前編では、みなこし商会を引き継いだ理由と、ベトナム人スタッフとの歩みについてお話を聞きました。
後編では、もう少し踏み込んだ話をお届けします。南越社長が「正直に足りない」と感じていること、求める人物像、そして社長業の外側にある、ひとりの人間としての素顔まで。
正直に言います。設計と仕組みが、まだ足りていません
「やりたいことは多い。変えたいことも多い。でも形になっていかない、浸透しない、実現しない」
南越はそう言って、少し苦い顔をしました。
問題はあります。課題もあります。でも現状、会社は回っています。だから「改善しなければ」という意識が全員には広がりにくい。改善のスピード感も、まだ遅い。
これは、正直に言えば課題です。
でも南越がこれを隠さずに話すのは、それを一緒に埋めてくれる人を探しているからです。仕組みを設計できる人。改善を当たり前にできる人。「どうせ変わらない」ではなく「どうすれば変わるか」を考えられる人。
今のみなこし商会には、そういう視点を持った仲間が必要だと思っています。
唯一、これだけは譲れない
「未来のナンバー2」に求めることを聞きました。スキルでも資格でも経歴でもなく、南越が唯一譲れないと言ったのはスタンスの話でした。
ひとつは、ポジティブな言動とプラス思考。そして相手の考え、意図、気持ちを想像できること。
もうひとつは、主体性。わからないこと、できないこと、困っていることを「そのまま」にしない姿勢。改善・解決しようと動ける人。
「できる人よりも、動ける人がほしい。失敗してもいい。でも止まらないでほしい」
そう言ったときの南越の言葉は、採用の話というより、一緒に走る仲間への呼びかけのように聞こえました。
社長であることと、パパであること
少し違う話を聞きました。社長になってから、家族との時間とのバランスに悩むことはないか。
「悩みます。正直に言えば」
子どもの幼少期は、成長と変化がすごく早い。その時間にたくさん関わりたい気持ちはずっとある。でも同時に、こうも言いました。
「それは従業員が家族を思う気持ちと同じだと思っています。彼らが幸せになるために、会社を良くしていく責任がある」
完璧な社長ではないと、南越は自分でわかっています。でもその葛藤が、仕事を丁寧にしようとする力になっている。そういう人がこの会社のトップにいます。
オフは、バドミントンとバラエティと家族の笑い声
最後に、仕事を離れた話を聞きました。
高校時代からバドミントンを続けていて、今も週2回コートに立っています。回数は減ったけれど、友人とお酒を飲む時間も大切にしています。バラエティ番組が好きで、家族の笑顔と笑い声が、いちばんの癒しだといいます。
「笑顔、笑い声は最高に癒され、生きがいです」
EQを大切にする、と言葉で語る前に、自分がそういう人間だということが、ここに滲み出ていました。
自信がない方へ、南越社長から一言
「自分のやりたいことを、やりたい形で自由に実現しやすい会社です。会社としてもはじめてやることばかりなので、失敗は大歓迎。社会や会社を良くしたいという気持ちがあれば、たくさんチャレンジして、改善を繰り返し、会社とともに自身の成長ができる環境です」
経歴も資格も問いません。でも気持ちは問います。
仕組みのない場所を、不安と見るか、自由と見るか。南越はずっと後者だと言い続けています。
それに共鳴できる方と、一緒に走りたいと思っています。