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社長が気付いてしまった…「たこ一(いち)」の“おもろさ”。

みなさんはじめまして。

株式会社ヤマタの社長をしております、市原です。

Wantedly掲載スタートしましたので、どうぞよろしくお願いします。

株式会社ヤマタでは、屋号「生鮮スーパーたこ一(いち)」というスーパーを運営している会社です。

関西(大阪、兵庫)で、9店舗を展開しています。

聞いたことない!知らない!見たことない!っていう人がほとんどだと思いますが、地元では「魚を買うなら、たこ一!」と言われるほど、実は、有名なんです。

 

テレビで取り上げられたり、新聞の取材を受けたり、関西地方のメディアにも多数取り上げられた実績もあるんです。

そんな「たこ一」の社長に僕が就任したのは、2021年11月のこと。

きっかけは、当社がバローホールディングスという会社にM&Aされたのがきっかけでした。

バローホールディングスは中部エリアを中心にスーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンターなどを展開している東証プライム企業“売上8000億越え”です)


僕は、八百鮮というスーパーを創業して、同じくバローホールディングスに株式譲渡した経緯があり、八百鮮の社長と兼任して株式会社ヤマタの社長を就任したわけです。

つまり、ある日突然!2社の社長になった。(笑)

どちらの会社も、「生鮮食材」に特化した「生鮮スーパー」の運営をしている会社ということで、とても“おもろい”仕事人生を歩ませてもらっています。

 

ある日突然、社長になったことで「たこ一」というスーパーを客観的にみることができました。

だから、今回のストーリーでは、「社長が気付いてしまった…たこ一の“おもろさ”」について書いてみたいと思います。(ぜひ、最後まで読んでくださいw)

 

「たこ一」の最大の特徴は、水産部門、つまり…魚屋としての強さが際立っているということ。

社長に就任してデータ(決算書)を眺めていると、ある異常値に気付きました。…僕は驚いたのです。

 

なんと!!水産部門の売上構成比が44%もあるという事実です。


自らが創業した八百鮮というスーパーも魚に力を入れてやってきましたが、それでも、売上構成比は25%程度。

驚いた僕は、業界の平均値を調べてみました。


すると…業界平均は13%だと記載されています。


皆さんどうですか?44%という数値は異常値だと思いませんか?

社長就任当時の売上高は年間60億。その44%は水産の売上だということです。

年間26億円もの売り上げを「魚屋」があげているわけですから、業界人で驚かない人はいません。

ましてや、「魚離れ」が叫ばれる昨今の時代に、「さかなに強いスーパー」は“おもろすぎる”ではありませんか。

僕はこの異常値を発見した時点で、「この会社はもっともっともっと伸びる!」と確信しました。

 

業界のトレンドは「水産部門の縮小」です。

魚を取り扱うためには、工数がかかるんです。

うろこ取って、はらわた出して、三枚おろしにして、皮引いて、骨抜いて…ようやく商品になる商材なわけですから、想像しただけで、いかに人件費がかかるかわかりますよね?

だから…大手スーパーは軒並み水産部門の縮小が進んでいます。追い打ちをかけるように、「魚離れ」ですから、トレンドは当然のように縮小傾向なんです。

 

しかし、僕はこう思いました。「これは逆張り戦略だ!」と。

大手スーパーが軒並み縮小していく「魚」に、逆に目を付けて、圧倒的な強さを作り上げることができれば、それは「差別化戦略の柱」となり、当社はさらに強くなれると。

僕たちのような中小スーパーが大手と肩を並べて集客するためには、「特徴」が絶対に必要です。


「たこ一」には既に、その特徴が備わってたのです。


(バローホールディングスもそこに目をつけて買収したあたりが、親会社ながらさすがすぎますw)

 

この特徴にさらに磨きをかけて、「異常値」をいい意味で「強み」に変えていこう。僕の経営方針は(早くも)固まりました!(笑)

 

そこで「たこ一を、関西一強く」というビジョンを立ち上げて、「魚を買うなら、たこ一へ」というフレーズをもっと多くの人に言ってもらうことを目標にしました。

そもそも「たこ一」という屋号も“おもろい”。名前に「たこ」が入ってる時点で、「魚で勝負しよう」という創業者の思想が手に取るように理解できました。(しかもここは関西、たこ焼きの町ですよw)

こうして始まった、株式会社ヤマタでの社長生活は、最高にワクワクする船出となったのです。

社長就任から3年が経ち、既存店の改装や、新店2店舗の立ち上げ、さらには、不整備だった組織づくりへの着手を行ってきました。

その結果、社長就任当時は60億だった「たこ一」の年間売上高は、現在(2025年3月決算)91億へと成長しました。

魚だけでなく、野菜も、肉も、日配品にもさらなる力を入れてやってきたにもかかわらず、現在も水産の売上構成比は44%を維持しています。

こんな“おもろい”スーパーが、ここに埋もれています!

みなさん!「たこ一」って聞いたことない人ばかりだと思いますが、これを機に、気にしてみてください。

知れば知るほど、行ってみたくなりますよ!働きたくなりますよ!


次回は、「たこ一の異常値は水産だけじゃない!」というテーマで、さらに書いてみたいと思います。


乞うご期待やで!!異常値はまだまだあるねんで!!

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