私たちU.P SYSTEMは、「ベストソリューション ベストフォローを提供し続ける」をテーマに、お客様のニーズに合わせたアドバイスやソリューションを提供する技術者集団です。
今回は研修講師の山岸さんにインタビューを実施。自社独自の教育プログラムの特徴や、未経験エンジニアに対するフォロー体制について、お話をうかがいました。
【プロフィール】
山岸 陽平:システムソリューション部1課 副主任。サービス業を経て、2008年にU.P SYSTEMへ入社。現在は新規で入社したエンジニアに対する教育や、現場配属後のフォローなどに従事している。
インプットとアウトプットの繰り返しで知識の習得を目指す
――まずは山岸さんのこれまでのキャリアを教えてください。
U.P SYSTEMには知人の紹介で入社しました。異業種からの転職でしたが、個人的に自作PCを組み立てるなどIT業界にも興味があったことから、入社を決めました。
入社後はインフラエンジニアとして、いくつかの現場を経験。主に性能試験などに携わりました。とある現場が終了したタイミングで現在の部署に異動し、その後は社内の人材育成に関する仕事に従事しています。
――U.P SYSTEMの教育体制にはどのような特徴がありますか?
当社の場合、未経験入社のエンジニアが多く、なおかつ社会人経験が少ない方もいるため、技術的な教育はもちろんのこと、人間的な面での成長にも力を入れています。まさに現場に出ても困らないような知識や姿勢、マインドを獲得してもらうことをねらいとしています。
――具体的な教育プログラムの内容を教えてください。
言語に関しては、Javaを中心としたカリキュラムを用意しています。そのほかに、データベースやLinuxに関する知識や、開発で利用するツールの理解など、幅広く学びを深める内容で構成されています。すべての内容を習得いただくまでに、早くても3〜4か月はかかるのではないかと思います。
基本的に、いずれも社内で研修カリキュラムを構築し、すべて社内講師が実施しています。また、すべての課題に対して講師とのディスカッションやレビューの時間を設け、インプットだけでなくアウトプットも実施する点が特徴的です。一人ひとりが学んだ知識について、ご自身のなかでかみ砕けているかどうかが重要だと考えるからです。
講師、ブラザー、担当営業が連携しながら行う三位一体のフォローシステム
――「人間的な面での成長」は、どのように促しているのでしょうか?
課題を通して、ビジネスマナーや仕事の進め方、相手の立場に立った報連相の重要性などを学んでいただいています。
例えば、課題に取り組む際、まずは研修生自身に期限を決めてもらうようにしています。未経験の状態で作業の見積もりを行うのは難しいと思いますが、自分の作業スピードを把握するために大切なプロセスだからです。そのうえで、スケジュールに間に合わない場合は余裕を持って相談をするなど、報連相がきちんとできるかどうかを確認しています。
また、現場でレビューを行う際は、相手が理解しやすい構成や表現で伝えることが求められます。ですから、研修内のレビューでも、分かりやすく簡潔に伝えられているかという視点から、フィードバックを行うように意識しています。
――なるほど、個々にしっかりと向き合い、対話を通じて育成していくことを大切にしているのですね。
そうですね。必ずしも課題が早く終われば良いというわけではなく、そのプロセスの部分に重点を置いて指導を行うようにしています。
研修生が現場に出たあとに、お客様や関係者とのコミュニケーションがうまくいっているという話を聞くととても嬉しいですね。
――研修終了後のフォロー体制についてはいかがですか?
研修終了後は講師が所属するシステムソリューション部1課に配属となり、3か月程度を目安に講師陣が全面的にサポートを行います。具体的には、新人のみなさんが案件のなかでどういう動きをしているか、研修中に指摘したポイントが実践できているかなどを確認。週に1回面談を行い、質問や相談などにも対応しています。
その後は別の課に異動となり、各課の上長と連携をしていく流れとなります。当社の場合、ブラザー制度や担当営業との密な情報交換など、さまざまな側面からのフォロー体制が整っている点が特徴的です。
お客様先常駐のエンジニアの場合、案件によっては現場で疎外感を感じてしまうといった課題も発生しがちです。そのような際にもスピーディに対応できるよう、特に若手期間のうちは定期的なヒアリングを通じて状況を把握するように努めています。
求めるのは、学びや成長に対して前向きな姿勢で取り組めるエンジニア
――未経験エンジニアの成長に関して、特に印象に残っているエピソードはありますか?
新人のみなさんには毎月月次報告をあげてもらいますが、その際に記載内容が充実しているメンバーは印象に残りますね。また、自分で資格取得の目標を立てて、計画的に勉強しているエンジニアもいます。自らの成長に対して主体的に取り組める方は、成長スピードも速いのではないかと感じています。
――人材育成に関する今後の展望を教えてください。
現在は開発領域の研修内容が中心ですが、インフラ系の知識に関するプログラムの作成も進めるなど、今後はどんどん領域を広げていく予定です。私自身もさまざまな領域に対応できるようになりたいですし、技術の変化は激しいため、新しい要素を積極的に取り入れながら、各時代に即したプログラムを設計していきたいですね。
――今後、どのようなエンジニアの入社を期待しますか?
「前向きな姿勢」を持てる方ですね。特に未経験の方は、新たな業界に飛び込む不安もあるかと思いますが、学びに対する前向きさがあれば、私たちも粘り強くサポートをしていきます。
――最後に、山岸さんが考えるU.P SYSTEMで働く魅力を教えてください。
誇張ではなく、当社は本当に「いい人」が多く、一緒に働くメンバーは人間的にできた人ばかりです。だからこそ、相談しやすい雰囲気が特徴的ですし、未経験エンジニアでも安心して働ける環境があると感じます。また、イベントや部活動にも積極的に取り組んでいるため、部署の垣根を越えていろいろな人たちとコミュニケーションを図りやすい点も魅力です。
研修プログラムに関しても今後さらなる充実を目指していますし、業務時間内で給与をもらいながらしっかりと教育を受けられる点も、当社ならではでしょう。私たちも誠心誠意向き合いたいと考えていますので、学びや成長に前向きな姿勢をお持ちの方にご入社いただけたら嬉しいですね。