Wewillで学生インターンをしている西巻です。
昨年からのコロナウイルスの影響もあり、リモートワークは新しいワークスタイルとして一気に浸透しました。
場所にとらわれずに働けるという前向きな意見がある一方で、社員との信頼関係の構築が難しくなったという意見もあります。
そのような中、株式会社Wewill(以下、Wewill)では、独自の社内SNSの活用によって、完全リモートワーク制でも社内の繋がりを保っています。本日は、その活用の方法や信頼関係構築のポイントを、Wewillの経営をされているお二人に直撃してきました!
【インタビュイー(インタビューを受けてくれたメンバー)】
Wewill代表取締役社長 杉浦直樹さん
Wewillマネージャー 黒野浩大さん
西巻:それでは、杉浦さん、黒野さん宜しくお願い致します。
杉浦・黒野:宜しくお願い致します。
▲SNSツール 「BAND」
西巻:早速ですが、Wewillでは、社内SNS/チャットツールとして、BandとChatworkを用いてリモートワークされているそうですね!導入のきっかけは何だったのですか?
黒野:はい。実はChatworkの方は、リモートワーク以前から使っていました。こちらでは、各自の業務の共有や、業務の担当決めといったところをメインにして使っています。Bandの方は、時期的にはリモートワークに移行した時に導入しましたね。
西巻:そうなんですね!導入に際しての課題はありましたか?
黒野:そうですね…導入自体は比較的にスムーズに出来たんじゃないかと思います。
というのも、Wewillではもともと従業員が独立して自走するスタイルの働き方なんですね。ですから、Bandは基本的には社員同士のコミュニケーションを補完するようなイメージで導入されました。
Bandでは、業務以外のプライベートな内容の投稿も気軽に出来るので、社員同士の近況報告や、ちょっとした共有などをしてコミュニケーションを取っています。先日も、産休を取られた方が、「赤ちゃん生まれました!!」という投稿をされていてとてもほっこりしましたね(笑)
▲黒野浩大さん
西巻:とても素敵ですね!実際に導入されてみて1年ほど経つと思いますが、どういった変化がありましたか?
杉浦:そうですね。社内の透明性はかなり向上したんじゃないかと思います。実はWewillでは、普段のzoom会議の録画や提案資料などを投稿するなどして、社内の情報をあえて「駄々洩れ」にしてるんですね。社内のあらゆるプロセスを筒抜けにするんです。それによって、リモートワークになっても社内の情報や重要な決定が伝わりやすくなっています。
つまり、決定事項の共有で済ますのではなく、議論そのものを見せることによってリモートでも“肌感”が分かるんですね。
そして、経営者である私の頭の中をほぼ筒抜けにするという状態は、「秘密の共有」という意味で、明確な設計意図を持って行っています。
西巻:「秘密の共有」ですか?
杉浦:はい。会社さんにもよるかと思いますが、経営層の考えって、基本的にはパートさんとかまでに話さないことも多いじゃないですか。ですが私は、そういう情報って特に隠すことじゃないと思ってるんです。一見秘密っぽいことをあえてオープンにすることは、社内の透明性も高まりますし、社員一人一人に「会社創りの共犯者」になってもらうことを期待してやっています(笑) 経営側に参戦してもらうことで、「一緒に会社を創っている」という意識を持っていただきたいんです。
西巻:素晴らしいですね!リモートワークでは、会社に対する当事者意識を醸成するのは難しいような気もしてしまいますが、情報をあえてオープンにすることでそれを可能にされているのですね。
杉浦:経営者としてはそうなることを願って行っています(笑)
…(黒野さんに向かって)実際の所どうですか?(笑)
黒野:そうですね(笑)。確かに会社への帰属意識は高まったんじゃないかと思います。先日も、自主的にドキュメントを作成して共有してくれる方がいたりと、主体的に会社のために動いてくれる社員も出てきました。当事者意識がきちんと醸成された結果なんじゃないかなと思います。
また、社内のすべての情報は、各々で自由で確認できるようになっているので、「そんなの聞いてないよ!」となることは減りましたね。リモートワーク以前と比べてみても、むしろ減ったんじゃないかと思います。
