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主食サラダだから。「一口めから最後までおいしい一杯」への追求

日本の食文化にとってサラダとは、つけ合わせであったり、前菜であったり、“副菜”でしかありません。一汁三菜に親しんでいる我々にとって、「サラダをずっと食べるのは飽きるのでは?」「サラダだけでお腹いっぱいになるの? 」。疑問は、出てくるでしょう。

そんな常識を覆し、サラダを“主食”として満足してもらわないといけない。

そもそもサラダって、カットした肉や野菜などの食材を混ぜて、並べて、ドレッシングをかけるだけです。これほどシンプルな料理に、どれだけのこだわりと想いを詰められるか。そのうえでお客さんに、「いままで食べたことがない!」を感じてもらえるか。

WithGreenのサラダボウルを日本中に届けていくためには、突破しなければならない課題でした。

私たちがこだわっているのは、一口めから、食べ終わりまでずっとおいしく一杯で満たされるサラダボウルです。


食材ごとに形や大きさを変える「WithGreenカット」

小さく画一に刻まれた具材が入ったサラダを、チョップドサラダと呼びます。叩くように砕いた(チョップド)の意味からきていて、スプーンで食べることも少なくありません。

WithGreenのサラダは違います。カットする形や大きさを、食材ごとに分けています。たとえば、味が強いにんじんは主張を落ちつかせて食感を残す、細切り。キュウリはキュウリそのものが持つフレッシュな水分を最大限に活かすために、1センチ角のダイスカット。淡白ながら歯ごたえのある大根は、いちょう切り。

玉ねぎのように食感をなくしても風味が伝わるものは、あえて薄くスライスにもしています。「食感」とは、目でも味わいます。たとえば、紫キャベツは食べると硬いけれど、鮮やかな色味が視覚でワクワクして、目でおいしい。だから、少し大きめのみじん切り程度のサイズにし、サラダの中にいっぱい存在が見えるようにしています。

これは、食材本来の味と食材の持つ特性をしっかりと味わってもらいたいからです。一つひとつしっかり大きさがあるので、咀嚼する回数も多くなり満腹感にもつながります。

かといって大きすぎると、単体の野菜しか口に入らない。そうなるとサラダではなくなってしまいます。フォークを1回刺すごとに3種類の具材に当たり、「一口でもサラダ」になるよう設計もしています。

6種類〜7種類入った具材どうしの組み合わせが何十パターンもできることで、一口一口が変化します。これが、一皿を食べ続けても飽きないおいしさにつながっています。

切り方のこだわりは、野菜以外の食材もです。自家製のハーブチキンは、満足感が増すダイスカット。棒棒鶏で使う胸肉は、特製タレにしっかり漬け込むよう割いて、肉の表面積を大きくしています。

野菜たちの個性を味わう感覚と、それらを組み合わせて一緒に食べたときの一体感。多彩な切り方でこそ、表現できるんです。

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