皆さんこんばんわ。代表の熊野でございます。
ウォンテッドリーの社長ブログですが、採用面接以外にも結構取引先の方も読んで頂けてるようでして、この媒体SEOが強いのですね。
会社名で検索かけると、1ページ目には出てきてくれるので、HP見た後に割と読んでもらえるケースが多いです。
SNSの運用やブログなどのメディアをやっている方ならわかると思いますが、こういうのって反応がないと飽きるんですね。弊社の募集にはマーケターやライターの方も多いので分かるはず(笑)
「これ、やってる意味あるのかな?」「誰も見てないのに時間使って書いてるのって無駄じゃね?」
って感じで迷走して、結局効果が出る前に辞めてしまうっていうのが関の山です。
逆に言うと、その【認知のキャズム】を超えることが出来れば、楽しくなってくるし成果も出るしでイージーモード突入なのですが、そうもうまくいかないものです。
↑ざっくりこんな感じ。詳しくは「イノベーター理論」で検索してください。
で、何が言いたいかっていうと、取引先の方に社長のブログ読みましたって言われたのが嬉しかったので、記事を書きますっていう話です。別に僕の記事がキャズムを超えたとはかそういう話ではないです。
数学の公式を覚える必要ってホントにある?
私は高校生で建築系の学校に進み、そこで建築構造やら力学やら測量やら、まぁ色々な数字に触れて来ました。
工業高校っていう所は資格を取ったものが偉いみたいな風潮がありまして、実際就職するためにその学校に来ているわけですから、みんな資格とかは積極的に取るんですね。
んで、資格取ってると「あいつ、あの資格持ってるらしいぜ!」ってなるので、私もなんとなく持ってると凄そうな「危険物取扱者資格」というものを取りました。
俗にいう「乙四」ってやつです。これを持ってるとガソリンスタンドで時給が50円とか上がります(笑)
なぜかそのあと、乙の上には甲がある!ということで、「危険物取扱者甲種」っていう資格まで取得しました。これを持っていると、化学工場の責任者になれます。
なんでこんな話をしたかというと、そいうった試験や学校で習った数学などの授業で、「これ、大人になってどこで使うねん!?」っていう公式が沢山あったと思います。
で、実際に大人にってそういった数式を使ったよ!って人、どこにおんねん!?て話なんですよ。
工業高校の資格試験は電卓使用OK!?
私の通っていた建築学科では「測量」と呼ばれる、まぁ地図を作るには色々測る必要あるよね?みたいな概念の分野があるのですが、ここのテストでは電卓持ち込みOK(というか無いと絶対解けない)でした。
なんでかっていうと、「計算をすること」よりも「正しい答えを導き出すこと」が重要視されていたからです。
なんか、いきなり本質をついてしまった気もしますが、記事はまだ書きます。
要はこういう事です。
計算は電卓をたたけば出来る。
でも、その数値が正しい物か、検討違いなものか、判断は出来なければならない。
という事です。
例えば新人の料理人に
「パスタを1人前2000g茹でて作ってください!」
といったとして、1人前2000gをはかりで測って茹でることは出来ます。
でも、パスタ茹でた事ある人ならわかると思いますが、1人前で2000gは食べすぎです。
完全にオーダーした人はギャル曽根かジャイアント白田です。
でも、公式しか知らない人、道具の使い方しか知らない人っていうのは、こういう事を平気でやってしまうんです。
要は、全体像が分かってないんですね。「パスタ一人で2Kg食べるの!?」って聞くじゃん普通。
chatGPTに不十分な情報で絵を描かせるとこうなる
はい、ここで問題です。
こちらの絵は何を表した絵でしょうか?
正解は、私が冒頭に乗せた「イノベーター理論」をchatGPTに書かせた絵です。
そもそも、イノベーター理論って何なんだよ!って思ったそこのあなた、
そう!まさにそれなのです。
イノベーター理論を理解して、私が書いた上のこちらの図
そして、イノベーター理論というものが何かを不完全な状態で絵を描けと言われたchatGPTの描いたこちらの絵。
どちらがより「イノベーター理論」に近いでしょうか?という問いがあれば、これの勝者は私の下手な絵になります。
不思議ですねぇ。画力は明らかにchatGPTの方があるのに(デザイン会社に社長の画力には触れないでください)
AIが発達した現代を生きる人に求められる力とは?
全体像が見えていない人には、そもそも判断が出来ないよねって話です。
スキルっていうのは個人的に手を動かすことだけじゃなくて、場を回す力という意味での使われ方を今後はすると思っていて、
技術が発達して専門性が高まって、世の中の物事がどんどん細分化していった中で、
結局それらをまとめて一つにする力が僕はスキルなんじゃないかなって思っています。
結局AIが作ってきたデザインや文字起こしされた原稿を読んだときに、それが正しいものなのか、間違ったものなのかを判断することが出来なかったら、いくら作業時間が短縮されたとしても、クライアント側からの信頼は得られないわけでしょう。
動画編集者の仕事っていうのは、「発注者の目的を達成させる事」になるので(そもそも動画自体が手段なのであるが)テロップを入れることが仕事ではないんですね。
と、いう事が今回の記事の本筋です。
スキル(技術)っていうのは、結局は何かを達成する為の手段(ツール)になるので、それをどう使って、目的を達成していくのか?という部分にフォーカスしていける人が、現代をというかこれからの時代で活躍していくんじゃないでしょうか!?