杉浦:そうですね!それは確かにすごく減りましたよね。
さらに良い点として、メリハリもつきました。普段の会議が駄々洩れで自由に確認できる分、わざわざ集まって開く会議というのに大きな意味を持たせることが出来ます。重要な会議に緊張感を持って臨めています。
▲杉浦直樹さん
西巻:つまり、情報を「駄々洩れ」にすることによって、①会社の方針がブレずに浸透して、社員の足並みを揃えることが出来るという効果や、②会社への帰属意識や当事者意識を生み出すことが出来るという効果、さらには③会議や重要なミーティングにメリハリがつくという効果があったという事ですね。
杉浦:まさに仰る通りです。リモートワークって、もともと作業が決まってれば1人で出来てしまうんですよ。だから導入自体は割とスムーズにいくことも多いんですね。でも、仕事って3か月ごとで変わっていくので、リモートワークの中で新しい仕事が生まれるかっていうのは結構課題だったりするんです。
つまり、オンラインでは「皆で揺らぐ」っていうのが難しい。普段は皆で揺らぎながら新しい事業が作られていくので、この“揺らぐ”をリモートワークでどう担保するかというのが企業さんの課題としてあるんじゃないかなと思います。
その点に関して、当社ではリモートワークに移行して1年経ちますが、変わらず新しい事業や仕事が生まれているので、この「皆で揺らぐ」というが比較的出来ているんじゃないかなと思っています。これも、Bandを導入して社内情報や決定を駄々洩れにすることによって可能となっていると思っています。
西巻:皆で揺らぐ、深いですね…!今後の社会ではリモートワークは働き方の主流になってくると思いますが、Wewillでは今後どのようなコミュニケーション設計を行っていく予定ですか?
杉浦:そうですね。今後はさらに気軽に“揺らぐ”を行えることを目指したいと思います。これについて興味があるのが、最近話題の「Clubhouse」です。Clubhouseって、クローズドルームっていって簡単に誰でも会話に参加できるような機能がありますよね。これが使えるんじゃないかと思って(笑)
会社のオフィスって、日常的に色んな会話が飛び交ったり、電話してる人の声が聞こえたり、色んな情報が飛び交ってるんですよ。人間の脳って、なんとなくでも知らないうちにそういった情報を処理してるんですけど、これが結構重要で、それが“揺らぐ”に繋がっていくんです。
Clubhouseなら、仕事をしながらふらっと会話に入ることで、さらにライトに他の社員と繋がれますよね。社内で、限定的にかつオープンにコミュニケーションを図ることが出来てしまう。これって、大変な可能性だと思うんです。
こういう感じて、どうリモートで設計しようかなって一人でニヤニヤしながら考えています(笑)
西巻:ニヤニヤ(笑) とても素敵ですね!どんなコミュニケーション設計になるのかとても楽しみです!!
杉浦:具体的には「oVice」というバーチャルオフィスサービスの導入を検討しています。 現実空間をオンラインで完全再現できるサービスになっており、これによりオンラインとオフラインの境目をなくしていけたら良いなと思っています!
西巻:そんなサービスがあるんですね、知らなかったです!働き方の柔軟性を高めつつも、さまざまサービスを活用して社員さん同士の繋がりを深められると、より素敵な職場づくりができそうですね!
それでは、杉浦さん、黒野さん、本日は貴重なお話を頂きありがとうございました!
杉浦・黒野:ありがとうございました。
現在、一緒に働く仲間を募集しています!
Wewillでは「We will trust.We will change.We will innovate.」といったそれぞれが思い描く「We will」を胸に、「バックオフィスをハックする」というミッションを掲げ、SaaSサービスを活用して中小企業のバックオフィスのデジタル化を支援しています。
私たちはメンバーが仕事を通じて自らの人生を設計できるよう、自律的に仕事を進められる環境づくりに努めています。この記事を読んで少しでも共感くださった皆様、是非Wewillで一緒に働きませんか?
あなたからのご応募をお待ちしております!
▼当社の求人詳細はコチラから