世界を代表する会社を創る。
その実現に向けて、日本トレカセンターは今まさに事業と組織を急拡大させています。
「トレカ×テクノロジーで、感情を動かす体験を届ける。」 トレーディングカードという領域に、テクノロジーを掛け合わせることで、これまでにない新しい価値を生み出しているスタートアップです。
単なるeコマースにとどまらず、“開ける瞬間の高揚感”や“当たったときの興奮”といった、トレカならではの体験そのものに向き合い、その価値をアップデートし続けています。
その先に見据えているのは、日本発のトレカ文化を世界へ広げていくこと。 国内にとどまらずグローバル展開を進めながら、“人の感情が動く瞬間”をテクノロジーで再定義しようとしています。
変化し続けながら、10倍・100倍の価値創造を目指す組織。 事業・組織ともに拡大を続ける今、まさに“組織づくりのど真ん中”。
そんな環境で今回話を聞いたのは、オペレーション部でロジスティクス(物流)の戦略設計を担う加納さん。
人生が変わった日の話を、加納さんは静かに、でも力強く話してくれました。
バンド、ITエンジニア、物流。全部、つながっていた
加納さんのキャリアは、一筋縄ではいきませんでした。
工学系の大学を中退し、バンド活動に没頭する日々。当時の加納さんは、髪が背中まで伸びていたといいます。
「当時の自分だったら、多分目も合わせないと思います。」
そう言って笑う加納さんの姿が、今の落ち着いた雰囲気とのギャップをより際立たせていました。
音楽の道が難しくなり、生活のために始めたコールセンターのアルバイト。そこで培ったCS(カスタマーサービス)のスキルが、後のキャリアの土台になっていきます。
26歳で初めて就職活動を経験。
「"君は人生を崩壊しかけてるけど大丈夫?"って面接で言われましたよ。」
その言葉に反発しながら、社会で生き残るために必死に動きました。
ITエンジニアとして7年ほどキャリアを積んだ後、「自社サービスの中に入りたい」と思うように。そんなある日、コールセンター時代の上司と偶然再会します。
「“今、HMV(ローソン傘下の音楽系企業)でCSやってるんだけど、手伝わない?”って言われて。」
その一言をきっかけに再度CSへ。ECのカスタマーサポートを担当する中で、物流チームとの関わりが増えていきました。
「ECって、物流とめちゃくちゃ連携するんですよ。」
やがて「ロジいけるじゃん」と声をかけられ、ローソン本体へ。そこから物流領域に軸足を移していきます。
「気づいたら、ずっと物流やってましたね。」
計画していたわけではなく、経験が経験を呼んで、道がつながっていきました。
修羅場で、揉まれ続けた
その後、加納さんが歩んだのは、日本のEC物流の最前線でした。
大手EC企業での4年間では、自社配送網の構築に携わり、1年で20拠点を立ち上げるペースの現場を走り続けました。設定ミスで全国の荷物が誤った拠点に流れるトラブルを経験し、ほぼ寝ずにリカバリーした日々もあったといいます。
「怒ってる暇があったら直せって言われるんで。」
大手フリマアプリの物流子会社の立ち上げ、新規サービスの企画、倉庫の立ち上げ——物流の新規開発を約4年間担い続けました。
大企業のキャリア。安定した環境。充実した福利厚生。やめる理由は、どこにもありませんでした。
しかし、1年半前に状況は一変します。
ドクターヘリで運ばれた日、人生観が変わった
「1年半くらい前に、一度死にかけてるんですよ。」
心筋梗塞で倒れたのは、今から1年半ほど前のことです。
家系的なリスクがあることは以前から分かっていました。ドクターヘリで運ばれ、一命は取り留めたものの、本当に“生きるか死ぬか”の状態だったといいます。
しかも、その前後の数年間は、身近な人との別れが重なる時期でもありました。
「よく、人生観が変わるって言うじゃないですか。正直、半信半疑だったんですけど、本当に変わりました。」
1年間のリハビリをしながら、仕事を続けました。
今でも毎日歩き続けることが日課になっています。体だけでなく、メンタル的にも「いつ死ぬかわからない」という感覚が残り続けました。そして、ふとこう思ったといいます。
「このまま人生終わんの、面白くないな、って。」
そこから、意思決定が変わりました。
安定した大企業ではなく、もっと裁量のある環境へ。
これまでの延長ではなく、あえて“未知”に飛び込む選択です。
大きな組織の中では、どれだけ大きな仕事をしても、自分は歯車の一つ。 もっと手触り感のある仕事を、自分の裁量でやりたい。 その思いが、転職活動へと背中を押しました。
「妻にはあまりいい顔をされませんでした。何やってる会社かよくわからないし、“オリパって何?”って。」
それでも最後は、「一度だけ挑戦させてほしい」と説得。
「絶対に成功して返さないと、私は死ぬに死ねないんです。」
笑いながらそう言ったその言葉が、強く残りました。
