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【なぜPR業界未経験でも採用するの?】 採用理由と未経験からの中途入社社員インタビュー!

こんにちは、アンティル経営企画本部の飯山です。

カジュアル面談や面接を担当させていただく際、「PR業界未経験の中途でも活躍できますか?」「(他社はあまり採用していないのに)未経験でも採用するのはなぜですか?」という質問をいただくことがあります。その疑問にお答えすべく、弊社取締役の久井と、未経験から入社した社員2名に話を聞きました!

プロフィール

久井直人 株式会社アンティル 取締役

大学卒業後、ベクトルに入社。アンティルにてPR業務に従事した後、ベクトルチャイナに転籍し、中国へ駐在。帰国後コミュニケーション活動全般のプランニング及び実施マネジメントに従事する一方、リスクコミュニケーションサポート、経営層等へ向けたメディアトレーニング、大学・企業等でのPR・コミュニケーションに関する講演・講義なども行う。20年、アンティル取締役に就任。

鋤崎貴斗 株式会社アンティル PRコンサルタント

大学卒業後、ITベンダーに入社し、法人営業を経験。アンティル入社後は、外資系の電子メーカーやIT企業、そして国内の製造メーカーなど多岐にわたる業界のPRを担当。PRプランナーとして、新規クライアントへの提案や既存クライアントに従事している。

松下寛果 株式会社アンティル PRコンサルタント

大学卒業後、不動産売買を行う会社で店舗事務職を経験。アンティル入社後は、外食チェーンや外資系自動車メーカー、美容商材などの幅広い業界のPRを担当し、メディアプロモーターとして、日々活動している。

新しいチャレンジをどれだけ楽しめるかが重要

ー まず初めに、未経験の中途入社の方を採用している理由を教えてください。
久井:ベクトルグループ自体が昔からそういう考え方ですね。PRの仕事は、一定の言語能力とコミュニケーション能力さえあれば、“誰でもできる”仕事だからだと思います。誰でもできるというと語弊があるかもしれませんが、少なくとも医者や弁護士のような資格が必要な仕事ではないですよね。未経験であっても、スキルは入社してから身につけることができますし、今はメディアも変わってきているので、マスメディアに限らず、インスタやTikTokなどの知識も必要になっています。そういったものは、広報・PR経験者だから詳しいということもないと思うんです。

もちろん経験者であれば、記者発表会に来場するメディアの属性や、対応方法を知っていると思います。でもそれは入社してからの経験でどうにかなるので、全く違う経験値を持っていて、イチからチャレンジできる人材の方がいいのではないかと考えています。もちろん、マネジメント層であれば、多少は話が変わってきますが‥。

ー 近しい業界はあれど、前職を広報・PRに絞ると、中途入社の9割以上が未経験になりますよね。そんな中、久井さんはどういった点に気を付けて、中途の方の面接をされていますか。
久井:社会人経験が3~5年ある場合は、社会人としての実績を伺っていますが、最近は第二新卒の方も多いですよね。過去の経験をないがしろにするわけではないのですが、残念ながら1~2年ではその業界や会社のプロフェッショナルとは言い難いと思うんです。だからこそ、人間的な素養や、新しいチャレンジをどれだけ楽しめるかを見させてもらっています。

ー 選考を経て、中途の方にご入社いただいた後、意識していることはありますか。
久井:新卒と比較すると、どうしても同期の人数や研修のボリュームは劣ってしまいます。だからこそ、情報格差を作らないように意識していますね。同四半期で中途入社した人たちと社長の桂が交流する機会を設けたり、独自の研修を行ったりしています。

社長の桂も僕も、新卒でベクトルグループに入社しているので、別の企業を知らないんです。「前職のこんな制度がよかった」「〇〇はこういう仕組みでワークさせていた」など、中途の方にはぜひ積極的に色々な情報を教えてほしいなと思っています。

― 中で社員として関わるのと、外からクライアントとして関わるのとでは違いますよね。
久井:そうですね。様々な業種業態の企業と深く関わらせていただいてはいますが、中で体験している話とは全く違うと思います。そういった意味でも、中途の方から学べる点はあるなと感じています。

一言一句にこだわることの大切さを知った

― 鋤崎くんの前職は、ITの法人営業でしたよね。どういった点に課題を感じて、転職を考えたのですか。
鋤崎:入社後「会社の中で1番営業がキツイ部署に行かせてくれ」と自ら志願して、対法人にネット回線を売る営業をしていました。新規開拓を頑張っていたのですが、ダンスをやっていたこともあってか、表立ってアピールしたい気持ちがあったんですよね。ネット回線という商材の関係上、見えない業務が多くて、どの回線を使っているとか、重い、早い、遅いなど周りからは分からないんです。

