当社のコンサルタントとして、圧倒的な推進力を武器に数々の現場を乗り越えてきた黒野さん。実はバックオフィス経験、知識は0の状態で当社に飛び込む決意をしたそうです。
過去のインタビューでも、これまでのご経歴を語っていただいています。
※過去インタビューはこちら
本インタビューでは、より当時の「気持ち」に着目し、どういう「想い」でこれまで突き進んできたのかを詳細に語っていただきました。
プロフィール|金融業界での営業職を経て、2020年に業務改善コンサルタントとしてWewillへ入社。現在はCOO兼カスタマーサクセス部部長を務め、「SYNUPS(シナプス)」の市場拡大に関する戦略立案や実務支援に従事している。
趣味は90年代の洋楽ロック音楽を聴くこと、ギターを弾くこと。
邦楽ロック音楽も好きで「デーモン小暮閣下率いる聖飢魔Ⅱを聞き続けていて、音楽もビジュアルも好きです。」とのこと。
■ これまでのキャリアを振り返って
――最初は地元の信用金庫で営業をされていたんですよね。
はい。個人・法人のお客さまを回り、預金や積立をご提案する、いわゆる“お願い営業”をしていました。関係性を大切にする仕事で、今振り返るとこの時期に営業の基礎体力が鍛えられたと思っています。成績はパッとしませんでしたね(笑)
ただ「安定していていいね」と言われる一方で、自分の中にはずっと“違和感”がありました。このままの延長線に、自分の将来が描けるのか。そんなモヤモヤが消えませんでした。
その中で手にした本が、『君に友達はいらない』(著者:瀧本 哲史)『嫌われる勇気』(著者:岸見一郎・古賀史健)でした。
「コモディティ化(均質化)」という言葉を知り、「他の人と同じ」ではこの先、生き残っていけないという危機感を覚えました。
また同時期に雑誌でFintech特集の記事を目にし、金融業界で革命が起こっていくことを知りました。
業界全体が大きく変わりゆく中、このままで良いのだろうか。
「自分で動かないと生き残れない」 強くそう感じ、転職を決意しました。
決意してからは早かったですね。よりレベルが高く、スケールの大きな営業の仕事を求め、大手生命保険会社の代理店営業職に転職することとなりました。
■ 生命保険会社で得た学び
――次は生命保険会社の代理店営業へ転職されたんですね。
はい。法人向けに、代理店の方々と一緒に提案を進める仕事でした。書類作業が多い業界なのですが、割と得意な方でして。また前職で培った関係構築力のおかげで、大きな苦労なく成果を出すことができました。
ここでの大きな収穫は、”尊敬する上司”との出会いです。立場が上がっても学び続ける姿勢に強く刺激を受けました。
しかし同時に、“成長の天井”のようなものを感じ始めたのも事実です。
そんな時、飛び込み営業で訪れた先がWewillのオフィスで、代表の杉浦さんと出会いました。
そこから誘われて参加した「スタートアップ・ウィークエンド」が、価値観を大きく塗り替えました。
■ スタートアップとの出会いで気付いた“足りなさ”と“楽しさ”
3日間の起業体験イベントで、自分は新しいことを考える力がまだまだ足りないという現実を突きつけられました。
他の参加者にできて、自分にはできない──その差分に大きな焦りを感じたんです。
一方で、そこで出会ったスタートアップ経営者たちがとても魅力的でした。
自由で、挑戦的で、個性を持って働く姿が純粋に「いいな」と思えました。
――ひとと同じが嫌だ。自分のスタイルを貫きたい。まさにロックな所に憧れたのでしょうか?
そうかもしれませんね。昔から僕はロックミュージックが大好きなので、共感するところが多かったのでしょう。
そんな自分スタイルを貫いている経営者を支える仕事に興味を持ったことがWewillにジョインした決め手です。
――バックオフィス領域は未経験だったと思います。不安はありませんでしたか?
前提知識はほぼゼロでしたね。入社後はBPO業務とアカウントマネジメントを兼務し、迷惑もかけながら覚えていった感じです。
それでも不思議と“何とかなる”という感覚があったんです。最大限の努力をしつくしてやり切ったという自負と、お客様に対して「役に立ちたい」という強い気持ちがあったからかもしれません。
そして何より、支えてくれたお客様の存在が大きかった。「この人たちに成長で返したい」という思いが原動力になりました。
――具体的には、どのようにキャッチアップしていったのでしょう?
とにかく事前準備を徹底しました。コンサルタントにとって、ミーティングは勝負の場。準備が甘いと、お客さまの満足度に直結してしまいます。
「1回のMTGで仕留める」
そのために、何を聞かれても答えられるよう徹底して準備をしていました。
Wewillでは、CEO・CFOをはじめ経営層と直接議論する機会が多いため、毎回鋭い質問が飛び交い、時にはヒリヒリすることも。成長せざるを得ない環境が整っているなと感じます。
今でもよく書店に行って、少しでも気になるテーマがあれば書籍を買って情報収集しています。数ページ読んで積読状態になってしまうことも多いのですが、それはそれで良いと考えています。
毎月5冊以上は買っていると思います。特に山口周さんや尾原和啓さん関連の新刊が出るとほぼ買っています。
■ 学び続ける力の源泉は?
――新しい領域を学び続ける原動力は何でしょうか?
「お客様の役に立ちたい」という思いが、すべての源泉です。
働き方も、自分のパフォーマンスが最大化される形に整えています。
自分で自分の時間を決められるのは、当社ならではかもしれませんね。
周囲へ最大限価値提供をするため、アウトプットの質を落とさないために睡眠もしっかり取り確保しています。
■ 営業経験が、今のコンサルティングにどう活きているか
――営業時代の経験は、今の仕事に影響していますか?
とても影響しています。特に、
・関係構築力
・課題を見極めるヒアリング力
・期待に応えるための準備量
これはまさに営業の延長線上にある力です。コンサルティングの現場でも、そのまま価値につながっています。
特に、入社初期から関わってくださっている企業は、自分の成長を見守っていただいた存在で、強く感謝しています。
■ 読者へのメッセージ
「Wewillは、自分の人生を“自分で回したい人”にフィットする場所です。」
ここでは、言われたことをこなすのではなく、自分の得意分野を活かして価値をつくりにいくことが求められます。いわば、自己表現のフィールドのような環境です。
営業経験を活かして、もっと顧客に深く入り込んで価値提供をしたい人。
自分のスタイルでこれからのキャリアを切り拓きたいと考えている人。
「人と同じで良いのかな…」と漠然と危機感を持っている人
もしこれらに当てはまるのであれば、Wewillでの挑戦は必ず大きな意味を持つはずです。
迷っているなら、まず一歩踏み出してみてください。
その先に、新しいキャリアは必ず広がっています。