株式会社アーリーリフレクション's job postings
アーリーリフレクションでは、行動指針としてカルチャーコードを公開しています。ここではカルチャーコードの4を取り上げて解説します。
Code 4. 事象の本質を捉え、双方の努力と善意でコミュニケーションを成立させる
・「形式」や「部分」ではなく、事柄の本質や全体を捉えて語ること
ある人の発言は、時空の制約を受けています。ある人の発言は限定的であり、その人が考えていることのすべてを表現してできているわけではありません。
日本語なら誰が使っても同じ意味だと思われるかもしれませんが、言葉そのものの使い方さえ人によって違うことが多々あります。
受け手は、あくまでも相手に与えられた断片的な情報から、相手がどのような世界認識をしていて、何を差し示しているのかを「解釈」していく。つまり、受け手は「事柄の本質や全体」を推測しながら、意味を想像する必要があるのです。
面倒だからと形式に逃げたり部分を短文でとらえたりせず、常に「事柄の本質や全体像」を捉えよう、という姿勢で他人とコミュニケーションをとるようにしましょう。
・コミュニケーションが成立するのは、発信者が「相手が理解できるように発信」し、受け手が「発信者を理解しようとする」ときに限る。どちらの立場であっても、まず自分が努力をすること。相手のせいにしない。
発話者であっても受け手であっても、コミュニケーションの成立には、どちらにとっても努力が必要であり、どちらが欠けても成立しません。自分の立場から、まず努力をすること。
🗣 発信者の心構え: 相手の理解や言葉の使い方に応じて、適切な粒度で発信しなければ受け手は理解できません。
相手に与えられている情報は限定的、環境やバックグラウンドも異なっている。座っている位置によってさえ、見え方は変わる。多くの人が同じように理解するような一般的な正しい表現を言い放ったとしても、本当に受け手に伝わっているかはわからない。伝わりにくい時は、全体像をまず共有し、段階的コミュニケーションで相手の理解を増やしていくと伝わりやすい。また、その対話で何を目指しているのか(目的は何か)を明確にすると良い。
情報発信の量は大事。 トラフィックが増えていけば、正しい情報や大切な情報は多く含まれるようになるが、逆はありえない。
情報発信の早さ、タイムリーさも大事。 鮮度が落ちると価値が無くなってしまうが、ただしい素早いタイミングであればその情報は大きな価値を持つことも多い。
👂 聞き手、受け手の心構え: 相手は正しいことを言おうとしているという前提に照らして解釈すること。(Principle of Charity 善意の原則)
発信者の表現が仮に稚拙であったり、一定のコミュニティに認められた表現を知らなかったとしても、発信者は、なにか正しいことを言おうとしていると考えて聞き手は相手のもっている世界を理解しようしなければコミュニケーションは成立しない。 また、発信者は、一般的でない微妙な何かを伝えようとしているのかもしれない。それは言葉がまだなかったり、表現することも理解することも難しい微妙さであるかもしれない。