「超絶怪しい」会社が、一番可能性を感じた
転職活動では複数の企業から内定をもらいました。その中で、日本トレカセンターとの出会いは少し変わった形でした。
エージェントから話を聞いた当初、最初は何の会社かも分からなかったといいます。
創業3年でこの売上——最初は正直、怪しいと思ったそうです。
「会ってみたらすごくまともで。これか、みたいな感じで(笑)。」
大手ECや大手フリマアプリで物流の内側を熟知しているからこそ、分かることがありました。
トレーディングカードというキラーコンテンツ。 世界的に注目される市場。 競合他社とは異なる顧客層。
物流のネットワークをつくれば、日本の商材を海外に届けることもできる。自分の経験が、そのまま事業の可能性につながると思えました。
「この規模でここまで伸びている会社って、正直あまり見たことがなくて。ここならまだ“作れる側”に回れると思ったんです。」
さらに、決め手になったのは“事業の余白”でした。
「言いたい放題言えるポジションで入れるんだったら、面白いなと。」
そして何より、面談を通じて経営陣の人柄に惹かれたことも大きかったといいます。
「上が沈まなそうな雰囲気を出してるって、会社の雰囲気としてすごく大事だと思います。」
売上や成長だけでなく、"この会社は潰れなさそうか"という直感。
それもまた、意思決定の一つでした。
自分の決断で、サービスが動く
大企業での仕事と今の仕事で何が一番違うか、と聞くと、加納さんは少し考えてから答えてくれました。
「自分で決めて、この方針でいく。で、実際にサービスが動いていくんです。」
直近では、台湾向けの配送が新たに始まりました。自分たちのサービスが、新しい市場へと伸びていく。その瞬間に、加納さんは純粋にワクワクするといいます。
そんな加納さんは、2026年の社内総会でSSQ賞を受賞しています。SSQ賞とは、Smart(賢明な判断)・Speed(迅速な実行)・Quality(高品質)を体現した社員に贈られる賞です。入社からわずかな期間で、その仕事ぶりが社内に認められた証でもありました。
「正直、なんで自分がもらえたのか分からないです。」
まだ大きな成果を出せた実感はない。それでも、
「“仲間として認めてもらえた”感じがして、それは嬉しかったですね。」
評価よりも、受け入れられたことの方が印象に残っていました。
そして今、目標に掲げているのは10倍・100倍の規模拡大です。
「10倍とか100倍って、普通にやってたら絶対いかないんですよ。」
だからこそ、やり方から変えて、今ある前提を疑いながら、次の形をつくっていく。 その難しさも、すでに面白さに変わり始めています。
物流が、AIで根本から変わる
加納さんが今最も力を入れているのが、AIを活用した物流オペレーションの変革です。
物流は“オペレーションの塊”。つまり、いかに効率よく回すかの世界です。
そこにAIが入ることで、前提が変わり始めています。
以前はエンジニアでなければ書けなかったSQL(データを取り出すためのコード)も、AIに条件を伝えるだけで自動で書いてくれる時代になりました。専門知識がなくても、同じレベルで議論し、仮説を立て、改善を回せるように。
「みんなが同じレベルで話ができるようになる。それがすごく大事だと思っています。」
さらに先を見据えると、フィジカルAI(物理AIロボット)の進化によって、物流現場の作業そのものも劇的に変わっていく可能性があるといいます。
「作業系はいずれほぼAIでできるようになると思っています。」
その先に何が残るのか。
「最後に残るのはエンタメなんですよ。」
人が楽しむための体験を作ること。
その方向に向かっている実感は、すでにあるといいます。
「こけてもやり切った」と言える人と、働きたい
最後に、どんな人と一緒に働きたいかを聞きました。
「最悪こけてもやり切ったし、って言える人じゃないと。その時に絶望してるところは見たくないんですよ。」
事業が終わる瞬間も知っているからこその言葉でした。
「どうにかなるっしょ、と思える人が来てくれたら嬉しいです。」
正解がない中でも、自分で考えて動ける人。
環境に依存せず、前に進める人。
そういう人と働きたい、と語ります。
死ななくてよかった、と思える場所で
バンドで髪を伸ばしていた頃、エンジニアとして走り回っていた頃、現場で吐きそうになりながらリカバリーし続けた夜——。点々としているように見えた経験が、今すべてつながっています。
ドクターヘリで運ばれた日から1年半。毎日歩くことを日課にしながら、加納さんは今、「人生で一番楽しい」と話してくれました。
「死ななくてよかった。生きてるから、今がある。」
その加納さんが選んだ会社で、0から1を一緒に作る仲間を探しています。
もし今、「次に本気になれる場所」を探しているなら——ここはきっと、その選択肢になります。 ぜひ一度、気軽にお話ししましょう。