未経験でも、安心して「診断士」へ。レオンテクノロジーの育成設計
「セキュリティに興味はあり、勉強もしてきたけれど、実際に仕事としてと考えると本当にやっていけるのか不安」
これは、レオンテクノロジーの新卒の採用面談で、最もよく聞く声のひとつです。
今回は、脆弱性診断士育成プログラムの設計を担当するSさんに、レオンがどのように“新卒のメンバーの成長”を支えているのかを聞きました。
中途採用でも何かしらのエンジニア経験を活かして、セキュリティは未経験で入社するパターンも多いので、そういう方にも参考にしていただけると思います。
「分からない」と言えることが、最初の一歩
―― 未経験の方を育成する上で、最も大切にしていることは何ですか?
Sさん:
一番大事にしているのは、「分からないことを、分からないと言える状態をつくること」ですね。
脆弱性診断は専門性が高い分野なので、最初から理解できる人はいません。
それなのに「分かったふり」をしてしまうと、どこかで必ずつまずきます。
だからレオンでは、
- 質問すること
- 立ち止まること
- 理解に時間がかかること
これらをネガティブに扱いません。むしろ、成長のために必要なプロセスだと考えています。
いきなり現場に出さない理由
―― 教育プログラムは、どのように設計されているのでしょうか?
Sさん:
大きな特徴は、フェーズ制です。「いきなり難しいことをやらせない」ことを強く意識しています。
全体としては、約3か月・10週間で基礎 → 理解 → 実践へと段階的に進みます。各フェーズの内訳は、フェーズ0=2週間、フェーズ1=4週間、フェーズ2=4週間です。
- フェーズ0(基礎)
プログラミングやWebの仕組みを、実際に手を動かしながら学ぶ。ここではPHPとDocker環境を用意し、まずは手を動かして「50〜60%理解できたら次へ進む」方針で、ソースコードレベルの理解を掴みます。 - フェーズ1(理解)
脆弱性とは何か、なぜ危険なのか、どう見つけるのかを体系的に理解する。 - フェーズ2(実践)
疑似環境を使い、診断から報告までの一連の流れを経験する。いきなり本番案件に入るのではなく、失敗しても安全な「やられ環境」で実務に近い演習を行います。
「現場で失敗する前に、安全に失敗できる場所を用意する」――それが、この設計の狙いです。
“教えすぎない”のも、育成のうち
―― サポートはかなり手厚そうですね。
Sさん:
ただ、ずっと手取り足取り教えるわけではありません。最終的に目指しているのは、「自分で調べ、考え、必要なときに適切に質問できる状態」です。
セキュリティの世界は、技術も攻撃手法も日々変わります。誰かに答えをもらい続けないと動けない状態では、長く活躍できません。
そのために、
- 毎日の進捗共有(Slack上で日次報告を行い、詰まりの早期発見と適時サポートを可能にしています)
- 理解度のアウトプット
- フィードバックの往復
を通じて、自走力を育てています。
技術だけでは、診断士になれない
―― 技術面以外で重視している点はありますか?
Sさん:
あります。レオンでは、「伝える力」も診断士の重要なスキルだと考えています。
脆弱性を見つけるだけでは、仕事は終わりません。
- なぜ危険なのか
- どんな影響があるのか
- どう直せばいいのか
これを、相手に分かる言葉で伝える必要があります。だから育成の後半では、レポートの書き方や説明の仕方も、しっかり練習します。
「未経験」は、弱みではない!
―― 最後に、応募を迷っている方へメッセージをお願いします。
Sさん:
未経験であること自体は、まったく問題ありません。大事なのは、
- 分からないことを放置しない
- 自分の理解に向き合える
- 学び続ける意志がある
この3つだと思っています。加えて、受講者の経験(開発経験の有無やIT知識)に応じて学習ルートを柔軟にカスタマイズできる点も、安心材料になるはずです。 [note.com]
レオンテクノロジーは、人を消耗させる会社ではなく、育てる会社でありたい。その環境は、本気で用意しています。
おわりに
レオンテクノロジーの育成は、「早く戦力にする」ための近道ではありません。
その代わり、着実に、長く活躍できる診断士を育てることに本気で向き合っています。
プログラム修了後はOJT(実案件)に合流し、現場で学びを定着させていきます。
研修プログラムについての概要はこちらから! [note.com]
少しでも気になった方は、ぜひカジュアルに話を聞きに来てください。