お互いに余裕がなかった。嫌な部分も、全部見えた。だから衝突した。今となっては何も思わないけど、あの頃はお互いに自分のことで精一杯だった。
2人だけで動いていたあの時期を振り返ると、今は素直にそう思う。
よう頑張ってたな、と。
俺って、全然経営者じゃなかった
立ち上げて間もない頃、月給が9万円だった時期がある。自分の生活を維持するだけでギリギリだった。
そんな時、松本が言った。「メンバーをクラブVIPに連れて行こう」と。しかも「お前の給料からも7万円出してくれ」と。
正直、頭にきた。今じゃなくていいだろ。来月でいいじゃないか。売上も出していないメンバーになんでそんな金を使うんだ。そう思って、言い合いになった。
でも松本は言った。「このメンバーたちは、会社が大きくなった時に絶対に大事になる。今、夢を見せるタイミングなんだ」と。
その言葉を聞いた時、胸に刺さるものがあった。俺はまだ自分の生活のことしか考えられていない。松本はもう、その先を見ている。俺って全然経営者じゃないわ、と、本気でそう思った。
あれから時間が経った今、あの時クラブVIPに連れて行った3人のうち2人が、最強の幹部になっている。
あの投資は、正しかった。
プレイヤーから、経営者へ
会社が大きくなっていく中で、自分の中で一番変わったのは意思決定の軸だった。
以前は「自分がどうやったら稼げるか」だけを考えていた。でも今は違う。どうすればメンバーが定着してくれるか、どうすれば会社が大きくなるか、その一点で考えるようになった。1人称が、自分から会社に変わった。
その転換が一番しんどかった時期でもあった。プレイヤーから管理者になっていく時期、自分が何をすればいいのか分からなくなった。そんな時、周りが僕のおかしさに気づいてくれて、解決する場を作ってくれた。それで乗り越えられた。
でも正直に言うと、あの頃より今の方が100倍きつい。
責任が自分だけのものじゃなくなったから。
自分たちが作ったと実感した日
120名が集まった社内アワードを開催した時、初めてはっきりと思った。
自分たちが、この会社を作ってきたんだと。
嬉しいことも、しんどいこともあった。ビジョンに共感してくれて、一緒に大きくしようとしてくれるメンバーが増えていく瞬間は、本当に嬉しかった。一方で、入ってきてすぐにやめてしまうメンバーを見る時は、今でも心が痛い。
それでも譲れないことが1つある。どれだけ楽しむか、だ。
松本龍拓という人間
一緒にやってきて、松本のすごいと思うところを聞かれたら、仲間を作るのがうまい、それだけだ。シンプルに、そこだと思っている。そしてビジョンを掲げる力。自分にはないものを、あいつは持っている。
めんどくさいところ?寝坊するところ。それだけでいい。
最強を一言で表すなら
最強は、ワンピースだ。
全員が少年みたいに純粋だと思っている。キラキラしていて、素直で、夢を本気で信じている。そんなやつらが集まっている会社だ。
これから最強を知るあなたへ
これから最強に関わる人に、1つだけ伝えたい。
夢を、夢で終わらせるな。叶えろ。
一緒に戦いたいのは、素直な人間だ。それだけでいい。素直であれば、どんな環境でも必ず伸びる。そしてその力を一番活かせる場所が、ここだと思っている。
「こいつ大丈夫なのか」と思っていたあの男と、気づけば日本一を本気で目指す会社を作っていた。
夢は、叶えるためにある。