― たしかに‥。どういう流れでアンティルの面接を受けるに至ったのですか。
鋤崎:①自分の仕事が多少なりとも可視化できる、②深く様々な企業に携われる という2点を軸にしながら転職先を探しているときに、PR会社で働く先輩の話を聞く機会がありました。面白そうと思っていたら、ちょうどアンティルからスカウトをいただいたんです。「これは巡り合わせだな」と思いましたし、軸が2つとも叶えられるかも、と思い、前のめりで応募しました。

― 入社後、未経験がゆえの戸惑いはありましたか。
鋤崎:業界のマナーやこだわりに関する戸惑いがありました。例えば、ニュースリリースや資料を作成した際、表記ゆれやフォントの統一、デザインについて、先輩から多くの指摘をいただいたんです。前職でも資料を作ってはいましたが、どちらかというと「情報を書いておく」というのが前職における資料の意味あいだったので、カルチャーショックでした。

久井:言葉にこだわる必要がある仕事だから、正しい指摘をもらったね。クライアントはもちろん、相手に正確な意図を伝える必要があるから、コミュニケーションにおいて大切なことだと思う。

鋤崎:最初半年くらいはなかなか理解できなかったですが、業務を重ねることで一言一句の大切さを知りました。丁寧に教えてもらえたことはありがたかったですね。

ー 鋤崎くん自身がカルチャーショックを乗り越えているので、新しく入社する中途の方にもより分かりやすく伝えられそうですね。今後はどういったことを目標にしていますか?
鋤崎:人をワクワクさせられる人になることが目標です。先日、人をワクワクさせる前に自分がワクワクしないとダメだなということに改めて気づく機会がありました。最近は、仕事でもプライベートでもワクワクする理由を探すことを意識して、能動的な取り組みをするようにしています!



「まずはやってみよう」で経験を積める

ー 松下さんの前職は、事務職ですよね。
松下:はい。不動産売買の店舗事務職です。新卒のときは、銀行や不動産の事務職を本体から子会社まで全部受けていました。

ー 前職はどのような生活スタイルでしたか?今とは全く違いますよね。
松下:そうですね。前職では、9時半~18時が定時で、定時の鐘がなったら10分以内にあがっていました(笑)。毎日15時頃になると、やることがなくなるんです。 先輩に相談すると「考える」って言われるんですが、そんなにやることはなくて。なので、発注作業や掃除、印刷など無理やり仕事を見つけていました。今は「もう18時!?」って思ってしまうような日々なのですが、前職では「まだ16時か…」という感じで、時間の進みが本当に遅かったです。だからこそ、やりがいも感じられず、転職に至りました。

― 未経験であることはもちろんですが、かなりの環境の変化があったのではないですか。
松下:すごく大きな違いは2点あります。1点目としては、世界の広さが違いました。前職は不動産の会社なので、当然ながら家としか向き合わない日々だったのですが、アンティルでは様々な業種のクライアントさんを担当させていただいています。外食、自動車、化粧品など多岐にわたっているので、社会の動向にも気を配るようになりました。例えば、EVのニュースが耳に入って来たり、両親とニュースに関して会話をするなど、自分自身の知識が広がったなと思います。

2点目は、会社のスタンスの話です。アンティルでは、経験が浅くても「まずはやってみよう」と仕事を任せてもらえることが多くあります。前職は事務だったので、仕事を任せてもらえないことは多少仕方がないことかもしれませんが、営業職の同期を見ていても「1年目は営業させられない」「お前はまだメールもできてないし、表に出せない」というような否定的な会話を耳にしました。一方でアンティルは積極的に仕事を任せてもらえるんですよね。自分でも「大丈夫かな?」と思うことはありますが、先輩からサポートをいただき、できた経験を積むことができるので、そこがいい点だなと感じます。

― 自分で経験して学ぶという機会はたくさんありますよね。松下さんの今後の目標はなんですか?
松下:最近ようやく、与えてもらったことをタスクとして必死にやるだけではなく「このクライアントさんはどうしたいのか?」「クライアントさんのために何ができるか?」を考える余裕が出てきました。タスクをこなすのではなく、しっかりクライアントさんに向き合える人になりたいなと思っています。


ということで、弊社取締役の久井と、中途入社2名のインタビューいかがだったでしょうか?未経験者を採用する理由と、どのように活躍しているか少しでもご理解いただけていたらうれしいです。

といっても不安な方も多いはず。
もしご興味をお持ちいただいた方は、ぜひカジュアル面談でお話させていただければ幸いです。

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